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The 25 Best EPs of 2021

- in no particular order -

VANISHING ACT I: NO NOUNS / Clarence Clarity

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近いところでいうと、彼は昨年、Dorian Electraの『My Agenda』の制作に関わっている。今年出たLady Gaga『Chromatica』のリミックス版では、「Free Woman」でRina Sawayamaとコラボしている。Clarence ClarityことAdam Mark Crispは、来年に『VANISHING ACT II』(LP)と『VANISHING ACT III』(EP)のリリースを考えているという。

ONE / COUCOU CHLOE

ロンドンを拠点に活動するCOUCOU CHLOEの新作EP。彼女も同じくLady Gaga『Chromatica』のリミックス版で、「Stupid Love」を担当している。Sega BodegaやShygirlと同じ〈NUXXE〉に所属している。

Grand National / Courting

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リヴァプール拠点のポスト・パンク・バンド、Courtingの新作EP。FUR、Sports Team、Pip Bloom、Hotel Luxを擁する〈Nice Swan Recordings〉からのリリース。

Earth / Earth Girl Helen Brown

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Earth Girl Helen Brownという正体不明の女性シンガーの新作EP。昨年、一昨年と、惑星ごとにEPをリリースしている。曲を作っているのはSonny & The SunsetsのSonny Smithだという。

サンフランシスコにある〈Empty Cellar Records〉からリリースされたこの作品は、Earth Girl Helen Brown Center for Planetary Intelligence Band(E.G.H.B.C.P.F.I.B.)という架空の大所帯バンドが演奏している。とにかく何が何やら分からないけど、曲はいいです笑。

The Abominable / El Michels Affair

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〈Big Crown Records〉を主宰するLeon Michelsによるプロジェクト、El Michels Affairの新作EP。というよりかは、今年の3/25にリリースされた『Yeti Season』に入りきらなかった未発表曲や別テイク、インストなどが収録されているもの。

本作は2種類のアートワークがある。それぞれのジャケットには、シカゴの「Deadly Prey Gallery」を通じて依頼されたガーナのモバイル・シネマ・アーティストによる2枚の絵画が描かれており、オリジナルのアルバム・アートワークを解釈したものとなっている。1枚目(上)は、アルバム『Return To The 37th Chamber』のカバーペインティングを担当したStogerとHeavy Jによるペインティング。もう1枚は、TeshieとFarkiraによる作品。-Bandcampより

Awake and Hungry / Folly Group

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ロンドンの4人組“コレクティヴ”、Folly Groupが6/11にリリースしたEP。本作は、ロンドンの音楽メディア『So Young』が立ち上げた音楽レーベル〈So Young Records〉からの第1弾リリース作品。

自ら「バンド」ではなく「コレクティヴ」を標榜し、サウス・ロンドン・インディの本拠地ヴェニューWindmillを拠点に活動してきた4人組、Folly Groupのデビュー12インチ。black midi、Squid、Black Country, New Roadのラインに連なる、ポスト・パンクとUSオルタナティヴを融合させた鮮烈かつアグレッシヴなサウンド!!Fat White FamilyやShame、black midiなど新しいUKインディ・ロックのムーヴメントを紹介してきた『So Young』のレーベル部門ということで絶対マスト間違いなし!!-Jet Set Recordsより

Hyd / Hyd

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A. G. CookとSOPHIEによるプロデュースで、2014年に唯一のシングル「Hey QT」をリリースしているプロジェクト「QT」のパフォーマーで、QTプロジェクトの顔とも言えるHayden Dunhamが、Hydとしてセルフタイトル・ソロEPのリリースを〈PC Music〉より発表。
 
「上海ALL」や「SVBKVLT」のビジュアルを数多く手がけるKim Laughtonがデザインを担当したエネジードリンク「DrinkQT」の販売やプロモーション、DJやライブパフォーマンス(実際のレコーディングされたボーカルはHarriet Pittardによるもの)なども話題を呼んだQT。その後は音楽活動を休止し、2019年にMoMAで開催された『7 Sisters』など、パフォーマンス・アートに力を入れていた。

