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【アイスランド&ロンドンちょろり旅6~裏切りの免税手続き~】


2024年8月16日(金)

今日も3:00起床。結局変な体内時計は直らなかった。でももう帰るだけだし残った体力全部使い切って良いので無理に寝なくて大丈夫。ついに帰国の日である。といってもまたロンドンで一泊してからの帰国なのですが。

荷造りをする。スーツケースの中でひときわ存在感を放っている、初日に買った500mlのビール12本が重いな。。その他にもなんだかんだで結構重くなってしまった、でもさすがに上限の23kgはなさそう、20kgはあるだろうけどまあセーフでしょう。

この国で買った初めてのものがビール6kgだった

朝食を食べて空港行きのバスに乗るべく出発である。毎日果物も食べられたし、飽きたとは言いながらも内容が悪いわけではない朝食だった。ありがとうホテルフロン。それにしてもスーツケース重っ!でも晴れているからいいのである、雨の中この重いスーツケースを引きながらバスターミナルまで20分歩くのは無理!
いやー昨日より今日晴れてる方が価値あるわー全然あるわー

快晴だよちくしょう

空港までの高速バスチケットはおなじみのアプリGetYourGuideで予約してある。20分くらい早く着いたけど、バスもう来てるのかな?予約アプリには「FLY BUSと書いたバスを探してください」とあったが、停まっているバスの全部に「FLY BUS」と書いてある。「空港行きのバスを予約しているのですが乗り場はどこですか?」と受付のお姉さんに翻訳アプリで訳したのをそのまま読み上げて聞いたら、思ったのと逆の方の乗り場だった。危ない危ない。しかももうバスが来ていてどんどん人が乗り込んでいるところだった。1台は満員だけどバスは2台用意されているので乗り漏れるようなことがないように配慮されているよう。ロンドンの路線バスとは違いますね~(ロンドンバスの鬼畜仕様についてはこちらをご参照ください。「アイスランド&ロンドンちょろり旅2〜裏切りの路線バス〜」↓)https://note.com/rosy_sedum3810/n/nb1da5c34bfbf

バックパッカー風の日本人男性が何かトラブルらしくて横のカウンターで「Oh my god...」と崩れ落ちていた。乗るはずのバスが何かトラブルで来ないとかそういうのかな・・・?こういう海外旅行中の不測のトラブル超怖い!来るはずだった便が来ないとかもう大事件だよ、事情は分からないがなんとか生き延びてくれ・・・と祈ることしかできない(ちなみにバスターミナルの職員もアイスランド人店員デフォルトな対応、愛想少なめであんまり親身な感じではない)。

以前、パリ出張中にストが起こって帰りの便が欠航になってしまったことがあった。会社の出張は旅行社が手配しているから、その時は旅行社がチケットを変更して別便で帰れたけど、これ個人旅行だったらそういうトラブルに対してなんの知見もないから詰んでいたと思う。便がなくなるとか意味が分からなすぎる。

ちなみにそんなに海外に行く頻度が多いわけでもない割に、オーバーブッキングで乗るはずの便に席がなかったこともロストバゲージをくらったこともあります(なんならロスバゲは2回ある)。
「何度も海外に行っているけどそんなこと一回もないよ~」という声が多いけど、この程度のトラブルは全く珍しくないと思っている。断じて私が特別に運悪いとかそういうことではないのである。

こうした過去痛い目に遭った経験から、トランジットする場合はロスバゲしても慌てないために必ず1泊分の荷物は手荷物にするし、もちろん貴重品はスーツケースに入れない。基本何があるかわからないのが海外渡航だと思うようにしている。
今回もできる準備はしていこうと帰国時の残存期間5か月だったパスポートをわざわざ取り直した。
今回のイギリスとアイスランドはどちらも出国時の残存期間が3か月あればOKの国なので本来は古い方のパスポートで行けたけど、もしもよ、確率は低いものの、例えばなんらかの理由で飛行機が予定していた航路で飛べなくて他の国でトランジットすることになったら?その国がパスポートの残存期間6か月以上ないと入国できない国だったら? 調べたら6か月以上必要な国が世界にはそこそこあったので念のため取り直しておいた。
まあ、他にも何かの理由でその国に長期足止めになって帰国できないような状況になった場合、パスポートには十分な猶予がないと怖いところもあるので、そもそもパスポート残存期間が残り半年を切っている場合は更新するのが無難なのかも。

晴れ渡った車窓を恨めしく眺めながらケプラヴィーク国際空港とうちゃーく。バスの隣の席にだいぶ体格の良い北欧系女子が座ったので私の席の幅が0.7人分だった。その子は乗車してすぐに真面目にシートベルトをしようとしてしばらく頑張っていたけど果たせず、結局諦めていて何か切なかった。飛行機だと足すやつくれるらしいです。

