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スターター+αで始めるカメックスVMAX

どうも、初めての方は初めまして、ロクサスと申します。

早速ですが先日、12月発売のスターターセットVの収録カード(掲載ミスでリスト自体が出回ってますが…)と一部テキストが公開されましたね。

今回の記事ではスターターセットVに収録されているカードと一部シングルカードで、極力安く組んだカメックスVMAXのデッキとその解説の方を書かせて頂きたいと思います。


1.スターターセットと今回の構築について

12月発売の、初代からの人気ポケモンであるカメックスとフシギバナを表紙とした新しいスターターセットですね。
デッキとして見た場合、目玉のVとVMAXが両方2枚、それ以外にも各種汎用的なトレーナーズ類、さらに新カードのセレビィ、マナフィの収録等プレイヤー目線で見ても比較的始めやすくなったと思います。(これまでの商品は正直どうしても収録内容に難があったので…)

今回はそんなスターターセットを買って本格的にポケカを始める、あるいは復帰するプレイヤーや、とりあえず買うけど使い道まで考えてないといったプレイヤーの方向けに対してカメックスVMAXの方に焦点を当て、フリー対戦レベルのデッキとして作りやすいデッキを意識して作成させていただきました。


2.なぜカメックスVMAXにしたのか

今回、なぜフシギバナVMAXでなかくカメックスVMAXを選んだのかと言いますとこちらの方が「単体として」デッキを組みやすいと思ったからです。
では肝心のカメックスVMAXのテキストを見てみましょう

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グランフォールでベンチにいるカメックスVのエネルギーを確保、キョダイボンバードでベンチもろとも攻撃と非常に分かりやすい構成になっており、特定のサポートカードに依存しない構築が可能(=値段のかさむカードを採用しなくても戦いやすい)と思いカメックスVMAXを選びました。


3.デッキレシピと値段

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※デッキレシピ作成時点ではデッキ製作ツールが新カードに対応していない為該当カードの画像を差し替えています、画質が荒く見づらいかもしれないですがご了承ください。
※11/6追記 Bレギュ落ちが発表されたのでぼうけんのカバン1枚のみがレギュ落ちしました。暫定ではポケモンいれかえを3→4としてますが大きな変化があった場合レシピを更新します。

さて、気になるお値段の方ですが、

スターターセットVMAX カメックス(1712円)×2= 3424円
ターボパッチ(220円)×3             =   660円
その他各種シングルカード(80円)×17       = 1360円
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合計                         5444円
※参考価格 カードラッシュ シングル価格

「いや全然安くねーしスターター結局2個も買ってるじゃねーか!」と思った方、本当に申し訳ございません。ぶっちゃけ私も始めるのに安く組んで5000円以上って友人に勧められたらそのゲームやらないと思います。
まあ環境デッキはウン万するのがゴロゴロ転がってる事、カードを揃えるにはデッキ複数買いが現実的な事、ポケモンカードの性質上高い汎用カードを避けにくい事を考えればまだマシな方なので許してください…


4.デッキの動き

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育てたこいつらで殴ってください、以上。

…身も蓋も無い言い方ですが本当にこれに尽きるのです。
と、言うのもそもそもこのデッキ自体が他のメインアタッカーを採用しておらず、エネルギー加速も最低限以外はグランフォールに頼り切ってる為とにかくカメックスVMAXが動くことが重要になるわけです。
なので細かな動きはともかく基本の動きとしては

① フリーザーで時間を稼いだり、ターボパッチやビートの効果でカメックスVにエネルギーを貯める。
② 各種ドロー・サーチカードで探したカメックスVMAXに進化し、グランフォールを挟み、後続を絶やさないようにする。
③ 後続が確保出来たらキョダイボンバードやげきりゅうほうでダメージを稼ぐ

というのを目指してください。
サブプランらしいものもほぼ無く、フリーザー等で殴ることはあっても基本の動きは変わらない為とにかくこの流れを作るのが最重要だと思います。


5.各種採用カードと解説

カメックスVMAX - 3
 このデッキのエース。グランフォールは後続の加速に、キョダイボンバードはそこそこな高打点と後ろへのプレッシャーと中々優秀なスペック。
デッキの核ではあるものの特性も無くVMAXの性質上2体作れれば十分な為3枚。

カメックスV - 3
 カメックスVMAXの進化元だがエネルギー3枚で200と、ターボパッチの加速対象となれる点からとりあえずカメックスVMAXになればいいわけではないと覚えておきましょう。
進化元としてはそこそこ優秀だが他のカードを押しのけるほどでもない為3枚。

