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2018年読んだ本まとめ

書こう書こうと思っていたけど、年末年始ばたばたしていたのでようやく書きます。今年は引っ越して就職して、生活リズムもがらっと変わったけれど、第一の趣味に掲げている読書はそれなりに継続できました。ばんざい!

実用書を読む時間が必要で、心の肥やしになるものへ触れる時間が少なくなってしまったのが残念ではあるけど、近所にある図書館の絶妙なチョイスのおすすめコーナーのおかげで「やっぱり本を読むのは知らなかった世界が見えるようになる手軽な手段だなぁ」と実感した一年でした。

📗2018年の読書メーター📗
読んだ本の数:49冊
読んだページ数:16815ページ
ナイス数:18ナイス

というわけで、読んでよかった本を小説中心に軽く紹介。

列車はこの闇をぬけて 

📍読了日:04月18日 著者:ディルク ラインハルト

しつこくおすすめしてる一作。グアテマラから列車でアメリカを目指す不法移民の少年少女たちの話。
アメリカでの豊かで幸せな生活を夢見て向かっているだけなのに、道連れに裏切られマフィアに搾取される。夢の国アメリカと、移民対策に励むアメリカの像の間で「正義とはどこに…」という気分になる。

紀ノ川 

📍読了日:06月21日 著者:有吉 佐和子

安定の有吉佐和子。明治時代の和歌山に生まれ、紀ノ川を下って嫁いでいく花の人生からはじまる三代記。花の強さとしたたかさが際立つ。

お前はんのお母さんは、云うてみれば紀ノ川や。見かけは静かで優しゅうて、色も青くて美しい。やけど、水流に添う弱い川は全部自分に包含する気や

川三部作の残りはまだ読めてないので、読むのが今年の目標。

パールとスターシャ 

📍読了日:10月24日 著者:アフィニティ・コナー
アウシュビッツでメンゲレの実験台にされていた双子たちの話。残酷極まりない話なんだけれど、パールとスターシャの視点が交互に切り替えらながら語られる話は、現実ばなれしてどこか美しい夢のようでもある。

言葉の誕生を科学する 

📍読了日:04月21日 著者:小川 洋子,岡ノ谷 一夫

小説っていうルールで書いてたけどこれだけはまぁいいや笑
「言葉」についての小川洋子と岡ノ谷一夫の対談。作家と科学者というそれぞれの切り口が自由で、また語られる言葉もわかりやすくておもしろく読めた。

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2018年は小説を読んだ感想を全然書いていなかった結果、すごーくまとめづらかったので今年はちゃんと書いておくぞ!

あと一冊の小説を考察などしたなーという気分があるので、読書会をしたいなどと思っています。

今年もたくさん本を読んで、ちゃんと創作する一年に。🙌


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