#2 でかい夢

 昨日(2023/3/9)、大学の友達Sと2人で角川武蔵野ミュージアムに行った後に飲みに行ったのだが、そこで酔ってSがでかい野望みたいなのを語り出したことが印象的だった。俺は別にその大きな夢を馬鹿にするつもりとかはなくて、ちゃんと聞いてたんだけどやっぱり現実感がなくて本当にできる?とは心の中では思っていた。Sは本当にやるつもりというかやる気があるようで、余計その情熱との間にギャップを感じた。
 そいつがもともと見切り発車しがちなやつで、俺も他のやってる人を見ると冷めがちっていうのもあったのかもしれないけど、もっと深くに何かありそうな気はする。
 例えば俺が小学生とか中学生とかもっと言えば高校生の頃まではそんな感じの大きな夢を現実感持って見ていたんだけど、浪人を経て大学生になってからはその夢に対しての情熱が下火になってるような感覚がある。それは受験に落ちたりとかして自分が無力であることを悟ったからなのか、夢だけ持ってて何もしようとしない自分に嫌気がさしたのか、大人の持つ現実主義的なものを蔑んでいながら結局就活のようや現実的なことにしか目を向けようとしない自分に苛立っているのかわからないけど、なにかもどかしさを感じた時間だった。

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