まずは一昨日買ったロパペイサの免税手続きである。免税カウンターの場所はすぐに分かった、なぜならえっぐい長さの行列ができていたから。はじめてうちの地元にスタバができた時のことをほうふつとさせるじゃない。

最後尾かなと思ったところから更に角を曲がってもはや終わりの見えない長蛇の列になっている。それでいて手続きをする窓口の職員は2人だけで、それもそんなにてきぱきとやっている風でもなく・・・これは諦めるしかない、自分の順番が来る前に飛行機が飛び去ってしまう。

くっそー(用意していた免税手続きの書類) 

うーん、この大行列は今日に限った光景じゃないだろうにこの窓口ののんびりっぷりはどうよ。
今どきは免税がある国の空港にはどこにでも自動精算機があるのかと思っていた。5年位前にパリで免税手続きを自動精算機を使って秒で終わらせられたので、もう昔と違って免税カウンターに行列する時代じゃないのねと思ったものだけど・・・甘かったようである。
あ、さては一見高めの免税率(24%)を掲げて財布の紐を緩ませておいて、いざ空港で免税手続きをしようとしたら窓口でわざと時間をかけて結局タイムアップで諦めざるを得ない状況にさせるというアイスランド政府の陰謀では・・・?!と疑いたくもなる。一度徴収した税金はそう簡単には返さないぜ・・・?ってね。

ちなみに私は還ってくる予定だった金額が5000〜6000円くらいだからぐぬぬと思いつつもまあまあ諦めがつくけど、何万も免税で還ってくる予定だった人はぐぬぬで済まないだろう・・・そもそもこれだけ物価高い国だから旅行者としてはちょっとでも取り戻したいものである。

ブリティッシュ・エアウェイズのカウンターへ。預け荷物のスーツケースの重さを測る。

ぎゃっ!!

22.9kg!(チカチカ点滅してたまに23.0kgになる)うっわーピタリ賞とは; あわや超過料金になるところだった。。なにが「まあセーフでしょう」だ。何がそんなに重いんだよ!ビールか。

レイキャビク→ロンドンと、ロンドン→羽田の2枚のチケットが出る。やった、羽田までの便F席通路側!しかも利き手の右手側が通路側の一番好きな席である。席運あるわー今回の旅。

これから水有料の国に行きますので、水汲み場で最後の無料のおいしい水を汲んでいく旅客たち。もちろん私も。

世界広しといえど、水道水が飲める国って日本以外で初めて来たかも?しかも日本より美味しいという。これは実にありがたかったです。

手荷物検査場の向こうには免税店が
よく見るとDゲートにだけ審査ありのマーク


手荷物検査の向こうに免税店が見える。この国もイギリス同様出国審査なし?と、思わせておいてゲートに入る前に普通にあった。シェンゲン協定加盟国に行く便は審査なしのゲートから出国できるということか。イギリスは違うので出国審査あり。ぽっちゃり女子の職員さんが「アリガト、サヨナラ」と言ってくれた。

10:35発の便なのでゲートに9:55に着いてくださいとチケットに書いてあるが、早めに空港についた割に9:55ちょうどにゲート到着であったので今日はコーヒー飲む暇がなかった。なんだかいちいち手続きが遅めなのよね…これは免税手続き絶対ムリだったな、早々に諦めてよかった。

さらばアイスランド、長年の憧れの土地に来られてよかった。もしまた来る時はレンタカーで島一周を実現したいな。来る前はいろいろ心配していたけどまあとにかく噴火しなくてよかった。思い切って旅行を計画してよかった。

ヒースロー空港に戻ってきました

ふたたびロンドンにとうちゃーく。時刻は14:30。さすがにアイスランドよりはだいぶ暑い、空気はカラッとしているけど日差しが強い。もうイギリスへの入国も慣れたものです。自動ゲートで外に出てそのまま地下鉄のピカデリーラインへ。

到着ゲートから地下鉄に直結
地下鉄もクレカのタッチ決済でスイスイ
ロンドンの地下鉄

約50分かけてロンドンの中心街、ピカデリーサーカスへ。

エロスの像
ほぼ渋谷ですな

今回アイスランドではグローバルWi-Fiで契約したポケットWi-Fiを使っていたけど、イギリスは契約していないのでロンドン市内でネット環境丸腰なのちょっと不安だなーと思っていたらなんと!

神オプション!

契約している楽天モバイルに2GBまで海外で使えるオプションが含まれていた!今日数時間町中で使えればいいだけだから十分十分。助かった~三木谷社長一生付いていきます!

