晩婚化について

特別感

今日昼間は天気が良かったので、息子を胸に抱いて近所を散歩した。ご存知の方も多いと思うが赤ちゃんの体温は高い。愛おしいほど高い。そんな赤ちゃんを抱っこしているだけで、ただの散歩がなんとなく価値のあることのように思えてくる。給付金がどうだとか医療崩壊がどうだとかいう世界と太陽を胸に抱く散歩は、地続きのようで透明な膜が一枚間にあって繋がっていないように感じた。その赤ちゃんは1日のほとんどをおむつ替えか授乳か私たちには理解できない何かを要求してギャン泣きしているので、彼自身の日常は決して平穏とは言えないのだが。


遠い過去

昨日の夜、用事があって記事を書きながら大学からの友達とラインをした。用件が終わってもくだらない話をしていると、他の同級生もいるグループラインが3年ぶりに稼働した。話自体はたわいも無いというか、他人には絶対に聞かせられないような馬鹿話だったのだが、卒業してからさらに大学生もう一回分の時間が過ぎたことにみんな一様に驚いていた。

その人たちとは大学三年の時にとあるイベントを開催して、未だにその時の話で盛り上がる。二十歳の頃は今の年にはすでに父親になっているとはまるで想像もつかなかった。ただ、大学一年の頃から家庭が欲しいとか腰を落ち着けたいとか言っていた気がする。だから若い時からの望みが叶ったという点では喜ばしいことなのだろう。一方で若く子供を授かるとデキ婚かとか聞かれて面倒ではある。一々否定するのも面倒だ。望んで父になったことを言わなければならないことにはちょっと違和感もある。20代半ばで父になっただけでそういう視線を感じるたびに、晩婚化が進んでいることを肌で感じる。

世の中には、まだ遊びたいから結婚したり子供が欲しく無いと考える人もいるそうだ。決してそういう考えを否定するわけでも見下しているわけでも無いが、世の中本当にいろんな考え方があるもんだなのしみじみする。なんとなく勘違いされるのが嫌なので申し添えておくと、私と私の両親との関係はすこぶる良好である。


この文章を読んでいる方の年齢層は全くわからないが、皆さんは結婚や晩婚化についてどう考えますか?



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