マナフィ - 2
 ポケモンをかき集められる潤滑油役。正直ジラーチの方が大体の場合優秀だが、フィオネを何度もノーリスクで回収出来たりUターンボードでもコストが無くなったりルリナで実は回収出来たり差別化点は案外多かったり。
多すぎても仕方ないのと初手要因としてはフリーザーもいる為2枚。

フィオネ - 1
 ベンチ入れ替え強制カード。純粋に邪魔なポケモンをどかすだけでも使えるが、退いたポケモンをカメックスVMAXで狙撃するとサイドの複数取りを狙いやすいのとマナフィで使いまわしやすい為採用。
複数枚採用するほどでもなく上記のように使いまわしも楽な為1枚。

カプ・レヒレ - 1
 対ズガドーン系専用兵器として優秀かつ安価な1枚。純粋に非V枠のアタッカーもフリーザーと共に兼ねている。
極論非Vで優秀な点があれば何でも良いが、ズガドーンをついでに多少見れる上に効果が発動すれば小回りも効くので採用。

フリーザー - 2
 ボス等のカードからベンチを守れる守護神。逃げエネがやや重くワザも地味なものの、自身の2エネをカメックスVMAXに託すと2+次ターンの手張りで立ち回りやすく出来る点も良し。
もう1枚ぐらい採用しても良かったのだがそこまでポケモンに枠が割けなかったなかった為2枚。

Uターンボード - 2
 主な用途はマナフィの逃げエネ用だが誰に付けてもトラッシュされる心配が無いのは大きなメリットな為雑に使っても許される1枚。
枚数を減らしても良いがサイド落ちのケア、マナフィ+1枚を想定して2枚。

クイックボール - 4
 採用理由を書く必要があるのか怪しいレベルの必須カード。
カメックスVMAX以外進化がいるわけでもないので当然4枚。

ポケモンいれかえ - 4
 マナフィやフリーザーを後ろに下げたりHPの減ったカメックスVMAXを後ろに下げたりカメックスVで殴ったり色々な用途で使えるカード。
枚数をしっかり確保したかったので4枚。

スーパーボール - 2
 カメックスVMAXに触れる数少ない手段。しかしマナフィもほぼ同様の効果を持っている事やそもそもポケモンが極端に多いわけでもないのでいまいち立ち位置の悩ましい1枚。
体感とデッキスロットから2枚にしてみたがもっと増やすのもアリかもしれない。

望遠スコープ - 2
 キョダイボンバードの性能を高める1枚。ベンチ狙撃の確定ラインに関わるため積極的に付けていきたい。
性能は良いがGXやVがいるかが相手依存な点と単体では役に立たない為2枚。

ターボパッチ - 3
 このデッキの問題児。当たればカメックスVにターボパッチ+手張りで2枚、次ターンに手張りと進化でサポート権を使わず殴れるプランが作れるが失敗すれば全部オシャカという大問題カード。
採用枚数悩んだがどうしても枠がねん出出来なかったのと2枚分の成功が必須でないことを考え3枚。

ポケギア3.0 - 4
 ジラーチを採用しないデッキのお供。優秀なサポートが多いのに対し直接的なドローソースがサポート以外無いため採用。
個人的にポケギアは入れるならとりあえず4派なので4枚。

博士の研究 - 4
 古来より続くカードゲーム界でも最強クラスのドローソース。トラッシュのアドバンテージと手札のアドバンテージを爆発的に稼げる超カード。
ターボパッチ等墓地利用のカードもあるため当然の4枚採用。

マリィ - 3
 個人的に剣盾発のカードで最もカードパワーのえげつない1枚。ドローソースと妨害のバランスが良く困ったら採用したい。
博士の研究が4枚であることから個人論で3枚としてるが4枚でも当然可。

ルリナ - 2
 エネとポケモンを好きな指定で手札に回収出来る万能カード。剣盾レギュ自体にポケモンを回収出来るカードが少ないので元々の相対的なスペックが高い1枚。
この構築ではポケモン、エネルギー全て回収可能にしている為多めの2枚。

ボスの指令 - 2
 言わずと知れた最強決め札。元々のポテンシャルに加え、このデッキではキョダイボンバードによる複数取りを狙える強力な1枚。
元々この類のカードは2枚派なのとデッキにそもそも1枚づつしか採用されてないので2枚。

