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第21回 肝試しって驚かす方が怖い

小学5年生の頃でしたね、小生の地域で
人生初の肝試し大会が開かれたのは・・・。

当日までド忘れしていたお袋様に突然言われ
訳も分からず自宅からすぐソコにあるお寺に
連れてかれて来ると係のおじさんらしき人から
「はい、えぇっと君は、ここでオドカシ役ね!」
つって、広い墓地の真っただ中にポツンて
小生は、オドカサれる方とばかり思ってたから
広い墓地の真っただ中にポツンて・・・。

言い知れぬ不安の中、とっくに日は暮れて
とっくに始まってる筈なのだけれども・・・
あれれぇー、誰も来ないぞぉー!? っと
思ってしまうのは、言うまでも無かった。

・・・誰も来ないまま
どれ位の時間が経っただろうか、考えてみれば
終わりの時間を聞いてなかったし、そもそも
小生は、時計何てナウい物もつけてる筈がない。

何か逆の方からワイワイ聞こえてた声も
小さくなっている気がする・・・
怖い、とてつもなく怖い話ですよ。

非力な小学5年生が、どっぷりと日が落ちた
月明かりの中、広い墓地の真っただ中にポツンて
おかしいでしょ、この状況! 何故誰も来ないのよ!
そして何故、
広い墓地の真っただ中にポツンなのよ!

・・・あの係のおじさんらしき人・・・
ふと小生の脳裏をよぎる。
まさか、まさか、この小生を
忘れているのではないか? この体育の時間では
ソコソコの活躍を見せる小生ぅをー!!?

その時の小生の殺意の妄想が
あの係のおじさんらしき人にパロスペシャルを
掛けようとした時でした。

!!! ・・・!!?
音は、無い・・・でも、気配。
小生は、この時生まれて初めて背後に
ゾクゾクっとする寒気と共に強烈な視線
感じました。

もうこの状況で、音も無く背後について
強烈な視線を与えてくるのは
アレなんだろうと恐怖におののきながらも
理解し確信しました。

そして、その場をソニックダッシュで
離脱することを決意しました。
ただ、やっぱりちょっとは好奇心があるので
走りながらチラッと見てやろうと・・・

思ってたら、走り出す前に間違えて
ガッツリ振りむいちゃいました!
もう、ね、自分の馬鹿さ加減に我ながら
笑えちゃいますよ、本当に。

その時の驚愕の光景を見せたいところでは
あるのですが、小生の貴重な体験でもありますし
ここは有料(100円)で頂けたら有り難いです。
別にいいや、って方はここまでで。
(有難う御座いました、音量にご注意ください!)

https://www.youtube.com/watch?v=C56Xd7pNpGM

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