そんなHydが、A. G. Cookの2つのアルバム『Apple』『7G』への参加を経て、初の「シンガー」としてリリースするソロEPにはA. G. Cook、Caroline Polachek、umruが参加。
 
先行シングル「No Shadow」は、2017年に一時的に視力を失った後に書かれた楽曲であるとのこと。「2017年に視力を失ったとき、違うものが見えるようになりました。暗闇の中では自分の体を超えていることに気付く」とHydは語っている。-Avyss Magazineより

That Secret Sauce / Jerome Thomas

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ロンドン発の新星シンガーソングライターJerome Thomasのアルバムが〈Rhythm Section〉からリリース!Marvin Gaye、Curtis Mayfield、Al Greenなど往年の70'sソウルを素地に、Brandyら黄金期のUS R&BからMica Paris、Soul II Soul、Omarなど母国UKシーンにインスパイアされたハイクオリティなサウンドと美声が絡む超上質な一作!-ディスクユニオンより

Assembly / KEG

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イングランドはブライトン拠点に活動する7人組ポスト・パンク・バンド、KEGが〈Alcopop! Records〉からリリースしたデビューEP。EPはセルフプロデュースで、Sean Oakley(Show Me The Body、Sorry、Scalping、Kae Tempest)がミックスを担当。

California / Mahiru Kouda

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マルチに活躍する甲田まひるのSSWデビュー・アルバム。ベースにはKing Gnuの新井和輝、ドラムには同じくKing Gnuの勢喜遊、ギターには映像作家でも活躍する山田健人、編曲にはGiorgio Blaise Givvn、録音・ミックスはillicit tsuboiが参加している。

近年は、『台風家族』や『サマーフィルムにのって』といった映画作品でその演技に惹かれた方も多いかもしれない。2010年代半ば、当時小学生だったMappyはインスタグラム発のファッションアイコンとして注目を集めた。その後、2018年に17歳でジャズピアノ作品『PLANKTON』をリリース。新進ジャズ・ピアニストとして、ビバップへの愛と敬意を存分に込めたその鮮やかな表現にジャズリスナーが沸いた。そして今回、アーティスト名を“甲田まひる a.k.a. Mappy”から“甲田まひる”へと変え、彼女はシンガーソングライターとして再デビューする。ヒップホップを主軸としたビートミュージックをベースに、音楽性は大幅に転換・刷新された。-Qeticより

Imposter / Miss Grit

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Miss Grit(Margaret Sohn)は、韓国系アメリカ人ミュージシャン。ミシガン州の郊外で過ごした幼少期は、バンドのギタリストになることを夢見ていたという彼女。その後、ニューヨーク大学で音楽技術を学び、作詞・作曲、プロデュースを手掛けるようになった。2019年にデビューEP『Talk Talk』を発表、そして2月5日に最新EP『Impostor』をリリース!-Butterより

Deviant By Ego / MNNQNS

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『Deviant By Ego』は、「かつての自分を殺すことと、自分というものを保つ」間で揺れ動く、融合部のように感じられる(これは私たちの最初のLP『Body Negative』のアナグラムでもある)。私たちは常に、ポストパンクの正確な暴力性、ジャングルポップのキャッチーなもの、サイケデリアのテクスチャー、反復、より実験的なアプローチの間のギャップを埋めようとしてきたが、今回はそれぞれのジャンルのコードをさらに押し広げようとした。そのために、それぞれの分野で評価の高いスペシャリストを招待した。オープニングトラックの「Idle Threat」にはThe Psychotic Monksを、クロージングテーマの「Underseas」にはBungalow Depressionを起用し、昨年のロックダウン・プロジェクトとして開始したコラボレーションの枠をさらに拡大した。結果として、このEPは全体的にまとまった曲のリストというよりは、気分の変化を集めたようなものになっているが、私たちが生きている時代にはこの方が合っていると感じている。-Diggers Factoryより

