ショパン:12の練習曲 作品25

This video is a performance of "The Études" by Frédéric Chopin, Op. 25. The Études are a set of 12 studies for the piano, written in 1837. The first 10 are in E-flat major, and the last two are in G-flat major.
If you're a pianist or someone who loves classical music, be sure to check out this video! It's a performance of one of Chopin's most famous pieces, and it's guaranteed to inspire you!

00:00 1. Etude in A♭ major 'Aeolian Harp'
02:24 2. Etude in F minor
03:54 3. Etude in F major
05:52 4. Etude in A minor
07:40 5. Etude in E minor
10:48 6. Etude in G♯ minor
12:55 7. Etude in C♯ minor
17:21 8. Etude in D♭ major
18:30 9. Etude in G♭ major 'Butterfly'
19:35 10. Etude in B minor
23:19 11. Etude in A minor "Winter Wind"
27:00 12. Etude in C minor 'Ocean'

演奏者 Martha Goldstein (Piano)
公開者情報 Pandora Records/Al Goldstein Archive
著作権 EFF Open Audio License
備考 Notes about the recording and the piano used

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フレデリック・ショパン作曲の練習曲は、ピアノのための練習曲の中で最も有名なものの一つであり、全部で27曲存在する。練習曲ではあるが、音楽的にも完成された作品であり、演奏会でも取り上げられることが多い。愛称がついている作品も多いが、愛称はどれもショパン自身によるものではない。

概要
全部で3つの曲集からなる。

12の練習曲 作品10
12の練習曲 作品25
3つの新しい練習曲
有名な曲としては、「12の練習曲 作品10」の第3番 ホ長調『別れの曲』、第5番 変ト長調『黒鍵』、第12番 ハ短調『革命』、「12の練習曲 作品25」の第1番 変イ長調『エオリアン・ハープ』、第9番 変ト長調『蝶々』、第11番 イ短調『木枯らし』、第12番 ハ短調『大洋』などが挙げられる。

12の練習曲 作品25
作曲年代:1832年~1836年
出版:1837年

第1番 変イ長調 『エオリアン・ハープ』

両手とも流れる分散和音だが、ポジションの移動は小さい。音の列の中から何重もの旋律を浮かび上がらせる練習。『エオリアン・ハープ(Aeolian Harp)』と名付けたのはシューマンと言われ、他にも海外では『牧童(The Shepherd Boy)』の愛称で呼ばれることもある。

楽曲全体を通じて奏でられる分散和音の音色が、自然に吹く風によって音を出す弦楽器の一種であるエオリアン・ハープ(Aeolian Harp)を連想させることから、「エオリアン・ハープ」と名付けたのはシューマンと言われており、また彼は「この曲はエチュードというよりは詩である。」と言ったとされる。ショパンはこの曲に関して、門弟に「牧童が、近づいてくる暴風雨を避けて洞窟に避難している。遠くで風や雨が吹きずさんでいるが、牧童は静かに笛を取って美しい旋律を吹いている。そういうところを思い浮かべてみなさい。」と言ったことから、「牧童の笛」ないし「牧童」と呼ばれることがある。

Allegro sostenuto、4/4拍子、三部形式

第2番 ヘ短調

アクセントが両手で交錯することで生じる浮揚感。右手の弱音での細かい動き。右手で2拍子、左手で3拍子を意識しなくてはいけないのが難しい。曲集中では技術的には容易なほうに属するが、右手の運指は密集した打鍵をするので別の困難さがある。後にヨハネス・ブラームスが6度の和声をつけて改作している。英語圏では『慰め』や『癒し』を意味する "Balm" の愛称で呼ばれることもある。また、くるくると飛び回るような印象から『蜜蜂(bees)』と呼ばれることもある。

第3番 ヘ長調

内声部のトリルをできるだけ速く、軽く弾かなければいけない。増4度(減5度)の転調を2度繰り返して元調に戻るというユニークな手法がとられている。英語圏では『車輪(Cartwheel)』や『騎手(The horseman)』の愛称で呼ばれることもある。

第4番 イ短調

両手スタッカートの練習。左手の跳躍を正確に弾きこなすのも困難な課題の一つ。右手で謎めいた旋律が時にスタッカートで、時にレガートで演奏される。しかし、右手は左手のスタッカート伴奏も一部受け持っているのであり、両者を一度に右手でこなすのも困難である。なお、この曲のフランス初版のメトロノーム指定は「4分音符=120」であるが、ドイツ初版では「4分音符=160」と、指定の食い違いが見られる(これはフランス初版の誤りであるともいう。) 。

