中之島美術館で長沢芦雪展とテート美術館展のはしご+うめだ阪急
目まぐるしく過ぎた秋口が終わり、あっという間に冬の気配が迫る11月中旬、中之島美術館に初めて遠征してきました。芦雪展の招待券をくれたHちゃんと一緒です。晴れて良かったな。
・ナイジェル・ケーボン 紺ワッフルリブタートルネックT
・同上 赤系ドネガルツイード ロングジャケットコート
・UNIQLO ウールライクワイドパンツ 黒
・トリココムデギャルソン 黒ワンストラップ布靴
・Hoffman 紫アスパラ柄靴下
・COACH 黒系シグネチャーショルダーバッグ
・ターコイズカラーイヤリング
・レモンクォーツ シルバーゴツいリング
・UNIQLO&JWアンダーソンコラボ 明るい紺ショルダートート
あとはデジカメと単眼鏡と見て回る時用のサコッシュ
中之島美術館、建築途中の四角い箱を隣の国立国際美術館から眺めたことと、1階の喫茶店でスコーンを食べたことしかなかったので、展示室に入るのは初めてです。2階のエントランスから展示フロアの4・5階まで中央部が吹き抜けになっていて驚きました。贅沢な設計~! 外から見ると四角い黒い箱なんですが、ロビー部分は窓が天井まであって明るい感じでした。コインロッカーどうしようかとまごまごしてたら、上にはないですよと教えてくださったお姐さん、ありがとうございました。助かりました。
まずは芦雪展。幽霊の絵でお馴染み円山応挙のお弟子さんです。掛け軸から屏風、ふすま絵まで、お師匠や同時代の作家も交えながらの多数展示。でも観てると掛け軸は窮屈そうで、この人大きい画面の絵が好きで得意なんだろうな~と思えてきます。余白がカッコいい。あとで読んだらパンフにも障壁画が得意って書いてありました。あちこちに出てくる虎がドヤ顔してて、絶対そういう顔の猫を飼ってたでしょう、と思わせてくれました。雀とシジュウカラが可愛かった。
どれか一つ貰うなら木蓮の枝に薔薇が絡んで咲いている花鳥図が欲しかったかな。丹頂鶴の屏風があったのですが、隅っこにいる鶴の雛の不細工なところがとても面白かったです。円山四条派合作の亀図屏風があって、同派の絵師が四曲一隻の屏風に色んな姿態の亀を描きまくってて、同じミドリガメなのに結構解釈違っていて楽しかったです。ちなみに撮影は禁止。割と混んでいました。
で、日本画を堪能した後は英国・テート美術館展です。世界を巡回していた展覧会で、18世紀末から現代の作家の作品を、光をテーマに見せてくれる展示。巡回展のせいで、展示室の解説文がすっごく翻訳調で勿体なかったです。展示そのものはボリューミーで現代美術も割合にわかりやすく展示されていて、楽しい体験でした。ポスターにもなっているブレットの「ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡」はさすがに綺麗でした。
定番の宗教モチーフのラファエル前派や、わかりやすく綺麗な印象派の絵でほぐされつつ、実験的な写真や素描、映像に目を驚かせ、更に空間全部を使ったインスタレーションの体験もできて、盛りだくさんでした。
これもポスターになっているエリアソンの「星くずの素粒子」、白い展示室一杯に半透明硝子を透過した光がばらまかれていて、マスクをしているのを良いことにぽかんと口を開けて見とれていました。エリアソンは「黄色vs紫」もとても綺麗で、回転するモチーフと光が月の満ち欠けを見ているようでした。
あと暗室の中で展示されているタレルの「レイマー、ブルー」はあまりにも青い光が強くて圧倒されてすぐ出てきてしまいました。
ジュリアン・オピーの作品に良い感じに映り込む「ブリック・レーンのスペクトル」(バチェラー)の光。
普段、つい知ってる作家の展覧会にばかり行きがちなので、たまにはこういう横断的なものも見て、趣味を広げたいものです。
テート美術館展、グッズの展開が広くかつセンスも良く、キュービッドの翼型ポーチとかすっごく買いたかったです。かわいい。ショートブレッドと紅茶を買いました。
来年はモネ展と福田平八郎展が同時期にあるらしく、これはまたはしごしに来なくては!
中之島美術館の地下にダマンリュミエールの紅茶の取り扱いがあったよな~と寄ったら既に扱いを終了していて、Hちゃんに付き合って貰ってうめだ阪急の6階のティーサロンにうんとこしょと足を伸ばし、ティーバッグ詰め合わせセットを買って帰りました。味はフランス紅茶の定番路線。少しスモーキーなブレンドや果物の香り高いフレーバーティ。ティータグに抽出時間 が書いてあるのが嬉しかったです。
折角大きな百貨店に行ったからと、コスメフロアでディオールやエルメスの香水を冷やかし、ナーズのリフ粉を触り(さらっさら!)、アディクションで友達が冷や汗かきながらタッチアップを受けるのを見守った後、地下でパンを買って帰りました。
大好きなお茶を買う資金にさせていただきます