Afrikan Rebel / Pa Salieu

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パ・サリュ最高。

Red Hand Akimbo / Paris Texas

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LAのアートラップデュオ、Paris Texasは、まだ活動を開始して間もないですが、予想通りの展開には興味がないことをすでに明らかにしている。例えば、今週初めにほのめかしたばかりの、新作EP『Red Hand Akimbo』だ。5曲入りのこの作品には、最近のシングル「girls like drugs」が収録されており、5月にリリースされたデビュープロジェクト『BOY ANONYMOUS』に続くものとなっている。

Paris Texas(Louie PastelとFelix)は、本作の作曲、演奏、プロデュースを担当し、事実上のタイトル曲「RHM」ではDave Cerminaraが、「BULLSEYE」では人気の高いKenny Beatsが共同プロデュースを担当している。ヒップホップとロックを融合させた変幻自在のデュオは、4つの楽曲で存分に発揮されており、特にCardi Bを引用したスポークンワードの「Epilogue」では、彼らの皮肉たっぷりの世界観が輝いている。

『Red Hand Akimbo』の発売を記念して、2人は近日中にLA、ブルックリン、ロンドンでショーを行う予定だ。2022年春には、BROCKHAMPTONと一緒に北米ツアーを周る。-Paste Magazineより

Yagana / Pigeon

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ギニア出身の歌手/打楽器奏者であるFalle Nioke、ソー(SAULT)のメンバー"であろう"Tom Dream(g)とJosh Ludlow(b)、Michael Kiwanukaのバンドに属しているSteve Pringle(key)とGraham Godfrey(d)の5人からなるPigeon。ジャンルでいったらアフロ・ディスコ〜ジャズ〜ノーウェイヴ〜グランジあたり。テイストでいえば、私はオシビサ(Osibisa)を思い出した。

Typing / Pozi

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ロンドン拠点のポスト・パンク・バンド、Poziの新作EP。病的な不快感。不協和音とポップな感覚の間を行き来。「BBC Radio 6 Music」やSleaford Mods、Squid、Sports Teamなどの同世代のバンドにも支持されている。

All at Once / Ruti

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イギリスのSSW、Rutiの2nd EP。オーディション番組「The Voice UK」を勝ち抜いたことで有名になった。YouTubeには、George Ezraの「Budapest」やCranberriesの「Dreams」を披露したときの映像があがっている。記念すべき1st EPは賞として〈Polydor〉からリリースされた。ネオソウル好きは必聴。T1「Sunrise」のMVはコチラ

On Time For Her / Sans Soucis

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「『On Time For Her』は人生を変えるような言葉で、私がようやく自分自身のためにここに来て、過去のトラウマにとらわれることなく、人生の幸せを求める準備ができたことを意味しています。私と同じように気に入ってくれることを願っています」Sans Soucis
 ロンドンを拠点に活動するミュージシャン/プロデューサーのSans Soucis。Joni Mitchell、Lauryn Hill、Frank Ocean、James Blake、St. Vincent など、ジャンルを超えた数多くのアーティストからインスピレーションを得て、クラシックな曲作りにメランコリーと希望を融合させている。は、イタリアとコンゴの伝統に根ざしたスタイルに磨きをかけ、Fabio Concatoの心に響く曲とコンゴのルンバのグルーヴを思い起こさせる。-Bandcampより

Heart Ego / Sassy 009

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ノルウェーのオスロを拠点に活動するSunniva Lingårdを中心としたトリオ、Sassy 009の新作ミックステープ。