また、英語圏では『パガニーニ(Paganini)』の愛称で呼ばれることがある。

第5番 ホ短調

鋭い音価の付点リズムの和音と、その短い音の部分が長くなったリズムの差を弾き分ける。中間部は右手でその継続で充分なめらかになり重音付の分散和音を奏し続ける中で左手はバス[要曖昧さ回避]を弾き、両手で適宜美しい旋律を弾く指を渡し合う。冒頭の指示標語から『スケルツォ風(Scherzando)』とも呼ばれる。また、英語圏では『外した音』や『まちがった打鍵』を意味する "Wrong Note" の愛称で呼ばれることがある。

第6番 嬰ト短調

右手の半音階3度重音の急速な連続。左手は幅広い分散和音の伴奏と低音旋律。初めは旋律的な美しさがひっそりと秘められているが、途中からそれは中音部において表に出て来て、聞く者の哀愁を誘う。ピアノ曲の中でも最高の難曲の1つである。

凍った地面の上を走るトロイカの鈴の音にも例えられ、英語圏では『3度(Thirds)』あるいは『3度重音(Double Third)』の愛称で呼ばれることもある。

第7番 嬰ハ短調『恋の二重唱』

海外では『チェロ(Cello)』の愛称で呼ばれることがある。ピアニストのアルフレッド・コルトーは「右手の悲しげな、憂いに満ちた旋律が左手の陰気な不平に答えている」と評し、ハンス・フォン・ビューローは「フルートとチェロの二重奏」と表現している[6]。

第8番 変ニ長調

三部形式。右手は終始6度重音の連続。左手は6度を中心に様々な間隔の重音と、離れたバスを組み合わせての伴奏。英語圏では『6度(Sixths)』と呼ばれることがある。

ハンス・フォン・ビューローは、この曲は第6番と並んでピアニストに必須の曲であるとし、指の柔軟のため、また演奏会の前の準備として、6回通して弾くことを勧めている。[8]

第9番 変ト長調『蝶々』

一般に『蝶々(Butterfly)』の愛称で親しまれており、練習曲集で最も短い曲の一つ。聞いた印象はかわいらしいが、特に右手による3度重音とオクターヴの軽やかな連鎖を弾きこなすのは大変な修練を要する。

第10番 ロ短調

両手のオクターヴで強打する主部と、右手のオクターヴの美しい旋律プラス左手は様々な度数の重音による伴奏という中間部の対比が劇的である。そのためにこの曲は『オクターヴ(Octave)』の愛称で呼ばれることがある。

第11番 イ短調『木枯らし』

『木枯らし(Winter Wind)』の愛称で親しまれている作品であり、右手の急速な分散和音は、和音構成音と半音下降を巧みに組み合わせてあり、聞く者に異様な印象を与えることに成功している。4小節のレントの前奏のあと、アレグロ・コン・ブリオとなり4小節にまたがる16分音符の6連符による分散和音が続く。途中、左手にも分散和音やアルペッジョが登場する。

練習曲作品25第11番(通し番号:第23番)別名『木枯らし』(こがらし)は、1836年にフレデリック・ショパンによって作曲されたピアノ独奏曲。1837年に初めて「練習曲集作品25」のうちの一曲としてフランス、ドイツ、イギリスで発刊された。フランス版では拍子記号において四分の四拍子001.png(4/4拍子)で表されているが、原稿とドイツ版では共に二分の二拍子001.png(2/2拍子)で表されている。なおメロディーを特徴付ける最初の4小節は、発表前に友人であるチャールズ・A.ホフマンの助言で付け加えられた。

概要
この曲はピアニストにとって不可欠の技能である、持久力、器用さ、技巧を鍛える練習曲である。曲の最初はゆっくりとした主旋律のイントロダクションで始まり、その後の第一主題は荒々しく流れ落ちる16分音符の6連符と左手の跳躍で構成される。第二主題はそのままハ長調に移行して落ち着き、まもなく第一主題を反復する。フォルティッシモのコーダで終幕へ向かい、最後に主題の提示で終わる。

第12番 ハ短調『大洋』

両手アルペジョがうねるように延々と続く中に、美しいコラール風旋律が、あたかも水中に垣間見えるかのように聞こえる。
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