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『応急処置の間違いあるある②』

■すり傷

皆さんはすり傷に対してどのような処置をしていますか?
まず消毒をしてガーゼを当てて定期的に消毒を繰り返したりしていませんか?
⇒傷の応急処置では消毒はしてはいけません。
それはなぜか。
消毒をしてしまうと、バイ菌と共に傷を治そうとする大事な細胞も殺してしまうからです。
すり傷を負ってしまった場合は水で洗い流すのみにしましょう。
そして砂や小石が埋まっている場合は取り除きます。

その他、出血が少しの場合そのまま放置にしていませんか?
⇒患部はできるだけ乾かさないようにしておくことが重要です。
それはなぜか。
傷を乾かしてしまったり、かさぶたが出来てしまうと皮膚の柔軟性がなくなり少しの刺激でまた皮膚が避けて出血してしまうからです。

傷を綺麗に早く治す正しい方法は、

①水で患部を洗い流したのち白色ワセリンを塗ったラップで覆う。
(ワセリンが無い場合は塗らなくてもかまいません)

②包帯やテープなどで固定。

③ラップは毎日交換し患部も水で洗う。

これだけです。

消毒液については万能なイメージがありますが、適材適所とその必要性について考えてみても良いかもしれませんね。

⇒次回(6/23)『応急処置の間違いあるある③』について

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