「やっぱりね」と言いたくなることー事例から縦横無尽に先天運を観察する事

 アメブロの2019年10月22日にあげた記事と重複します。

https://ameblo.jp/rozaroza-s/entry-12536590253.html

 タイトルに書いてしまいましたが、あらゆる方々(主に研究者)を見ていますと、全ては占術で解決できないけれど「やっぱりね」と言いたくなることが多いです。それだけ先天運的なものがストレートに出てしまっているということかもしれません。個人名は控えますが、4名の女性について、複数の占術で指摘されていたことをまとめてみました。

 引っかかったところだけ断片的で、しかもあくまで現実からみえる傾向を逆に占術という視点から考えてみただけです。ああ、こういうところがここにあらわれているのだなというメモです。

・Aさま 

(1)自分が生まれ育った環境と異なるところ(自分の出自よりもかなり上)に嫁ぐ→四柱推命の「凡夫入城」の命、家系とは別の流れで生きる戌亥天中殺です。

(2)自分で新たなる規則を作る=強固な自分ルールがある→四柱推命・算命学の戌亥天中殺

※この項目については、知人女性を見ているとわかります。彼女は戌亥天中殺で、一人娘ですが家系との縁が薄く、強固な自分ルールをもっています。

(3)信仰心が篤い、また宗教教育が根底にある育ち方をする→四柱推命・算命学の戌亥天中殺

・Bさま 

(1)本来は母親・母方の影響が強く、母が嫁いでいても母方の親族と同居をしていたりする。→ホロスコープの太陽の位置(4ハウスを母方ととる説の場合)があらわしていると思います。

※そもそも長女という段階で母方が強いとも言えます。

(2)子どもは女の子が生まれやすい。→四柱推命・算命学の午未天中殺

※この項目については、配偶者の命にもよると思います。本人が午未天中殺であり、配偶者が2代目運の寅卯天中殺である場合、複数の男の子に恵まれた事例があります(←イギリスの某夫妻、しかも女性の方は、子供運があまりよろしくないとの説がある多印星を持っているらしいです。不妊治療をしていた事から辻褄があっているのですが)

※ここは補足します。しかし、イギリスの某夫妻の長男は午未天中殺を持って出てきましたので、やはり女児相続も可能にしておいてよかったです。そして、もっと言うと母親にとって第二子の長女は特別な存在となります。なぜならば、この子は母の天中殺の年に生まれ、母と同性だからです。このような子(天中子)は常に社会のためにという事念頭に置いて育児をし、成人したら親元に抱え込まない方が良い方向にいきます。

(3)海外などいろいろな場所に行くのが好き、海外に関わる仕事

→算命学の龍高星が中心星、ホロスコープでの太陽星座が射手座

(4)自分の予想と異なることがあるとダメージを受けやすい反面で、色々な事がスムーズにいきやすく高い地位へいく

→ホロスコープの逆行天体がゼロ。四柱推命では印・官・財を3つ合わせもった例。

※全体的な感想として、この(4)の項目が結構効いているのではないかと思っています。

※逆行天体の数について

 私の知人を見てもそのとおりですが、昔、辛口オネエ様が指摘なさっていたとおり、逆行天体の数は結構影響すると思います。ゼロ・1は「自分の予想と異なることがあるとダメージを受けやすい反面で、色々な事がスムーズにいきやすく高い地位へいきやすい」、2~4は標準、5~8は「本人の自覚の有無はともかく波乱。逆境には強く、ある意味ではたくましい」のではないかと思います。一言でいうと、ゼロ・1の方にとっての台風が5~8の方にとってのそよ風なのではと思える時があります。

 私の知人の場合は2人とも、逆行天体が1です。ちょっとした環境の変化には弱く、自分の予想と異なる事が起こるとパニックになる反面で、なんだかんだ言ってもうまく世の中を生きていっています。しかし、水星が逆行しているので、独特の言語表現をするというところがあり、周囲がそれを理解できないと厳しい面もあります。

※配偶者の太陽星座とDSCなど

 配偶者の太陽星座=自分のDSC(パートナーを表す)に入っていると縁があるのだと言えるわかりやすい事例であると思いました。立場うんぬんは置いておいて、やはり縁がある相手と一緒になるものだと思わざるをえません。全体を見ないと何とも言えませんが、結婚とまでいかなくてもビジネスパートナーも含め、DSCは重要であると思いました。

