【祝】宇治原さんQさま優勝🏆
宇治原さんがQさまで優勝しました!
パチパチパチパチ👏👏👏👏
そうお祝いするほど久しぶりである。
良かった。
良かった宇治原さん。
そう。
やっとこの嬉しい報告をみなさんと共有できる。
そう。収録である。
実はQさまで宇治原さんが優勝したのは、少しまえのことである。
ワタクシはすでに知っていたのだ。
ただテレビである。
宇治原さんがクイズ番組で優勝したことをどこにも言うことはできない。
漏洩することになる。
樋口さんにむちゃくちゃ怒られる。
誰にも言えない日々が続いた。
そう。
宇治原さんの久しぶりのQさま優勝。
知ったのは忘れもしない雨が降りしきる日だった。
夜中である。
夜中の3時くらいだっただろうか。
玄関のチャイムが鳴った。
こんな時間にチャイムが鳴ることなどない。
何か事件だろうか?
マンションの入り口のモニター画面を家の中から確認した。
誰だろうか。
ずぶ濡れの中年のおじさんであることを認識できた。
横白髪が濡れている。
本人はずぶ濡れで震えている。
ただ顔は笑っている。
【怖】
そのアンバランスさにこちらも恐怖で震え上がりそうになった。
ただよくよく見てみると見覚えのある顔である。
僕はおそるおそる尋ねた。
『どちらさまでしょうか?』
宇治原さんらしき人物が口を開く。
『菅さん?
菅さん!
優勝したよ!
Qさま!優勝したよ!
カズレーザーに勝ったよ!
やっと勝ったよ!』
やはり宇治原さんのようだ。
ただ深夜の3時である。
確か収録は東京であったはずだ。
こちらは大阪である。
ほんとに宇治原さんなんだろうか?
僕は恐る恐るもう一度聞いた。
『どちらさまでしょうか?』
宇治原さんらしき人物が口を開く。
『菅さんに1番に報告したくて、東京から歩いて帰ってきたよ。』
モニターを確認する。
靴はもうぼろぼろである。
片一方の靴は履いてはいない状態。
僕は思った。
【怖】
もう一点思った。
【クイズ番組に対する考え方に温度差があるな】
すると宇治原さんの後ろからずぶ濡れの女性と子どもが現れた。
どこかしら見たことがあるシルエットである。
女性の方が口を開く。
『菅さん。
宇治原の妻です。
おかげさまで主人がクイズ番組で優勝することができました。
ひとえに菅さんのおかげです。
ありがとうございました!』
ずぶ濡れの子どもが口を開く。
『パパが優勝したよー。
ありがとう!
菅ちゃんのおかげだよ』
・・・
僕は言った。
『人違いです』
そうしてモニターを消して眠りについた。
という夢をみた。
実際には収録の次の日に『優勝したよ』と普通に言われました。
宇治原さん。
Qさま優勝おめでとうございます。
サポートありがとうございます😭😭😭