旅の記憶　👟　中国一人旅　北京＆上海　【0】

初めての海外一人旅

2016年の夏。
大学2年生の僕は中国に行こうとしていた。
一人で外国に行くことが初めてだった。

理由

中国に行こうとしていた理由はいくつかある。

中国自体はこの1年前に、大学のプログラムで北京に2週間訪れていた。
午前中は語学学校に通い、午後は友達と観光。
最高に楽しい2週間だった。
ただ、中国語を大学で学び始めてからわずか4か月くらい。
当然言葉は通じないし聞き取れない。指差しと簡単な単語だけだった。

大学2年生から中国文学を専攻していたから、一人で行けるようにならないとだめだろという思い。

あとは、NHKでやっていた『関口知宏の中国鉄道大紀行』。
中国大陸を一筆書きの鉄道ルートで旅するその姿にとにかく憧れた。

行き先は北京と上海に決めた。
大学の先生からは、北方と南方の違いを耳が痛くなるほど聞かされていたから。

旅の準備

当時は15日以下の滞在であればビザはいらなかった。
日程は8月下旬の14日間。7日目に北京から上海に高速鉄道で移動することにした。

飛行機

いろいろと探した結果、ANAで予約。
羽田　→　北京
上海　→　成田
という結構イレギュラーな形で予約。
夏休みにもかかわらずかなり安かった記憶。
往復で5万行かないくらいだったかな。

紙の搭乗券が懐かしい

ホテル

何にも情報がないまま、Booking.comでリサーチ。
初日は北京着が遅かったため、空港からほど近い1万超えの高めのホテルを予約。
残りは、北京上海ともに1泊4000円くらいのホテルを予約した。
Booking.comの履歴を見返したところ、13泊14日で合計76,250円。
1泊約5,800円ほど。大学生としては頑張ったほうかもしれない。

その他もろもろ

ネットはポケットWi-Fiを借りることにしていた。
ご存じのように中国はネット規制が敷かれており、GoogleやYouTubeは見れない。VPNで見ることもできるけど、当時はYahoo!が見れていたから、気にせず行った記憶。

あとは、一応大使館の住所を調べていた。

荷物はバックパックと小さなボディバッグ。夏だしホテルで手洗いするつもりだったから、荷物は最小限にしていた。

出発前の不安

今振り返るとよく行ったものだと思う。
英語はほとんど通じないし、僕の中国語歴は1年ちょっと。
初めての一人旅にしては、結構攻めていた。

出発前は、ベタになかなか寝付けなかったと思う。