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四国一周1000㎞挑戦(1)・1日目:96Km

この記事は、2020年に私のWORDPRESSで作成したホームページを、NOTEに移行したものです。<投稿日: 2020年10月15日 >

2020/9月初旬 新型コロナ対応で、ライドイベントがほとんど中止されている中、たまたまネットで愛媛県主催の「四国一周1000キロチャレンジ」という記事を見つけました。この頃になると、徐々にステイホームや自粛が解除されてきており、ソロライドなら、人との接触も限られ、おまけに、GOTOトラベルで宿泊代も助かることから、日ごろの運動不足解消も兼ね、挑戦することにしました。

主催者のコース設定では、11日間で1000キロ走ることになっていますが、それぞれの日の最終地点での宿泊をどうするか、主催者の四国一周サポートホテルの場所がどこか、適当な場所がない場合の民宿等のリスト作成等のリサーチと準備をしました。そうすると、一部の一日の区間で、50キロから60キロ程度の短い区間があることや、四万十川の最終地点の土佐久礼、土佐清水西の大月等では、四国一周サポートホテルが少ないことなどがわかりました。そこでは、距離を少し伸ばして、四国一周サポートホテルを気にせず行くことを考えてみました。(結局、2区間を短縮して、延べ9日間での1000キロ達成を目指します。)

また、目標として、「ジョン万次郎資料館」に行くということを考えました。これは、津本陽さんの「椿と花水木」という本を読んでいたので、「ジョン万」は、私の好きな幕末の偉人のひとりであり、一度行きたいと思っていたからです。今回の目標地点、すなわち四国一周はできなくても、ここまでは絶対に行くという目標にしました。

さて、どこを起点とするかについては、自宅から神戸港までロードバイクで行き、高松行きのフェリーとするか、自宅から高速舞子まで行き、ロードバイクを畳んで輪行で、徳島まで行くかどちらか迷うところです。しかし、フェリーならロードバイクを畳む必要もなく、一方、高速バスの場合には、輪行ができるかがバス会社によって違う(らしい)ため、今回は安全を見て、フェリーで行くことにしました。

毎日の天候を見ながら、暫くは、晴天が良さそうなので、2020/9/20(日)から決行することにしました。当日は、自宅からロードバイクで30キロ走り、この日の午後の便で神戸港第三突堤からジャンボフェリーに乗り、夕方に高松に着きました。この日のホテルは、四国一周サポートホテルの「サンシャイン高松」を予め予約していました。ホテルに着き、担当者に尋ねると、四国一周のことは知らないようです(えっ??)。しかし、ロードバイクは、部屋に入れても良いとのことで助かりました。高松に泊まったのは、今回は、とにかく無理をしないことを原則に、敢えて1泊することにしたのです。1回の旅行で、1000キロすべては走れることもないだろうし、どこまで行けるか、今回は様子見です。

フェリーの中

2020/9/21(月) 朝8時に高松をスタートしました。晴天の中、時間はたっぷりありますので、ゆっくりとロードバイクを走らせ、しばらくは、国道55号を道なりに行くだけです。今日の予定は100キロ弱、約5時間で目標の徳島駅に着くはずです。四国一周の場合、主催者が数キロおきに道路面に青い字で「四国一周」と矢印の表示をしてくれているので、頻繁にスマホをみることもなく、順調に走れました。

鳴門までは順調に走ってきましたが、突然、路面に「四国一周 ⤴(左折)」の表示が現われ、あわてて左折すると、その道には「鳴門スカイライン」の看板がありました。もう少しで徳島駅なのになあと思いながら行くと、長い激坂が続きました。やっと主催者のコース設定の意図がわかりました。これからも多分こんなコース設定なんだろうなとその時初めて思いました。(その後、この予想が当たりましたよ。)

いくつか激坂を越えた後、大塚美術館を通り過ぎると、平坦になり、きれいな砂浜が現れ、景色を楽しみながら、鳴門スカイラインの始点から20キロほどでしょうか、やっと、徳島駅の看板が見えました。吉野川を渡ると、もう徳島駅で、この日は、96キロ走り、12時半に到着しました。


到着後、今朝予約したホテル(四国一周サポートホテルの「コスモス徳島」)を探しましが、15時までは、チェックインができないため、時間をつぶすことになりました。(予定通りに走れたことはいいのですが、このような時間調整が生じることがわかり、以降、出発時刻や余裕時間をどう見るかも大事とわかりました。)


徳島に着いた!

ホテルに着いて、シャワーや洗濯を済ませ、一息つき、テレビをつけてみると、その時に思わぬことが解りました。それは、南の海上の低気圧が台風12号となり、明日以降、四国南岸方面に接近するかもしれないということです。明日は、室戸岬を目指して走るというのに、風や雨の予想です。ええっ!?。

今回は、とにかく無理をしないと決めていましたので、すぐに退散の方向で考え、徳島であれば、高速舞子までのバスのアクセスもあり、ネットで空きを確認したうえで、さらに電話で輪行ができるか問い合わせると、たまたまJR四国バスの担当の方が、「JR四国バスは、事前通知なしでOKですよ」ということでしたので、翌日10時30分のJR四国バスをネットで予約しました。

翌朝、天気はまだ良かったものの、やむを得ず、徳島駅を後にしました。(その後、台風は、東よりに進路を変え、四国の天候は曇り程度で済んだのですが、これは後の話。)

退散!!

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