ゲーム感想「溶鉄のマルフーシャ」

こんにちは、rotomoです。

今回はプレイしたゲームの感想として「溶鉄のマルフーシャ」について投稿しようと思います。
本当はスクショとか載せたかったのですが、PCにスクショツール入れてなかったので(めんどくさくて)撮れませんでした。ご容赦ください。

http://molteniron.lsv.jp

なんか上手くリンク貼れなかったのでとりあえず引用文でURL書いておきます。

■プレイまでの経緯
Twitter見てた時、"ドルフロ"のトピックに引っかかって、このゲームについての呟きを見つけました。

可愛らしいドット絵と荒廃的な世界観がとても魅力的ですぐに惹かれました。

なんでも、製作者の方がドルフロやガンスリ等にインスパイアされてるとかなんとか。納得です。
(普段は唐突にネタバレ食らったり興味ない記事でTL圧迫したりしてクソofクソだと思ってるトピック機能ですが、たまには役に立ちますね)

早速プレイしようとするも残念ながらSteamでの配信。
私は低スペックなノートPCしか持ってないので、コンシューマー版が出ることを願って一旦はふて寝するのでした。

しかし翌日以降もどうしても忘れられず、とりあえず要求スペックを確認したところ、私のPCでも動きそうではありませんか!
Steamアカウント作ってDLを開始。
何事もちゃんと調べるってのは大事ですね。

■概要
ストーリーは、主人公である少女マルフーシャが軍からの徴兵命令を受け、敵軍から侵攻を防ぐために防壁の防衛任務に就くことになるところからスタートです。(語彙力がなくて"防"が3連チャンしました)

ゲームジャンルとしては、ローグライク的な要素があるタワーディフェンスです。

マルフーシャを操作して、防壁が壊されないように突撃してくる敵を銃で殲滅、報酬を得て1wave(1日)が終了。

各waveごとにランダムに抽選される3つのカード(各種ステータス上昇、メインウェポン、サブウェポン、サポートキャラ等)から1つを購入して戦力を強化することができます。

得られる報酬は敵の強さの上昇とともに徐々に増えていきますが、一定のタイミングで理不尽とも言える追加の課税を強いられるため、毎日資金繰りに悩みながら取捨選択していく形になります。

また、10日ごとには休暇が訪れ、実質的には固定の三者択一にはなりますがパラメータを強化したり、可愛らしいドット絵のモーションやサポートキャラがいれば簡単なやりとりを楽しめたりできます。

これらを繰り返し、合計100日間過ごすとエンディングとなります。
合間合間に挟まれるストーリーは固定ですが、サポートキャラやwaveクリア状況によりエンディングが分岐します。(全10パターン)
テンポ良く進むので、1周あたり1時間程度でクリア可能です。

また、100日間のストーリーを楽しめるメインモードとは別に、防壁の耐久値がに0になるまでエンドレスに遊べるチャレンジモードも存在します。

こちらのモードは、他のプレイヤーと何日間生き残れたかをランキング形式で競うことができる他、メインモードでのサポートキャラを自機として使えたり、キャラの組み合わせにより特殊なイベントを見れたりします。

簡単にまとめると、強化のための資金繰りや徐々追い詰められるストーリーに泣きながら攻略を進めるタワーディフェンスゲームとなります。

荒廃した世界観で少女が銃を持って戦う姿や悲壮感漂うストーリーは、確かにどことなくドルフロやガンスリのテイストを感じ、それらの雰囲気が好きな人は楽しめると思います。

■感想
初見プレイ時は手探りな部分もあり、各種カードの取捨選択に悩む場面がしばしばありました。
その中でも特に悩ましかったのが、メイン武器の選択です。

概要で触れてなかったのですが、メイン武器はデフォルトの拳銃の他にいくつか種類があり、サブマシンガン、アサルトライフル、ショットガン、軽機関銃、スナイパー、グレネードを強化フェイズ時に購入することができます。

もちろんこれらの武器は他の強化要素と同様にランダムなので、いつどの武器が購入できるかは運次第です。
加えて拳銃以外の武器には耐久値が存在し、一定間隔で追加購入を強いられます。

見積もりが甘いと、武器が壊れるタイミングで武器がピックされなかったり、資金が足りなかったりして交換できない状況に陥り、次waveではデフォルトの拳銃で戦う羽目になります。

後半のステージは拳銃でのクリアはかなり厳しく、結果的にはコンテニューすることになると思います。
(コンテニューの際は資金を貰え、強化が再抽選されるので詰むことはないです)

そんな感じで、どのステータスを強化しようか?どの武器を取ろうか?どのサポートキャラにしようか?あー武器が壊れそう!でもお金ない!と、毎wave悩みながら戦略をたてていくのがかなり楽しかったです。

また敵の種類は決して多くはないですが、特性に応じて適切に対処する必要があり、アクションとしても適度な難易度で楽しめました。

ストーリー部分については、主人公らの可愛らしいやりとりの反面、不穏な方向にしか向かわない展開が個人的にツボでした。(確実に一定数以上の需要があるからこの手の話は廃れないとは思うんですが、一般的には悪趣味なんでしょうか?)
短いながらも、キャラや世界観の魅力を味わうことができるストーリーでした。

結局、初見では1コンしてクリアすることができました。
慣れるとストーリーはかなりサクッとクリアできるようになり、4周くらいでグッドエンディングまで辿り着けました。
全部で20個ある実績も7時間くらいで全てゲットしました。

こう書くとボリュームを問題として指摘されそうですが、ゲーム自体800円弱ですし個人的にすごくコスパの良いゲームだと思いました。

また、上記はあくまでストーリーモードの話であり、チャレンジモードは一変してやりごたえのあるモードになっています。

突き詰めると運に左右されるゲームではありますが、ある程度知識やプレイスキルを身につけないと、ストーリー以上に大量に押し寄せる敵にあっさりやられてしまいます。

攻略情報を見ずに自身で目標スコアを掲げて試行錯誤するのであれば、十分なボリュームのあるゲームだと思いました。

■評価
○良かった点
・可愛らしいドット絵
・荒廃的な世界観、悲壮感のあるストーリー(好みはあるかもしれないが)
・シンプルながら適度にやりごたえのあるゲーム性
・安価(800円程度)
・低スペックPCでも動作可能

○悪かった点
・武器やサポートキャラのバランス
・慣れてくるとピックや戦闘がパターン化しがち
・ストーリーモードのラスボスが難易度の割に硬すぎる(一応ピック次第では瞬殺可能)
・突き詰めると運ゲー(特にチャレンジモード)

総評すると、ドット絵やストーリー、雰囲気がとても魅力的で、シンプルながらも繰り返し遊べるとても満足度の高いゲームでした。
悪かった点も、現金な話をすれば値段相応であり、個人的には強いてあげるなら程度で気にならないです。
雰囲気やゲーム性が気に入ったのであれば、買って損のないゲームだと思います。

ではまた。

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