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会社員に私物のPCは要らないのではと考える理由

ボクは30代会社員なのですが、会社勤めをしてからというもの「めっきりMacを使わなくなったな」と思うことが増えました。

薄々分かっていたことではあるのですが、今回はなぜそう思うのかを言語化しようと思います。


私物のPCはいらない理由

仕事で必要なPCは会社が用意する

多くの会社の場合、仕事で使用するPCは貸与されます。セキュリティの観点から、いまや仕事で使う端末の台数や状態を管理することは最重要事項です。

そのため、そもそも仕事で私物のPCを使うといった場面が訪れません。リモートワークの場合もあるので、ラップトップの支給が一般的でしょうか。ボクの会社もラップトップの支給です。

学生のように、講義や課題に取り組むために私物のPCが必要になることはありません。

仕事の書類を私物のPCで作り込むことができない

PCが貸与される理由として、会社内のネットワークでのみ仕事のデータを管理するため、という側面があります。今や情報漏洩は企業が最も警戒しなければいけない問題ですので。

そのため、仕事の資料作成についても、原則は貸与されているPCでしか作業することができません。いくら私物PCがハイスペックであったり素晴らしいソフトウェアを持っていても、原則仕事でそのツールを活かすことはできません。

セキュリティのレベルにも依ますので、どうしても作れないなんてことはないでしょう。

ですが会社員とは時間をお金に換金している身分なので、プライベートは会社のことを忘れるくらいがちょうど良いと思います。

プライベートでPCの必要性が薄まる

会社員がPCを使うシチュエーションって、仕事がほとんどなんですよね。

実際、アフター5や休日にPCをゴリゴリ使っている人ってほとんどいないと思うんですよ。なぜならば、プライベートでガジェットを利用する目的って、ネットニュースやSNS、動画などのインプット系がほとんどです。

これって、PCよりもスマホやタブレットの方が得意な分野なんです。タブレットは持っていない人もいるでしょうが、スマホを持っていない人はまずいない。

これらインプット目的であれば、スマホかタブレットを使われている方ばかりかと思います。

PCと向き合う時間がない

社会人になると仕事で一日の大半を取られるだけでなく、ライフステージが進めば家事や育児に追われる時期もあります。そうすると、必然的に自分の時間はかなり限られてくる。

ボクの場合、家に帰ると育児が待っているため一日に自分のために使える時間はせいぜい30分程度しかありません。

こうしたスキマ時間を活用するにあたって、PCはあまり向いていません。集中して長時間作業するようなシーンには向いていますが、腰が重くなってしまったりと、不向きな面が多いです。

ターゲット層はもうPCを使っていない

先に述べた通り、もはや日常生活はスマホやタブレットだけで十分です。PCやガジェットにあまり興味のない人は、ほぼ全てのことをiPhoneだけで完結しています。

別の例として、今の高校生はiPhoneだけでゴリゴリに動画編集をこなすそうです。スマホネイティブ世代にあたるので、むしろPCの使い方の方がわからないとか。カルチャーショックですね。

これらのことから、今後一層のPC離れが進むであろうと予想できます。今の10代は今後のターゲット層になってくるので、その層がすでにPC離れをしているのなら必然的に需要は減るでしょう。

それだけでなく、ビジネスにおいてもPC離れが進むかもしれません。今のスペックならばスマホでビジネスメールを返すこともできるはず。これをあえてしないのはPCでメールは返すものという偏見が大きいと思います。

今後は、若い世代から学ぶことも多くなりそうです。

テクノロジーを恐れない

一昔前には必須だったPCも、スマホ、タブレットの進化に伴い、徐々に活躍の場が狭くなってきていると感じます。

ボクはいわゆるPCネイティブと言われる世代なので、PCの進化を目の当たりにしてきました。自作PCやMacにどハマりもしてきました。今でもハイエンドな3DCGや3DゲームをするにはPCじゃないといけない分野があるのも事実です。

しかし一般的なことであれば、今やPCよりもやりやすい道具が揃ってきています。

先の高校生の例ではありませんが、使いこなすのは我々人間。時代の流れに取り残されたご老人をたくさん見ますが、そうなってしまったのは、自分を時代に合わせて変体できなかったからでしょう。

自分も確実に古くなってきていることを自覚しつつ、その時々で最適なものを使いこなしていきたいものです。