見出し画像

トキワ荘と少女マンガ展に行きました。

トキワ荘と少女マンガ展に行ってまいりました。行く途中で寺田ヒロオさんのパネルをパチリ(今はかしゃーん)

画像1
画像2
トイレ壁のパネル


画像3

4回目の訪問。500円は払っておまけの缶バッジをもらい2階へ、2階には水野英子先生のパネルがあっただけで前と一緒だったので一階の展示室に移動します。

画像4
画像5

展示は手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子・F・不二雄、森安なおや、石ノ森章太郎、赤塚不二夫
、水野英子、よこたとくお、山内ジョージ
ストーリー漫画の創世記には、女性マンガ家もほぼおらず若手の男性漫画家が描いていたとのこと少年漫画雑誌は有名な人が描いていたので新人は少女漫画雑誌の方が出やすかったらしいです。赤塚不二夫さんもやりたいギャグマンガを発表する場所がないのでいやいや悲しい少女漫画をメインで描いてたらしいです。石ノ森先生の有名な龍神沼の複製原画がありじっくり見ました当時では革新的なセリフがほぼなくカット割りで繋いでいくという有名な作品ですね。あと手塚治虫先生の少女漫画は当時としては革新的だったらしく当時の少女小説や漫画は困難に耐える悲しい少女ものばかりだったが手塚先生の作品はボーイッシュなジェンダレスな少女が暴れまくるというかなり画期的なものだったらしく女性は家庭でおとなしく夫を支えるという戦前の価値観を一掃するものだったと当時子供だった水野英子先生や萩尾望都先生ら女性漫画家たちが語っておられます。これは今のセーラームーンやプリキュアシリーズにも受け継がれており手塚先生は兵庫県宝塚市出身で宝塚歌劇を見て育ったのでそれに影響を受けてるようです。帰ってシークレット缶バッジを開けたらよこたとお先生のもので相当レア!よこたとくお先生はご存命で学研教育まんがで知ってる人は多いと思います。藤子不二雄A先生のまんが道には出て来ませんが赤塚先生の自伝エッセーにはしょっちゅう出てきます。上京してきてトキワ荘に入る前は赤塚不二夫さんと仲良く一緒に住んでたらしいです。作風がほのぼのしてるので過激になっていく少年漫画雑誌では難しくなったので教育漫画に移行して成功したようです。帰りにトキワ荘まんがステーションでトキワ荘物語と森安直哉先生の烏城物語(うじょうものがたり)を読みました。トキワ荘物語は住んでいた漫画家が書いたオムニバス漫画で寺田ヒロオ先生の本音や唯一の女性漫画家水野英子先生が石ノ森先生や赤塚先生に色々エロネタでいじられるのがなかなか面白いです(笑)この辺はまんが道に描かれてないので貴重ですね。森安先生は描きたいものしか描かなかったので生涯アルバイトで暮らしてたらしいです。今だったらインターネットで発表して、アマゾンの電子書籍で出せたりするのでちょっと時代が早すぎたのかなと思います。当時は雑誌で読み捨てで単行本ビジネスというものがそもそもなかった時代だったらしいです。絵が今の基準で見ても相当上手くまんがステーションに行ったらチェックしてみて下さい。

烏城物語https://www.google.com/search?q=%E7%83%8F%E5%9F%8E%E7%89%A9%E8%AA%9E&client=firefox-b-d&sxsrf=AOaemvJeMtkuBK_Ys6q2U3txgONpL-dx1g:1634534618918&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwiHoNX6m9PzAhXSMd4KHVxODkEQ_AUoAXoECAEQAw&biw=1748&bih=899&dpr=1

帰りに産直カフェべこで食事して帰りました。ここはアットホームで美味しいのでオススメです。
https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132101/13209203/

トキワ荘ミュージアム
https://tokiwasomm.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?