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【イグ・ノーベル賞】1. 哺乳類は腸で呼吸ができるのか 2. 人生の成功をきめるのは、運か才能か

イグ・ノーベル賞、大好きです。

『人々を笑わせ考えさせた研究』に与えられる賞で、科学・ユーモア・皮肉が合わさって、科学や社会問題に興味をもっていただくきっかけになるのではないかと思います。

2024年の生理学賞は、こちら

今年も日本人が受賞したということで、ニュースでも盛り上がりをみせておりますが、受賞者の武部貴則先生について書かせていただきます。

武部先生は、国内最年少で大学の教授となり、現在、国内外で6つの研究室を主宰している (2024年5月時点)、とてつもなくとんでもない方。1つの研究室を主宰するのも、とんでもないことですから。

わたしが武部先生にお会いできたのは2回。
一度目は2020年2月、大学院生時に人工臓器に関する研究内容を聴講しましたが、専門性と英語の知識不足で全く内容がわかりませんでした。
二度目は2024年5月、医療業界のシンポジウムで広告医学に関する研究内容を聴講し、深く感銘を受けました。


アメリカと日本の研究室を行き来する生活。基礎研究から応用研究まで幅広くマネジメントするには、想像を絶する労力が必要なことと思います。

二度目の聴講の際に疑問に思ったのは、
「研究を実用化して世の中に広めるには、国や国民の理解と予算・寄付が必要。その点で広告媒体としてメディアやSNSを使うのは分かるが、有名になればアンチが生まれ、叩かれるのは必須。それでもなぜ露出をやめないのか?」ということ。

講演後の懇親会で質問させていただいた際の武部先生の答えが、わたしの思考の軸になっています。

「研究の先にある患者ひとりの命を想えば、批判や苦労は取るに足らない。」
※蝋田の意訳が入ってます。

相当な覚悟を持って、命を燃やして研究に尽くされているんだなと感じました。


イグ・ノーベル賞繋がりで、わたしが特におもしろいと思った研究を、もうひとつご紹介。

『人生の成功をきめるのは、運か実力か』

2022年に経済学賞を受賞した研究内容で、興味があれば以下の動画をみていただきたいです。

特に、『後知恵バイアス』は、あると思います。


最後までご清覧いただきありがとうございました。文章の間違いや、ご意見の違いが多々あるかと思います。感想も含めて、コメントなどでご指摘いただければ幸いです。

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