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行動力の裏側

よく「行動力がある」と言われる。あまり実感はないけど。そうなのかなあ。確かに20歳の時にひとりでオーストラリアから日本への片道チケット買って、全く誰も知らない日本に行ったり。「DTMをやる!」って決めてから現金18万でバンっとパソコンを買っちゃったり。でも、私からしてみたらIphoneやスタバの新作を発売初日に並んだり、天気がいい日に4時間かけて江ノ島に行く人の方がよっぽど私よりよっぽど行動力があるんじゃないかと。行動力半端ねえ!!凄い!!!って思ってしまう。まじ心の底からリスペクト。 

突然ひとりでオーストラリアから日本に行ったり、「DTMやる!」って言ってパソコン買ったり。私の突発的な「行動力」はどこから来るのだろうと考えた時、美大1年生の頃に遡る。どいう流れでこんな話になったのかは覚えていないけどめちゃくちゃ美術の先生に怒られたのがきっかけ。もともと私は恥ずかしがり屋で、人と話すのが苦手、とてもナイーブ、傷つき安い性格。人前に出るのは苦手で、できるだけ自分の神秘的なテレトリーを守るべく、人との接触を拒んでいた。

美大の教授に「あなたの作品は本当に心の底から素晴らしいと思う。だけどあなたは恥ずかしがって何も語らないから見た相手にとても伝わりにくい。あなたには才能がある。だが、どんな才能があっても誰も「あなた素晴らしいわ!」とあなたの家のドアを叩き来て言いに来ない。そのためにはひたすら生み出し続け、発進し続ける必要がある。あなたの才能を無駄にしないためにも、あなたが誰かの心のドアをノックしなければならない」

才能があるか分からないが、なかなか良いなパンチを食らったぜ。痛てて、、、、突然、今(当時)の自分が嫌になってきた。恥ずかしい自分が恥ずかしいという回文のようなジレンマ。もう、嫌だ!!!!!!!とりあえず、もうやるっきゃねえーーーー!!!!ひたすら作品を作り、ひたすら展示に応募し、ひたすらネットの文章を更新続け、うりゃ!!!!これでも食らえ!!!私がロットン瑠唯様じゃ〜!!!!!と美大生活を駆け巡った。

私は大きく変わった。とりあえず作る続け、発信し続け、誰になんと言われようとやれる事はひたすらやる、欲しいものは手にいれる。みんなから見て、私の「行動力」って未だにどう見えてるのかわからない。私はずっと誰かの心のドアをノックし続けていたい。

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