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本の要約、感想、書評

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読んだ本の要約、感想、書評です。
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2023年1月の記事一覧

【書評】バルザック『ゴリオ爺さん』は、欲望・野心・お金・悪・出世を描いた現代に通…

ロッシーです。 バルザックの『ゴリオ爺さん』を再読しました。やはり、何度読んでも傑作です…

ロッシー
1年前
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【書評】『車輪の下』が課題図書になる理由。キーワードは「嫉妬心」。

ロッシーです。 『車輪の下』を再読しました。 「車輪の下なんて知ってるよ。ガリ勉の主人公…

ロッシー
1年前
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【書評】『小説 上杉鷹山』を読む。ケネディ大統領が最も尊敬する日本人を知っていま…

ロッシーです。 あなたは上杉鷹山を知っていますか? かつて、アメリカ35代大統領のケネディ…

ロッシー
1年前
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【書評】『教養の書』を読む。 読書とは、文化のたすきを未来へ繋ぐリレーに参加する…

ロッシーです。 「これからは教養を身に付けろ!」 という言説が目立っているように思います…

ロッシー
1年前
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【書評】塩野七生『マキャヴェッリ語録』は通勤電車にピッタリな本

ロッシーです。 塩野七生さんの本に、一時期はまっていました。 ローマ人の物語は文庫で全43…

ロッシー
1年前
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【書評】サマセット・モーム『雨』は、エロティックな妄想力を鍛えてくれる秀逸な短編…

ロッシーです。 最近、サマセット・モームの短編にはまっています。 今読んでいるのは、光文…

ロッシー
1年前
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【書評】『クリスマス・キャロル』を再読。良い評価が欲しいんだよね。だって人間だもの。

ロッシーです。 新年あけましておめでとうございます。 ディケンズの『クリスマス・キャロル』を読みました。 とっくにクリスマスが終わってもう正月なのに、なんで『クリスマス・キャロル』を読んでんねん!時期外れやろ! というツッコミは想定内です(笑)。 なんとなく、新年になったら読みたくなったのです。なんででしょうね? まあ、それはともかく、楽しく読みました。 改めて今回読み直してみると、やはり昔読んだときとは、受けた印象が違います。 今回読んで思ったのは、『クリスマ