見出し画像

【サタスペ】〔生活〕技術屋のすすめ

ドーモ、マーズです。
サタスペの話をするぞ。
これからするサタスペの話はコアな話なので、サタスペにある程度以上馴染んでいない人、例えばタイトルを見て何のひっかりも覚えない人など、はタブを閉じた方がいいぞ。

警告はしたから、時間を無駄にしたとか抗議するなよ。

好きなキャラのタイプは戦闘型、次いで生活型だ。どっちも好きなので生活戦闘型とかも作ったことは何回かある。
サタスペのキャラメイクはベーシックカルマで方向性が決まったり決まらなかったりするが、中でも荒事屋とマネージャーはキャラの方向性を決めてしまう最たるものだろう。荒事屋を取っておいて戦闘で活躍するつもりがないわけはないし、マネージャーを取るからにはまずアイテム調達役になるだろう。なお俺はロケットの環境値ランダム作成ルールに加えてベーシックカルマもランダムにした結果〔生活〕1のマネージャーを作ったことがある。

で、逆に〔生活〕型のキャラというのは、マネージャーを取るのが鉄板だ。しかし俺は性格がひねくれてるので、マネージャー以外の〔生活〕型キャラの可能性を常々考えている。

そんな中で行き当たったのが、〔生活〕技術屋の可能性だ。いうまでもなく、〔生活〕というのは判定自体が少ない能力値だ。異能でも〔生活〕判定を求めるものはほとんど思い当たらなかったし、シナリオギミックでも〔生活〕判定を考えるのは他の能力値に比べて難しいのだろう。

盟約のものも含めて異能やアイテムを片っ端から調べた結果、〔生活〕技術屋の強みは以下の点にある。

1.《道場》
《道場》はセーブ判定を〔生活〕で行えるようになる資産だ。
判定能力値の代替ができる特殊効果は、能力値の数値が使えるもの(例えば【親方】であれば、〔生活〕の能力値を使って〔教養〕判定が行える。またその逆も可)ものと、判定に使う能力値自体が変わるもの(例えば【真実の恋】は〔恋愛〕で判定を行う)ものの二種類がある。
何が違うのかというと、前者であればあくまでその能力値の数値だけ使用し、元々の判定の能力値自体は変わらない。例えば【親方】では〔教養〕判定を〔生活〕の値で行えるが、あくまで〔教養〕判定であるため、【意地(生活)】は使えない。
しかし資産の《道場》は後者であり、セーブ判定が〔生活〕でできるようになる。判定自体が〔肉体〕から〔生活〕に変わるため、【意地(生活)】が使える。よって、判定回数が増えるだけでなく、致命的な攻撃を「跳ぶ」ことで、精神点3点を消費すれば自動成功できるようになる。

2.《ノミ屋》
《ノミ屋》はセッション開始時に使用する資産であり、〔生活〕/11の判定に成功すれば〔サイフ〕が全回復するアイテムだ。ただしファンブルすると〔サイフ〕が0になる
判定難易度が高いので、あまり使われるのを見ないアイテムだが、〔生活〕技術屋であれば自動成功になるため、セッション中の〔サイフ〕消費をためらわなくても良くなることになる。

3.【信用】
〔生活〕技術屋の最大の目玉がこれだ。
【信用】は〔生活〕/11の判定に成功すれば、好きな対象の好きなアイテムをセッション中借りることができる、闇商人カルマの支援異能だ。
サタスペがわかっていれば、これがどれだけ強力な異能かわかるだろう。
まず【スリ】と違って、同じ場所に居なくてもアイテムを奪うことができる。敵と同じマスに移動するのは手番が必要な上にリスクが高いので、それを避けることができる強みは大きい。
さらに、好きなアイテムを選んで奪うことができるので、相手のアイテムを把握したうえで最適な選択肢を取ることができる。特に血戦中に武器を奪うことができるので、〔反応力〕さえ上げれば、敵の主力の武器を奪って即座に無力化できる可能性すらある。
なお、この異能は血戦中であってもなぜかアイテムを貸してくれるというサタスペにありがちな奇妙な現象を起こすため、RPを考えておかないと予期せぬカルマに投票される可能性がある。俺はこれでペテン師を獲得した。
なお、もう一つ強力な〔生活〕判定の異能があるのだが、こちらはまだ成長回数が足りないため使ったことがない。使うことができたら追記したい。
参考までに、今俺が使っているPCは〔犯罪〕〔生活〕ともに5のバランス型で、おたからの《亜俠ファイル》で1ラウンド2回【信用】を使うビルドになっている。

4.弱点
〔生活〕技術屋の弱点は、主に買い物力だ。これは技術屋に限ったことではなく、マネージャー以外のベーシックカルマを選んだ場合、当然ながら買い物の度に〔サイフ〕が減っていくため、マネージャーと比べた場合に買い物力が低い。とはいえ《ノミ屋》でセッション開始時に回復できるので、他のベーシックカルマよりは気軽に〔サイフ〕を使えるが。
よって〔サイフ〕以外の手段でアイテムを調達する手段(主に盗み)、もしくはセッション中に〔サイフ〕を回復する手段(《賭場》など)を用意しておく方がいいだろう。今のキャラは《賭場》で回復している。

新たなキャラビルドの方向性を切り開くのは、俺の性みたいなもので、ダクソ3のときはほとんどだれも使っていなかった時代に亡者武器の性能を調べたりしていた。
サタスペでも生活戦闘型を試したり教養戦闘型を試したり、自分が見たことのない方向性を探ってきたので、今回の〔生活〕技術屋もその延長上にある。
このビルドがうまくハマればキャンペーンが終わったあたりでまた報告したいと考えている。よかったら試してみてほしい。


(C)冒険企画局/新紀元社/河嶋陶一朗と速水螺旋人と暗転丸と池田朝佳とイケダサトシと泉信行と魚蹴と岡野繁浩と齋藤高吉とdczとぺらねこと吉井徹 「アジアンパンクRPG サタスペ」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?