クローゼットに書斎をDIYした
まとまった期間があったので、以前より構想していたクローゼットに書斎をDIYする計画を実行いたしました。今回はその着想から使用感までをまとめていこうと思います。
書斎DIYに至った経緯
自分の部屋が存在しない
自室をお持ちの方であれば、まずクローゼットを書斎にしようとは思わないでしょう。
ボクの場合、前提として家に自分の部屋が存在しません。
自分だけの専有スペースとして使っているのは、将来子ども部屋になる部屋のクローゼットだけ。部屋自体は現在もプレイルームと化しているため、自分のものを置くことはできません。
普段の自分時間はリビングで作業していましたのですが、人の有無に関わらず自分だけのスペースでじっくり作業したり、ゆったり読書できるような時間も欲しい。そんなことをずっと考えていました。
押入れ書斎への憧れ
自分の部屋がない方のアイデアとして、押入れを書斎にするDIYがあります。
ボクの家の場合、押入れスペースはすでに家族のもので埋め尽くされているため使用不可。仮に片付けを済ませたとしても、共用スペースなので家族の説得が必要になるので却下。
あくまで自分の占有スペースの中で完結すると考えた結果、押入れデスクのアイデアはもらいつつ、クローゼットの中にデスクを構築することにしました。
書斎DIYの条件
断捨離が必要
クローゼットを書斎にするためには、当然ながらクローゼットにその分のスペースを設ける必要があります。今回の場合、クローゼット全体の約半分のスペースを専有してしまいます。そのため、書斎構築にはそれなりの断捨離が必要になります。
ボクの場合、何年も前から断捨離を進めていたこともあり、書斎作りに際してそれほど断捨離は必要としませんでした。クローゼット内部の整理用として使っていたメタルラックは、別の押し入れに整理用として移転してもらうことで解決。
アイランド型書斎
押入れデスクに憧れていたボクですが、どうしても完全な個室でないことが気がかりでした。別にやましいことがあるわけではありませんが、自分だけの活動を他人にジロジロ見られる可能性があるというのはどうも落ち着きません。
そのため今回の書斎制作の条件として、アイランド型にすることを前提としました。会社でいう管理職の方のデスクのような、壁を背後に持ってくるような配置のことです。
この配置を採用することでお籠り感は満足になりますが、クローゼットの短辺にデスク幅が制約されてしまうため、広いデスクスペースを確保できなくなります。
さっそく作ってみた
今回はクローゼットを縦に2分割し、半分を書斎として活用することにします。
ホームセンターでクローゼットの高さ分の2バイ4材を2本とラブリコの突っ張りアタッチメントを用い柱を制作。そこにデスク用天板や棚をねじ止めしていく作戦です。
まるでマンガ喫茶の一室
さっそく完成した書斎デスクがこちら。
コンパクトなデスクとアイランド型スペースということも相まって、感覚的にはマンガ喫茶の一室という表現が最も適した環境です。クローゼットの仕切りを閉めることで完全に個室化することもできるので、想定していたお籠り感も文句なし。
明かりについてはモニターライトだけで十分な光量があるため、後付で照明を付ける必要は今のところなさそうです。
音質が地味によく聞こえる
デスクが小さいのでスピーカーの類は置いていません。しかしモニタースピーカーではあまりに味気ないのでiPad ProのスピーカーでBGMを流しながらの作業が多いのですが、特に締め切ったときの音質が普段より良い。
もちろんiPad Proの4スピーカーの音質が上々であることはその通りですが、狭い空間で音を鳴らしているのでサラウンドが効いているものかと思われます。
今後の課題
この体制に落ち着いて何ヶ月か過ぎていますが、いくつか課題も出てきています。
デスク自体はかなり手狭
アイランド型を採用した時点で分かっていたことですが、デスクの長さがクローゼットの短辺までとなってしまうことからどうしても手狭になってしまう。実際にこのデスク幅は600×450(mm)と極小です。
現在は極力モノを置かないということで対応しています。その一環として、MacBookを天板裏に設置するDIYもしています。
今後はよりスペースを有効活用するためにデスクシェルフをDIYで制作しようかなとも考えておりますが、今のところ思考段階を出ていません。
長時間座っているとおしりが痛くなる
このデスクに合わせている椅子なのですが、キャンプ用品を入れているボックスを流用しています。
ミニマル思考としてはこのボックスを流用することは有用なのですが、いかんせんおしりが痛くなる。クッション性のある素材が使われていないので当然といえば当然ですが、連続で一時間程度が限界です。
理想としてはアーロンチェアのような高級オフィスチェアを導入することですが、ひとまずはこの椅子にクッション性の高いものを敷いて対応してみることにしてます。
まとめ
一畳もない極小スペースではありますが、自分だけのパーソナルスペースには大変満足しています。今後このスペースでの作業を通して出てきた課題をブラッシュアップしていければと思います。
最後に、この記事が自室のないお父さんたちへの情報提供になれば幸いです。