 あとは四柱推命における日柱が干合の関係というのも大きいと思います。

 しかし、天中殺の間の婚姻(男性は年、女性は月)は通常は避けた方が無難とされているので、何か事情があったのかなと思いました。

※出生時間と紫微斗数

 紫微斗数に関しては2つの事例を見た事がありました。欽天派の先生は出生時間を考慮して計算なさっていないのか「命無正曜格」という解釈で、三合派の先生は一般に言われている出生時間を入れて計算なさっているせいか、命宮に「巨門星、天空星、禄存星、化権星、紅鸞星」が入るという解釈でした。「巨門星」が入るというのは、自分の主張がはっきりしていて通訳などの口を使って話すという仕事に携わっていた事から、わかる気がします。

     

〇Aさま・Bさまのぱっと見てわかる大きな共通項

→どちらも太陽と冥王星がアスペクトを組んでいます。今回あげていないもうお一方にもあります。

→女性にとって太陽は夫に投影される場合が多いので、夫はものすごいカリスマ性がある人であり、冥王星がからむ事からある意味で、運命的な組み合わせになる場合が多いと聞いたことがあります。この家の3人の女性はいずれも太陽と冥王星がアスペクトを組んでいるとの事です。

・Cさま 

 結婚相手として選ぶ相手は学生時代の友人・知人になる可能性が大きいが、なかなかスムーズに進みにくく周囲の反対にあいやすい

→結婚という事で7ハウスを見ると、ここは天体がなく水瓶座があるので、支配星の天王星を追うと、5ハウスにきます。ハウスのカスプが射手座なので海外・国際関係です。また、四柱推命・算命学でいう戌亥天中殺で、宗教関係の教育機関で学ぶ可能性があると考えても、出身大学のカラーと一致します。5ハウスは恋愛もあらわすので、そういった大学で相手を見つけるという事になります。

→タイトかそうでないか諸説ありますが、太陽と月がハードアスペクト(オポジション)になります。

 私がお世話になった西洋占星術の先生は、太陽と月がハードアスペクトになる人は夫婦・パートナー関係に課題があるとおっしゃっていました。現状をみても確かに婚姻問題は大きなものと言えます。

→「なかなかスムーズに進みにくい」点については、太陽星座のてんびん座が涙の度数である29度であることを指摘なさっている方もいます。

→「周囲の反対にあいやすい」件については、算命学で見ると、元々「庫気刑」と言って、周囲との意見の相違に要注意という要素があるのですが、大運という10年単位の運+今年も含めて「庫気刑」が合計3つになっており、さらに天中殺である戌亥天中殺とかぶっていて、スムーズにはいきづらいです。

・Dさま 

 普通の行動をとってもアイドルとして騒がれやすくなる。自分が良いと思ったことはスポンジのように吸収する。しかし、周囲に全面的にあわせているようで、自分のスタイルをもっている。

→紫微斗数の命無正曜格(自分をあらわす強い星がなく、周囲の環境が最も大切とされている。)

※遊説先で聴衆が言った事をうまく使ってお話しになる首相の安倍さんも命無正曜格ですね。

→「周囲に全面的にあわせているようで、自分のスタイルをもっている」件は、四柱推命・算命学での日柱が比肩-比肩にありそうですし、ホロスコープまで広げると月がさそり座ですので、自分が「これ」と認定したものには情熱を底なしにかけられるのではないかとも思えます。

 色々と勝手に書きましたが、私がお世話になっている紫微斗数の先生がおっしゃるには、「命盤がこうだからこうなるという思考の順番でなく、現実としてこうなった結果が命盤に出ている」という事だそうです。困難な星周りを持っているから困難になるのではなく、もともと困難な宿命をもっているからそれが命盤・命式・ホロスコープに出るという事なのでしょうね。「必要な事は起こる=起こらない事は必要ではない」理論です。

 

 それにしても人間とは、さまざまなお役目があり、特に意識して矯正をしなければ先天運がそのまま出やすいものであるとつくづく思います。

#自分ルール #算命学#先天運#ハードアスペクト#四柱推命#紫微斗数#ホロスコープ#天中殺

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