おひさー

ロンドンもだいぶ久しぶりである。それぞれ1〜2泊かパリからの日帰りだけど、旅行や出張で多分4回くらい来ているかな?最後に来たのは出張の時で、8年くらい前か・・・

それにしても歩きタバコが多い!そういえばアイスランドは多分歩きタバコ禁止。自分が吸わないからそれが珍しいことだと気づかなかったけど、ロンドンはいいんだ?パリはいつ行っても歩きタバコ率高いなーと思うけどロンドンもこんなんだっけ。
ちなみに喫煙者の会社の後輩たちはパリ出張に行って「パリは歩きタバコし放題で天国でした!バッコバコ吸ってました!」と言っていた。

お腹減ったんだよね

時刻は16:30、そもそも空腹過ぎるのでなんとかしたい。朝クロワッサンとスキール食べて、飛行機でちょっとお菓子つまんだだけなのでひもじい。ピカデリーサーカスらへんはさすが繁華街、なんでもある。ラーメンとか惹かれまくる・・・

選ばれたのはポキでした。
米と醤油と生魚を日本まで我慢できなかった…!

お値段2550円。高いけどうっま!!いやそんなハイレベルなポキではないんだろうけど、今ここで食べる生サーモンとわさびと醤油とガリうっまー!染み渡る・・・!米の炊き方謎なかんじの酢飯だったけどいいんです、生涯忘れないポキかもしれない。

リバティにとうちゃーく
変わりませんな

リバティといえばイギリスの老舗生地メーカーというのがパブリックイメージでしょうか、でも生地の売り場はほんの一部で、ブランド品とか香水とかなんだかいろいろなものを売っていて相変わらず何やさんか分からない。まあ百貨店?

でもAstier de Villatteというめちゃかわいいフランス製の絵皿がたくさんあったので楽しかった。
これがお気に入り

この鳥さんのが欲しかったけどイギリスって免税ないんですってね・・・海外で買い物してもそれではね・・・そのせいもあって買い物客がフランスに流れているとかいないとか。

マークス&スペンサー(スーパー)

で、結局ロンドンでもスーパー巡り。服は見事にファストファッションの店だらけで見てもあんまり面白くないので、晩ごはん調達してホテル行くかもう。ロンドンちょろり旅は本当にちょろりであった(滞在2時間)。

ファラフェル屋さんがある!晩御飯は君に決めた。
1440円。コミュ力高めの店員さんの呼びかけは「Hi,Friends!」である。

地下鉄とバスを乗り継いで初日に泊まったのと同じホテルへ向かう。
楽天モバイルのおかげで使えるGoogleMapの乗換案内の指示通りに地下鉄に乗って、降りて、バス停へ…ん、バス停の看板に「このバス停は使われておりません」的なメッセージが書いてない?そんなことある?地元民ではなさそうな他のお客さんも来て全員で「?」になっていると、そこへ優しいお兄さんが登場。
「この次のバス停に来ますよー」って一同と一緒に行ってくれるようなのでついていく。サンキューソーマッチなのである。なんだったんだあの廃バス停は紛らわしい。ロンドンバスの不案内っぷりは2回目だよ。

バスはわりとすぐに来た。手を挙げて停める!

一階建ての普通バス。全部が2階建てではないんだな。
イギリスってかんじの家々

と、あと一駅のところで急にバスが「このバスはここが終点です」とか言ってわけわからん小さいバス停で全員降ろしてくる。なんでやねん!特に説明はない。乗客を降ろしたバスはさっさと走り去っていった。3回目―!!

まあその駅からホテルまで歩ける距離だったからいいけど。途中のコンビニで余っていたポンドの硬貨でジュースを買う。その時に店員さんが私が出した硬貨をしげしげと見つめていて、カード社会のロンドンだから現金で払う人が珍しいのかな?と思ったけど、店員さんが不思議そうにしていた理由は翌日判明する・・・

巨大ホテル

再びのThistle London Heathrow Terminal 5 Hotelにチェックイン。はーこの旅もこれにて終了ってかんじですね。風邪に倒れたりせずよく完走しました。
本当はせっかくだし今日はロンドン散歩でいろんなお店とか見て回りながらへとへとになるまで歩きたかったけど、あんまりそんな気にならなかったのはアイスランドの自然豊かな風景に心洗われて物欲が減ったせいかしら。
いや違うな。一泊分の荷物背負ってるからあんまり歩き回ろうって気がしなかったのと、ピカデリーサーカス周辺がほぼ渋谷で、アイスランドの広い大地を満喫した後で人酔いしたせいかも。
今日の収穫はAstier de Villatteを知れたこと。インスタなどを見ながら就寝。やっぱりあの鳥さんのお皿かわいい〜(全然物欲の権化)

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