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【幸福論②】養老孟司

下記のnoteで紹介した『幸福論』から、

心に残った言葉と、わたしの感想を共有させていただきます。

今週は、解剖学者・作家、

養老孟司先生が書かれた幸福論です。

※各人の経歴はWikipediaからの要約、本書の内容の記載は”引用文”以外は個人の解釈であることをご了承ください。


2. 養老孟司
生年月日: 1937年11月11日 (86歳)
執筆時の年齢: 65歳
肩書: 東京大学名誉教授
蝋田の印象:
・『唯脳論』,『バカの壁』の著者
・解剖学者
・歯に衣着せぬおもしろおじいちゃん


養老孟司の『幸福論』のタイトル

“世間の奇妙な常識にとらわれない”

幸福論 (2006年, PHP研究所[編])


【感想】

のっけから

「『幸福論』なんて考えている人は暇人だ」

と教えられ、

幸福論を探しているわたしの心に深く突き刺さりました。

ある意味では、まさしくその通りだと思います。


人の決めた幸福ではなく、自分が決めた幸福を。


幸せの基準に人間関係を含めるのではなく、

自然に目を向けて。


養老先生のおかげで、

自然 (花鳥風月, それと子供)や個性、教養について

改めて考えることができました。


『常識ではなく良識を』

『解釈ではなく事実を』

『印象ではなく本質を』


養老先生の幸福論です。


【要約】

1. 幸せとは、後から思うもの

“戦いの最中は、それはもう必死です。…。良かったとか悪かったとか、そんなことは後になって初めて感じること。幸福感とはそれに似ているような気がします。”

“だから私は、幸福論など語ろうとは思わない。むしろ馬鹿げているとさえ思っています。だって、今思っている幸せと、後から思う幸せとはまったく別のものだからです。”

幸福論 (2006年, PHP研究所[編])


2. 人が嫌がることをやってやろう

“皆が群がる場所ではなく、誰も行かないような場所へ行ってみる。人が行きたがらないところへ目を向けてみる。そこにこそ、皆が手に入れることのできない貴重なものが落ちているように思います。”

“もっと、「良識」を持つことです。良識とは知識や教養といったものではない。どの世界においても、いつの時代にも変わらないもの。人間の普遍的な、当たり前のことを意味するのです。”

幸福論 (2006年, PHP研究所[編])


3. 世間の常識にとらわれない生き方を

“やることがないから幸せではない。楽しそうに笑っていないから不幸せに違いない。私もまだまだ奇妙な世間の常識にとらわれていたのです。”

“もっと視野を広げて、「幸福とは何か」などという愚問から解き放たれたいものです。”

幸福論 (2006年, PHP研究所[編])




【おまけ】

『戦い』と表現できるほどに

熱中できる何かを見つけることができるか。

幸い、私は

『考えること、あわよくば共感すること』

に辿り着くことができました。

これからがわたしのスタートであり、燃えております。


ものごとをスタートするとき

さまざまなハードルが浮かびます。


世間体や、ほんとうに自分に成し遂げられるのか、などなど。


チャレンジに対して、応援してくださる方、反対してくる方、どちらもいらっしゃいます。

反対してくる方には、反対してくださる方 (良心で言ってくれている場合)もいらっしゃいます。


どちらの意見もいただいてきたわたしの持論は以下の通りです。


「チャレンジが成功する可能性が低いとしても、何かの拍子でものごとがうまくいく場合もあるでしょう。ジャスティンに紹介されたピコ太郎や、ブルゾンちえみに紹介されたオースティンのようにね。そしたら、応援しておいた方が良くないか?」


『成功』・『うまくいく』・『良い』の定義も人それぞれなので

一概には言えませんが、

伝えたかったことは、


あなたもわたしも唯一無二で

他の方の『常識』はあてはまらないです。


自戒を込めて。


ご清覧いただきありがとうございました。

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