宿曜占星術にみる夫婦星~この日がくると考える事

宿曜占星術にみる夫婦星~この日がくると考える事

※これはアメブロに2020年4月21日に投稿した記事です。

1 この日がくると考える事

 2018年以降、この日がくると、私はパートナーシップとは何か、夫婦とは何かと考えます。西洋・東洋問わず占術を勉強している身からして、こういった人と人との関係や縁は考えさせられる事ばかりです。

2 宿曜占星術

 

 宿曜占星術という占い方法があります。月の周期を27の宿と宿道十二宮に分けます。宿道十二宮は西洋の黄道十二宮に似ています。
 月の状態によって運勢(先天運と日の吉凶、相性など)をみるものです。生まれ時間が不明でも占う事ができます。


 本も出ていますが、無料サイトもあります。竹本光晴先生(https://www.kosei-do.jp/details/index.html)や八雲院さん(https://yakumoin.net/)のサイトが有名です。


 知恵の文殊で知られる文殊菩薩が28個の宿を作ったと言われていますが、今は不吉だとされる牛宿をのぞいた27宿で占います。

(宿)
 昴宿、畢宿、觜宿、参宿、井宿、鬼宿、柳宿、星宿、張宿、翼宿、軫宿、角宿、亢宿、氐宿、 房宿、心宿、尾宿、箕宿、斗宿、女宿、虚宿、危宿、室宿、壁宿、奎宿、婁宿、胃宿

 相性を見る場合は三九の秘法と言って宿というカテゴリー同士の距離を遠距離・中距離・近距離とし、「命・業・胎」、「栄・衰・安・危・成・壊・友・親」という11個のカテゴリーで宿同士の関係を見ます。

3 夫婦星

 例えば觜宿と危宿という宿同士の場合は、距離は中、関係は觜宿→危宿が栄親となります。「栄」は相手を栄えさせる・面倒をみる・気にかけるという意味で、「親」は親しむ・親のように慕うと解釈します。
 この2つの宿の相性は「栄親中距離」と言って、俗に夫婦星と言われるもので、素直な解釈では程よい距離間で安定的に仲良くできるとされています。

4 実例~裕也さんと希林さん


 私がパートナーシップ論で常々あげている内田裕也さんと樹木希林さんがこの関係です。裕也さんが危宿で希林さんが觜宿です。
 一言でいうと、希林さんが裕也さんをフォローして、裕也さんが希林さんにフォローされるという事ですが、フォローする側は相手をフォローする事で栄えると言われています。実はそれでバランスをとっているという関係なのですね。
  
 夫婦には色々とあるのでしょうが、裕也さんが離婚を考えても希林さんは離婚をしなかったというのが、何となく2人の先天的な相性をみるとわかる気がするのです。

おひらき 身近な例
 
 私のよく知る男女でも男性が觜宿で女性が危宿という組み合わせがいます。一見、男性側が女性側をフォローばかりしているように思えますが、女性側も男性側をさりげなく助けている事が行動からわかります。よく観察していると持ちつ持たれつなのかなと思います。本人たちは自覚があるのかわかりませんが、法律婚をしておらず、付き合っていると公言していないものの、ほっておくと2人の世界に入っています。彼らには、物を言わずともわかるという2人しか理解できない世界観があるように見えます。

 余談ですが、この2人は以前にも例示したように、ホロスコープですと太陽と月がダブルコンジャクション(他にもいくつか特記すべき点があります)であり、算命学では男性の右手にあたる星(配偶者・パートナー)が女性の胸(中央)にあたる星になるので、縁が強いと言えば強いのだと言えます。結構、共通項が多く、この2人の事を見た2人の先生(インド占星術&西洋占星術、紫微斗数)は、ソウルメイトのようだと言っていました。うち、インド占星術&西洋占星術の先生は自動筆記リーディングができて霊能者でもあるので、「ヨーロッパ人の男性同士で一緒のグループで活動していた前世がある」とも言っていました。サンプルとしては最強の2人のようです。

 いずれにしても人と人との関係は、はかりしれないものがあるようです。

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