ビート - 1
 手札から確実に加速出来る為、カメックスVMAXの動きに大きく貢献できるものの手札アドバンテージのテンポロスが大きいため扱いの難しい1枚。
「確実に動かせるターボパッチ」として1枚採用。

トレーニングコート - 1
 スタジアム枠。お互い使える為デメリットがやや目立つものの、カメックスVMAXがやられた際にエネルギーのロスを片手間に回収出来る1枚。
2枚くらいあると動きとしてそこそこアテに出来るのだが採用枠も確保出来なかったので1枚。

水エネルギー - 14
 枚数自体が体感と言ってしまえば身も蓋もないのだが、グランフォールの加速分とたっぷりバケツを採用できない分、ターボパッチの為にトラッシュ送りにする分を考えかなり多めに採用。
個人の好みと他のカードの採用枚数を考えながら調整していく枠でもある。


6.非採用枠(改良案)

沢山思いつくとは思いますが、代表的なものを箇条書きで何枚か挙げていこうと思います。

モスノウ(ひょうせつのまい)
 おそらく真っ先に採用されそうなカードだが、カメックスVMAXのみに特化した場合グランフォールの存在から必須ではないと感じ不採用。
勿論不安定要素が少なく、即キョダイボンバードも可能で強力なカードだと思うので改造案としてはおすすめです。

アローラサンドパンGX
 キョダイボンバードの地味なベンチダメージを強力なトドメに出来るカードなのだが入手性や値段に難があり、現状の構築だとそこまで決めやすいわけでもないので不採用。

ケルディオGX
 一昔のカードなので特性はあまり機能していないが、強力なGXワザを持つため採用可能なカード。
特にムゲンダイナVMAX相手なら1撃で倒すことが出来るが、エネルギーがやや重いことが難点。

カメックス&ポッチャマGX
 ワザの効果自体は良くかみ合っているものの、自身の耐久面やターボパッチとかみ合いが悪い点がいまいち引っかかる為不採用。
とはいえ前述の通り性能自体は良くかみ合ってるので一考の余地あり。

ジラーチ・アメイジングジラーチ
 どちらも優秀な初動要員なのだが値段が高すぎる為不採用。
ルリナとの差別化や後述するいれかえフロートこそあるものの持っているならこちらのほうが使いやすい場面は多いと思います。

デデンネGX・クロバットV
 こちらも値段の都合はあるものの、フリーザーで守れない等の不都合が生じる為そもそも採用しなくてもいいカード。
とはいえデッキの回転率を上げてくれる為、入れたら入れたで強いとは思います。

いれかえフロート
 実はこのデッキだとポケモンが全て水タイプの為、ポケモンいれかえの完全上位互換です。
もう大分古いカードな事やいれかえフロートにすること自体が必須ではない為不採用としてますが、入れない理由は何一つありません。

ポケモン通信
 必須でない割に地味に高かったため不採用。
スーパーボールと選択枠ですが、運に頼らない点はかなり評価出来ると思います。

たっぷりバケツ
 採用出来ると心強いものの、デッキの構成上必須枠ではない為不採用。
純粋にエネルギーが無い事態を避けやすいので優先度は高め。

しんかのおこう
 スーパーボールとの選択枠。確実にカメックスVMAXを加えられるものの、この構築ではそれ以外の使い道が無かったため不採用。

リセットスタンプ
 自身の動きを優先したり値段を優先したため切りつめましたが入れた方が立ち回りで強い場面は多いと思います。

トキワの森
 トレーニングコートとの選択枠。こちらはデッキから加えられるものの、グランフォールと合わせるとデッキ内のエネルギーが枯渇しやすい気がしたので不採用。

とりつかい
 汎用ドローカード。カメックスVやマナフィとの相性がいい為、手札の枚数を直接増やしたい時には採用しやすいと思います。

メイ
 フリーザーがやられた返しに強く、フリーザーの動きを重点的に考えるなら是非採用したいカードです。

マオ&スイレン(各種回復カード)
 グランフォールが手札消費なしで場のエネルギーの枚数を増やせるため、その分の手札を回復に回す案です。
個人的には多少の回復では焼け石に水になりやすく確定ラインも変えにくいと感じ、構築のブレや値段を抑える為不採用。


7.まとめ

いかがだったでしょうか。拙い記事ではありますがなるべく安く、これから広がるカメックスVMAXの可能性の一つとして参考にしていただければ幸いです。

また、記事内容の指摘やデッキの改善等があった場合、記事内容を更新していきたいと考えてますのでご感想等頂けると助かります。

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