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雨の中魯迅に会いに行ったら傘を盗まれた 旅の記憶 👟 中国一人旅 北京&上海【3】

温かい朝食

北京三日目は雨。
かなり降っていたため、この日は北京にある魯迅博物館を訪れることにした。中国の国民的作家である魯迅は、北京や上海、生まれ故郷の紹興など中国各地に縁の地がある。
地下鉄に乗って最寄りの駅まで行くと、一人でも入りやすそうな店があったため朝食を食べることにした。
永和大王。なんとも仰々しい名前だけど、おひとり様用の定食をリーズナブルな値段で提供してくれるチェーン店。このあとも何回かお世話になった。

鸡排(チキン)と蒸し野菜と白米。雨で冷えた身体にしみる温かいご飯。

雨の魯迅博物館

博物館の入り口に傘を置いて、中に入る。
魯迅の生涯をなぞる展示は結構興味深かった。日本に留学していたことでも知られる魯迅は、中国各地を転々としていた。

魯迅のデスマスクは日本人によるものである。

傘がない

展示にも満足して、さあ帰ろうというところで、、、傘がない
あれだけとっちらかっていれば、まあなくなるか。
とはいえ結構ショックで、雨に打たれながら地下鉄の駅まで走る。どうしようかと途方に暮れていると、北京の伝統的な繁華街である王府井に着いていた。
気持ちを落ち着けるためにとりあえず書店に入ってプラプラとする。

失意の一風堂

王府井には一風堂がある。
とりあえず日本食を食べたくなって一風堂に入ったが、特に食欲もなかったため、適当な食事を軽く済ませて帰ることにした。

ラー油がかかったシュウマイ的ななにか

チケットも受け取れず

七日目に北京から上海へ高速鉄道で移動する予定だったため、出国前にネットでチケットを予約していた。発券は街中でできると聞いていたので、ホテルに帰る前に発券所へ行くことにした。
ところが外国人はここでは発券できないから、駅に行けとおじさんに怒られる。なかなかうまくいかなかった三日目だった。

街の片隅にある発券所


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