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『熱中症の危険性』

最近は熱中症による救急搬送が行われたというニュースを、
よく見聞きするようになりました。
熱中症というのは安易に捉えるべきではない危険な病気です。

日本スポーツ振興センター(JSC)の統計によると、
2005~20年度における熱中症が原因の死亡事故は27件
そのうち22件が体育的部活動という報告があります。

また、死亡事故以外にもその重症化により
①集中力や記憶力を低下させてしまう脳の障害
②慢性的な頭痛、倦怠感、食欲不振などの症状
③ふらつくなどの歩行障害
④食べ物が上手く飲み込めなかったり、喉につかえてしまう
⑤筋肉がこわばったり震えたりする「パーキンソン症候群」を発症

これらが生じる可能性が高くなります。

熱中症を防ぐための啓蒙、重症化を予防する環境作りは、
アスレティックトレーナーにとって重要な役割です。
今月は熱中症をテーマに、次回からその処置法や予防について書いていこうと思います。宜しくお願いします。

⇒次回(7/14)『熱中症の症状と処置法』について

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