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塗る亜鉛建築「えみくるARIDA」

設計:株式会社綜企画設計+アトリエアースワーク
施工:三洋建設株式会社

和歌山県有田市にある市民水泳場「えみくるARIDA」をご紹介します。
こちらの物件は、施設内のいろいろなところでマットカバーをご使用いただいています。

適用箇所:屋内手すり、鉄骨階段、スチールサッシ
塗装仕様:常温亜鉛めっき+マットカバー(2回塗)

先ずは、天井の高いエントランスに入って正面の鉄骨階段です。
大きな空間に存在感のある鉄骨階段は、フレームと手すりの鉄骨にマットカバー仕上げで採用いただいております。低光沢な黒灰色の質感が、踏板に使用している木材の暖かさを引きたてます。

この黒灰色の手すりに沿って2階フロアへ上がると、広いスぺ―スがあり、そこはプールやエントランスホールが望めるギャラリーになっています。

この正面階段を上らず、エントランスを奥に進むと実はもう1つ階段があり、こちらの階段も、手すりのフラットバーにマットカバーを塗装いただいています。

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塗膜表面に細かな凹凸のあるマットカバーは、大きな窓から入る太陽の光で明るくライトグレーに見える部分と、陰で黒っぽく映るところのコントラストが表れるので、一般的なブラック色塗料では表せないような質感による見え方の違いや変化も楽しんでいただけます。

この階段を上がると、2階廊下へ出ます。

2階廊下からはエントランスが一望でき、その手すりにもマットカバーを塗装いただいています。

この廊下の先には健康増進ジム(トレーニングマシン設置)とフィットネススタジオがあり、こちらの間仕切りのサッシと入口のスチールドアにもマットカバーを塗装いただいています。

再びエントランスに戻ると、最初の階段の写真ではほとんど見えていなかったのですが、実は階段横にはスロープがあり、そのスロープ手すりにもマットカバーを塗装いただいています。

筆者の個人的な感想ですが、マットカバーは低光沢でかっこいい鈍さと、金属亜鉛そのままの素材感や武骨さが魅力だと感じています。その質感は良い意味で主張が少なく、いろいろな材料や空間と合わせやすいマルチな素材としてご選定いただけます。

こちらの施設では屋内での意匠的な用途でマットカバーをご使用いただきました。是非お近くに寄られた際は、実物を見て素材感を感じていただければと思います。

◆ 施設のご紹介 ◆
えみくるARIDA(有田市民水泳場)
〒649-0306和歌山県有田市初島町浜1650-1
HP:https://shisetsu.mizuno.jp/m-7277


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(記事担当:FKD)


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