正解のない問題(写真)


EC側から見ると;爺さんばかり、無表情、自分の頭でものを考えない、手前の人は居眠りに見えるし、異世界に来てしまった!!! まともな話ができるのか??

日本側は;上司の指示で参加した。早く時間が過ぎないかな、、がありあり。


使いやすい兵隊を量産する富国強兵教育の成果もあり、敗戦後から高度成長期を経てバブル一直線。ここまで欧州その他のフォロワーでやって来られたため、自分の頭で考える必要はあまりなし。フェーズが変わり自身で道を切り拓く能力が問われるようになると、日本の組織は上も下も右往左往するばかり。営利企業はこけつまろびつしながらも何とかやってきたが、官僚も政治も江戸時代からせいぜい明治期あたりの思考パターンから抜けきれていないため、生き馬の目を抜くような国際政治に翻弄されていると思う。目前の課題にあたふた対処するのが精一杯で、それ以外のことには考えも至らず、島国の中で生き延びるために同調圧力に負けてしまった集団である。それ以外のこととは、皆さんが指摘されているダイバーシティーのなさもあるが、写真からも分かるとおり、まるで大名行列がそのままテーブルについた状態で、何もしないのが大勢(何をしたいのかも不明)、制服のような表情と態度でそこにいるだけで、おそらく通訳と大臣以外は相手側の印象に残らない。写真では判らないが、おそらく黒一色の靴はそっくり返っているはずである。現代のサラリーマンに比べれば、まだ大名行列の方が身だしなみや立ち居振る舞いには気を使っていたと思う。欧州企業で二十年働いた経験を元に振り返ると、表情に乏しく、求められて喋るのは怪しいアメリカ語だけ、というのもあまり相手に好印象を与えない。北米大陸でのみ通用するアメリカ語ではなく、全世界で通用する「英語」を学びましょう。英語以外の言語がいくつかできると、やっとEUで評価してもらえます。常にシューツリーを使い、同じ靴を毎日使わない。背広を着たままであぐらをかかない、きちんとプレスされた木綿100%のシャツを着る、歯の手入れを怠らない、姿勢をよく保つ。これで少しは相手に受け入れてもらえる素地ができ、軽蔑される度合いも減ります。自分の頭でものを考え、同調圧力に屈しない人々の増加を望みます。竹村健一氏が「日本の常識は世界の非常識」と唱えてから半世紀を経ても変わりませんねえ、この国は。一瞬で中年以上のITリテラシーを劇的に向上させるか、それとも中年以上からIT関連の責任も権限も一切合切奪い去り、実行できる人間が変革しない限り、後進国のレッテルを貼られたこの国の未来は暗いままです。どこか一点でも突破できれば希望はあると思います。

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