11/10 vs徳島ヴォルティス(アウェイ)


試合の感想

多くのサポーターが遠路遥々徳島へ駆けつけ、チームを後押しした甲斐もあり、5連勝まで後2つ!DAZNを通してチャントやビューティフルデイズが響いてました!

前節からは光毅を松尾に替えただけ。このメンバーが調子が良いという判断なのだろう。中盤の守備が少し不安ではあるが、展開力で充分勝算があるという自信の現れか。対する徳島ヴォルティスはいつも通りの布陣。とにかく怖いのはノムとバイスである。ノムにあまり自由を与えたくはないところ。

前半

立ち上がりは向こうのプレス開始位置が低く、対する横浜FCは強めの前プレスから主導権を握って、俊輔や謙介の長短織り交ぜた攻撃で優勢に進めたものの、やはり俊輔の守備力ではノムの相手は厳しく、守備時にはゴール前まで迫られることが多かった。キャラと岸本が激突したあたりからは流れが完全に変わり、4-2の間が開いてしまってほとんどセカンドボールが拾えなくなった。それ以降は押される展開が続き、あわやのシーンも何度か作られたものの、なんとか無失点で耐え忍んだ。

後半

間延びした中盤を使われないようにするため、前半ほど皆川とコロスケは積極的にプレスは掛けないように。コンパクトな陣形が功を奏し、押され気味のゲームとは言え、しっかり守れるように。そんな横浜FCを見て、攻撃の人数を増やせば崩せると踏んだのか、徳島はバイスも攻撃参加したりと段々攻撃にのめり込むように。そうして生まれた一瞬の隙を今の横浜FCは見逃さなかった。スローインの流れから中山が相手を引きつけフリーのコロスケにスルーパス。中山を狙ったと思われるクロスはそのままファーに流れ、死角を駆け上がってきていた武田の足元へ。これを武田がキーパーの手を弾き飛ばす威力あるシュートを叩き込んで遂に先制に成功する。完全にボールウォッチャーになって武田を見ていなかったのが、岸本と交代で入った藤田だったのはなんとも皮肉なものである。

その直後にレドミを投入し、同点に追いつこうとする徳島にカウンターをちらつかせ、パワープレー要員として前線に送り出されたバイスには、こちらも田代を送り込んで対応。先制してからは安定した試合運びで試合を締めた。

全体的に

プラン通りには行かなかった試合だろう。序盤の仕掛けで点が取れていれば大分違ったのだろうが、そこで仕留めきれなかったことで難しい試合になってしまった。とは言え、全員でよく守った。それが実った先制点だろう。押し込めていることに調子に乗り、攻撃に意識を傾けすぎた徳島はショートカウンター狙いで密集しすぎて、そこを躱されたときの対応が甘くなっていた。それまで守備に走り回っていた中山、コロスケ、武田があの時間帯にあの走力を見せてくれたのは非常に頼もしかった。選手交代もハマっていたと思う。田代はもう少し早めに投入しても良かったと思うけれど。

選手への雑感

GK:南雄太

今節も無事に無失点。この調子であと2試合頼みます!

DF:北爪健吾

序盤は攻撃参加していたものの、全体的には守備に走り回る羽目に。何度か危ないシーンもあったけれど、よく凌いでくれた。しっかり皆川にスローインを合わせたのは偉い。

DF:伊野波雅彦

あわやPKかと言うシーンも有り、結構危なかったが、猛攻を耐えしのいでくれた。オフサイドになったゴールは惜しかったなぁ。

DF:カルフィン・ヨン・ア・ピン

アクシデントでどうなることかと思ったけれど、それ以降もしっかり守ってくれた。累積リーチになってしまったのが怖い。なんとか次の試合はノーカードで切り抜けて、全試合フル出場でJ1に導いてほしい。

DF:武田英二郎

値千金の決勝点!よくあの時間にあそこまで駆け上がって、しっかり枠内に蹴り込んでくれた。見てるかチョウ・キジェ……湘南スタイルはちゃんと引き継がれてるぞ

MF:中村俊輔

圧巻のパス成功率で序盤のリズムを作り、それ以降もサンドバック状態になるのを回避させてくれた。守備は、なんだかんだ言っても海外組だけあって身体を入れると案外強いのだが、やはりアジリティとか厳しいものがある。メリットがデメリットを上回るゲーム展開を維持したいところだ。

MF:佐藤謙介

攻守に奮闘し、俊輔とともにマイボール時は落ち着いたパス捌きでサンドバック回避してくれた。後半頭のミドルシュートは決めてほしかったなぁ。

MF:齋藤功佑

前線からの積極的なプレスを見せていたものの、それがハマらなくなるとともにあまり目立たなくなっていた。後半に入って見せ場を作り、交代直前には値千金のアシスト。多分中山を狙ったのが流れたのだろうけれど、幸運の女神がコロスケには付いてる気がする。

MF:中山克広

とにかく攻守に走ってくれた。コロスケへの見事なスルーパスからゴール前まで一気に走り込み、結果として相手守備陣の視線を引きつけて武田をフリーにしてくれた。あと2試合、走りきってくれ!

MF:松尾佑介

前半に見事な突破を見せ、守備でもしっかり仕事をしてくれた。ゴールを決めた武田に嬉しそうに声をかけていたのが印象的。すっかり職場に溶け込んだバイト戦士、正社員をJ1で迎えるためにも後2試合頑張ってほしい。

FW:皆川佑介

今節もひたすら前線で身体を張ってくれた。田代に俊輔と同じシュートが打てればアシストついたんだけどね(苦笑。先制点に繋がった中山への落としは見事だった。相変わらずしっかり仕事をしてくれて頼もしい。

MF:斉藤光毅

松尾と交代で出場。守備やボールキープで役目を果たした。徳島レベルの選手だとドリブルには対応できないことも証明してくれた。

MF:レアンドロ・ドミンゲス

コロスケと交代で出場。中央を独力で突破してのシュートで存在感を見せつけてくれた。一人で中央カウンター発動できるのホント強い。

MF:田代真一

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!『守備固めで登場したと思ったら、皆川の落としから強烈なミドルシュートを撃っていた』な… 何を言っているのか わからねーと思うが、おれも 何をされたのか わからなかった…

や、ちゃんと守備固めの仕事もしてくれてたけれども。本職CBのくせにホント攻撃好きね君(汗

終わりに

難敵徳島を相手に見事勝利を飾り、5連勝も折り返し地点を通り過ぎました。そして栃木の奮闘もあって自動昇格圏内に浮上!あと2勝!あと2勝です!次のファジアーノ岡山も昇格PO目指して必死に挑んでくるでしょうが、選手たちが魂を込めてプレーしてくれているように、我々も魂込めて応援しましょう!そして勝ちましょう!万を超える徳島サポを黙らせたように、岡山サポを黙らせるようなパワーをみんなで送って、4連勝にしましょう!!

行くぞJ1!

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