元声優・アニソン歌手オタクが選ぶ最近の強い地下アイドル曲

地下アイドルAdvent Calendar 2022 12月8日の投稿記事です。
昨日の記事は、私の書いたの『ルービックキューブが特技のアイドル』でした。

目次


オタク遍歴

最近はすっかりアイドルしか行っていませんが、2009年~2016年あたりまではがっつりと声優・アニソン歌手のオタクをやっていました。

一番の推しは昨年歌手活動を休止した茅原実里さん。茅原さんだけはアイドルに行き始めてからもワンマンライブには通っていて、河口湖でのライブも10年間毎年行っていました。

アニソン歌手では、LiSA。2016年の幕張まではファンクラブにも入ってかなりライブに行っていて、札幌・新潟・広島と遠征もしていました。当時の地方でのライブハウスが本当に楽しかった。藍井エイル、Faylan、Annabelなんかも行ってました。

その他、アイマス(7周年から3年くらい)、アイカツ(初期シリーズ)、ラブライブ(2nd~2015SSAまで)といったあたりも、一通り通過したりしています。

そんな経緯もあって、今行っているアイドルでもその頃の音楽の趣味が出ているところもあると思います。そういったところを踏まえて、最近のアイドル楽曲で自分が好きなものを紹介したいと思います。基本的にすべて自分がある程度行っている現場のものでかなり偏りがありますので、これが入ってない!みたいな苦情は一切受け付けません。
※2022年にリリースされた曲には限っていませんが、おおむね2~3年以内の曲を選んでいます。

デスペラード・マスカレード(われらがプワプワプーワプワ)

さっそくですが、自分の主現場であるわれらがプワプワプーワプワの話。
茅原実里さんの「境界の彼方」っていう名曲があるんですが、ご存じでしょうか?同タイトルの京アニ作のアニメもとても面白いです。

この曲、聞けばわかるのですがとてもメロディーが単調です。計3回ある落ちサビも、転調もなく基本的に同じフレーズの繰り返しです。でも、1回目の落ちサビでも結構な盛り上がりを見せていると思ったら、そこから2回目、3回目としり上がりに盛り上がりが増していくんですよね。実際のライブで見ると感動すらします。
われプワのデスペラード・マスカレードも、転調もないし全体的にメロディーは単調なんですが、最後の落ちサビへの盛り上がりの持っていき方が境界の彼方と共通のものを感じます。また、振り付けでも最後の落ちサビに盛り上がりのピークを持っていこうという工夫が見られます。是非ライブで見てね。

SHER-LOCK(MEWM )

今年常々曲が強いと言い続けてるMEWM。その中でもこのSHER-LOCKはグループの中の曲でいうと多分そんなに人気はない方ですが、個人的に一番好きな曲だったりします。

この曲、作詞作曲編曲が草野華余子さんです。LiSAの紅白曲、紅蓮華の作曲者です。プロデューサーのやよいが個人的に交友があるらしく、作曲をお願いしているようです。

草野華余子さんのLiSA曲の中でいうと、約10年前の曲ですがDOCTORが近いのかなと思います。ここまでロックではないけれど。ロックとアイドルがバランスよく融合された曲だと思います。

My Wonderland(MIGMA SHELTER)

実は結構前から時々行ってるMIGMA SHELTER。サイケデリックトランスで踊り狂えるアイドルという他とは一線を画したグループです。ライブでは、90分ノンストップとかを平気でやったりします。

そんなMIGMA SHELTERの楽曲の中に、2020年に発売された「ALICE」というアルバムがあります。なんで2020年の話を今更するかというと、このALICEのツアーが今まさに行われているからです。本当は2020年にする予定だったのに、コロナでできなくなったのです。

このALICEは、そのアルバム名のとおり、不思議の国のアリスをテーマとしたコンセプトアルバムになっています。アイドルでしっかりとしたコンセプトアルバムを作るところってなかなかないんじゃないでしょうか。茅原実里さんは、ひとつひとつのアルバムに確実なコンセプトを持っていて、それが好きなところのひとつでもあったので、コンセプトアルバムは基本的に大好きです。

My Wonderlandは、このアルバムの最後に収録されている、9分もある長尺楽曲です。アルバム全体で不思議の国のアリスのストーリーを表現していて、アルバム一本聞くと映画をひとつ見たくらいの感覚を得られるのですが、My Wonderlandはその最後にして、物語のクライマックス、エンディング、エンドロールを持ち合わせたような楽曲です。

過去にALICE再現RAVE(ライブ)というのも行われていて、これを見ればよく分かるのですが、この1曲の中にそれまでやってきた楽曲の振り付けが散りばめられています。それを理解したうえで聞くと、1本のアルバム・物語の伏線回収感がエグいです。また、曲の最後には物語の本が閉じて、1曲目の「In wonderland」に繋がる、という仕掛けがあったりします。

ついでになんですが、MIGMA SHELTERの推しであるミミミユのインタビュー動画を載せておきます。しゃべるとこんな感じですが、ライブではまるで別人のように踊り狂ってます。リアルな二重人格持ちなようで、インタビューではそのことについて語っています。

JAPANESE HORROR STORY(situasion)

なにかと話題の現代型楽曲派アイドル、situasion。あまり積極的に言ってないので知られていませんが、われプワの事務所と深く関わりのあるグループなので、デビューライブにも顔を出したりしました。当時はこんなに売れるなんて思ってなかったですね。

基本的にプロデューサーがその時やりたい音楽を自由気ままにやってるだけのグループなんですが、このJAPANESE HORROR STORYは本当に革命的なアイドル曲だと思ってます。この楽曲の凄さは過去に某音質派が解説してるのでこれ以上言うことはないんですが、プログレッシグロックアイドル楽曲の完成形なのではと思います。

境界の彼方の動画を上で貼りましたが、茅原実里さんのライブはすべて生バンドです。このバンドが結構ガチで、かつてはいち声優のバッグバンドだけのワンマンライブをO-EASTでやるというよく分からないことをやっていました。

このバンドの音楽が、超プログレなんですよね。それもあって、プログレ音楽には結構聞きなじみがあったりします。

まとめ

今回は、何かと声優(というか茅原実里さん)やLiSAと絡めて、自分の好きな楽曲をあげてみました。次回には、そういうのなしに好きな曲を紹介できたらと思います。

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