Fresia Magdalena / Sofia Kourtesis

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ペルー出身でベルリンを拠点に活動するプロデューサー/DJのSofia Kourtesis。前作『Sofia Kourtesis EP』は、Pitchforkで8.0を獲得「目的がダンスさせることを忘れることなく、既成概念を回避し、機能性を放棄したハウスミュージックのような」と評され、Resident Advisor、DJ Mag、Clashなどでも高評価を得た。
 最近では「The NME 100: Essential emerging artists for 2021」にも選定され注目を集める彼女が、〈Ninja Tune〉傘下の〈Technicolour〉より新たなEPをリリース!
異国情緒漂う印象的なボーカルに耳を奪われるM1はFour TetやDJ Koze好きまで魅了するであろうキラーチューン!
M2はよりザラついた質感のボトム、絶妙なサンプリングの使いでDJユースな一曲。ループされるサンプリング音にハメられつつ、美しく浮遊するウワモノが気持ちいいM3など、全5曲を収録。-Beatinkより

5months / suprbd

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YouTubeで「PF / Dad Reacts」という名前で、アルバム・リアクション動画を撮っているruairiがインスタのストーリーで紹介していて知った。

BLACK WALL STREET / Van Buren Records

Van Buren Recordsは、マサチューセッツ州はブロックトンという場所から出てきたヒップホップ・グループ。メンバーは、Luke Bar$、SAINT LYOR、FELIX!、Jiles、Andrew Regis、Meech BOLD、Invada。その何人かはプロデューサーも兼任していて、他にもKiron AkilやエンジニアであるR Louieがいる。ラッパー、ファッション・デザイナー、ビデオグラファー、フォトグラファー、エンジニア、ビジュアル・アーティスト、グッズ・コーディネーターのMoses Besong、クリエイティブ・コンサルタントであるShelby NarcisseとE.などがVan Buren Recordsというグループを形作っている。

M3「CULT」には、Jazz CartierとAzizTheShakeが参加している。Jazz Cartierの新作アルバム『The Fleur Print』も良かったなあ。A$AP Mob、BROCKHAMPTON、Pivot Gangなどに続いて、Van Buren Recordsの今後にも注目していきたい。

Keesh Mountain / Wombo

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3人組ポスト・パンク・バンドWomboが〈Fire Talk〉からリリースした新作EP。Sydney Chadwick(vo)とCameron Lowe(g)は、故郷のケンタッキー州ルイビルの音楽シーンで、伝統的に受け継げれてきたカントリー・サウンドからは外れてで生きることをすでに決意していました。パンク・ポップ・バンド、Debauchees で活動していたこともあり、2016年に Joel Taylor(d)を加えた彼らは、よりストレートなインディー・ロックと、Chadwick のピッチアップした揺らぎのあるボーカル、そして予測不可能なメロディの変化とを組み合わせたコンビネーションを見つけ、バンドは着実なペースで前進しています。2018年にリリースされたアルバム『Blossomlooksdownuponus』は、Womboの幅広い願望を表現したもので、アバン・ポップ、サイケ、ポスト・パンクなどの要素が盛り込まれており、日常生活の平凡さを独自の言語に変換するという、限界を超えたアプローチがなされています。-Out Outより

Get Me to a Nunnery / WOOZE

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ロンドンを拠点に活動するTheo SparkとJamie Sheによるオルタナティブ・ポップ・デュオ。アーティスト名は、韓国語で「空間」を音訳した「우주」に由来。韓国の伝統音楽からPrimus、ジャパニーズ・ファンク、ABBA、Led Zeppelinまで、幅広いアーティストの影響を受けており、それらすべてが彼らのボーダーレスで個性的なサウンドにつながっている。-Butterより

The Asymptotical World / Yves Tumor

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イヴ・トゥモア(Yves Tumor)の新作EP。

リード曲の「Jackie」では、YUNGBLUDやblink-182、Grimesを手掛けた敏腕音楽プロデューサー、クリス・グレアッティ (Chris Greatti) を共同プロデューサーに迎えており、グラムロックに接近した『Heaven To A Tortured Mind』の延長上で、よりパワフルかつエモーショナルなギターリフと、Actual Objectsが監督・制作した衝撃的なミュージック・ビデオにも称賛が集まっている。                 -Beatinkより

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