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富士フイルムを手放した

幾度となく検討しては保留にしていた富士フイルム機について、ついにボクの中で結論が出ました。

この度、全ての富士フイルム機を手放しました。今回は手放すに至った理由について整理していきます。

富士フイルムを手放した理由

持ち歩かなくなった

ミラーレス機は一眼レフより軽くコンパクトになったとはいえ、ボクが使っていたX-T4ですら600g、レンズを組み合わせると1kgを超える重量があります。

そうなると、気軽に持ち歩くことは難しい。普通のバッグではなく、カメラを持ちせる容量を持った大きなバッグでなければなりません。

撮影のために外出するならばそれでも良いのですが、ボクの場合、子どもが小さいためそういった時間を取ることはほぼ不可能。それでも写真を撮りたいとなると、通勤や出張の合間にサクッと撮るしかないのです。

そういったスタイルの場合、必ず撮れる保証はありません。空振りになることも多いと分かっている中で、それでもカバンを大きく重くしてまで出歩く気力が完全に尽きてしまいました。

また、撮影のために出歩くことができなくなってしまったこも大きいです。

コロナ前はどハマりしていたコスプレ撮影も、今やイベントに行くことすらできないのが実情。正直、物理的な問題だけでなく、心理的問題もあります。父親である面目を考えると、若い子の写真を撮りに行くというのも気が引けるというのがあります。また、もしリアルの知り合いに遭遇したらどうしようか、というのもあったり。

今のメインである子ども撮影ですが、ストロボを炊いてきっちり撮る月齢フォトは下の子が一歳を迎えたので一旦終了しました。

そうなると普段のスナップがほとんどになるので、大掛かりな機材が不必要になりました。最悪、手持ちのGRⅢはホットシューがついているので、そこで多灯ライティングすることもできますし。

これらの理由から、ミラーレスを持ち歩く気力も、使わなければいけない場面もなくなってしまったのです。

ブランドに冷めきっている

これは以前から書いてきたことですが、富士フイルムというメーカに冷め切っている自分がいるのも理由です。

以前はフルサイズのレッドオーシャンを避け、フィルムシミュレーションを前面に売り出したメーカだったのに、だいぶ姿勢が変わってしまいました

特に最近では経営陣から意図した供給減からの中古価格の高騰を示唆する発言もあったりと、既存ユーザーを軽んじた発言にもう目も当てられません。

直近はフジの中古相場も下がり傾向がありますし、あれだけ品薄だったX100VIも在庫が出てきつつあります。おそらく、フジバブルももうじき終わるのではないかと思っています。

今後どうなるかわかりませんが、少なくとも今の富士フイルムとは一線を引く決心が着きました。

GRⅢ

富士フイルムからの脱却を決めきれなかった要因として、代替機がないということでした。

ですがこの度、GRⅢという着地点を見つけるに至りました。(上記事のときはライカQしかなあと言っていますが…)

GRはコンデジにしては高すぎる。そう思っては選択肢から落ちていたこの機種に、最後の最後に来ることになってしましました。正直、高いと思っていたよりさらに高い金額での購入となってしまいましたが、こればかりは仕方ない。実際、今は更に高騰していますし、GRは本当に生産ラインが小さいの数を出せないのだと思います。HDFも併売しているので尚さら数を作れないのでしょう。

今のボクに残された選択肢はストリートと子ども。それに最も合う機種は、GRでしょう。

ミラーレスから降りれた

これにて手元から全てのミラーレス機がなくなりましたが、今のライフスタイルを考えると全く後悔はありません。

また、常に売り時をチェックしていたので、結果的にだいぶ高く売り抜くことができました。もちろん、GRの購入金額はあっさりペイできています。

気持ち的にも機材的にも一区切りついたので、これからの写真活動をより身軽に進めていければ良いなと思っています。

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