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【FX】買った情報商材の予想に従わず反対の売買で勝とうとする心理

素晴らしいトレードルールがあったとしても、それを正しく実行できるかどうかで、成果は大きく変わるはずです。
情報商材を買っているのに商材の予想とは反対のエントリーをするようなメンタルでは、良いルールを作れたとしても、従わずに失敗することになるでしょう。

この記事は、メンタル問題の提起であり、問題を解決できるような結論はありません。

情報商材を買う

まだ、忙しく働いていたころ、既にトレードで多くの損失を出し入金を繰り返していた私は、無料の聖杯を求めてwebサイトを巡ることが無駄に思え、
自分が相場のことを勉強する時間を買うような感覚で、有料の情報を買うことにしました。
見つけた情報商材は、先出しでエントリー、損切り、利食い価格を示すところで、支払う金額も月額で普段のトレードの1回の損切り額にも満たない程度だったので、そこを利用するのは賢明な判断に思えました。

従わない

最初は、商材の予想に従っていましたが慣れてくるとデイトレードかそれ以下のエントリー頻度に、勝ち負けよりもタイムパフォーマンスが悪いと感じるようになり、自分の裁量のトレードも加えるようになりました。
そうすると、自分の予想や持っているポジションに反する売買を予想されることがあり、その場合は、商材の予想のポジションを重ねるのではなく、無視することにしていました。
当然ながら商材の予想が外れ自分の予想が当たる方が喜ばしいものであり、
商材の予想と競争しているような感じになっていました。

戦う

商材の予想に損切りが続いたときに、不信感が募り始めます。
こちらはリスクをとってトレードしているのに、外れても責任を負わない存在に指示をされるのがとても気に入らない。
商材の予想は次第に私のトレードを邪魔する敵のようになっていきました。
最後には、私がやるべきことは敵に勝つことになっており、その方法は、敵の予想の反対方向のトレードによって利益を得ることでした。
相場において勝ちとは利益を得ることであるため、資本の多いはずの商材屋と同じ方向でのトレードでは、勝ちの大きさで負けてしまいます。とすると逆方向のトレードで利益を上げるしか勝つ方法が無かったためです。

意味は無い

予想は、webサイトの有料ページを見ることができるもので、相互のやり取りは発生していませんでした。
商材屋は私が損しているか利益をあげているか、知るはずもないので、反対方向のトレードをしていようが、何の影響もありません。
もとより、売っている側としては、私には儲けさせて、その一部を情報料という形で課金し続けてもらうのが良いはずなので、目的は私と一致していたはずです。
なので、商材を買いつつ反対方向のトレードなどというのは、意味の無い馬鹿げたことをやっていたことになります。
これは、半年後にwebサイトの更新が途絶えるまで続きました。

まとめ

いないはずの敵を作り出し自分の中だけで戦って勝とうという心理は、相場とは致命的に相性が悪いと思います。
相場はルールだけなら、2方向どちらかのエントリー、いくら賭けるか、その後のイグジットと、シンプルですがそれでも難しいものです。
そこに、いない敵との勝負という異物を持ち込んでは、結果は滅茶苦茶なものになるでしょう。

トレードにおいてメンタルの影響は数値化しづらいため、何を検証し、どう対策すれば良いか難しいところですが、重要な問題であるという認識は忘れてはいけないと思い、記録しておきます。

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