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フォトグラファーに機材聞きまくって、カメラデビューした2020(2)

(文責:ヒガシヤスタカ)

さて、前回ではFujifilm X-Pro3を買うまでの道のりを尊敬するフォトグラファーたちのサジェストを交えながら紹介したが、その後から現在に至るまで書こうと思う。

その後、祖父の遺品の中にPentaxのAuto Takumar50mm F2を見つけ、現在はマウントを履かせてオールドレンズの写りを楽しみながら、祖母や親戚を撮影したりしている。最新機種と、半世紀以上前のレンズが合わさって今の家族や風景を写しているというのは道具にとっても、買った祖父にとっても冥利に尽きるのではないだろうかと思う。(買った1ヶ月後にそのレンズで撮ったのがトップの写真)


と、これは趣味の世界の話。


現職は広報の仕事なのだが、僕の入職まではWebを使った宣伝などに力を入れていなかったために僕が急遽担当することになった。PRのためのサイト作成や写真撮影、動画撮影・編集などを急ピッチで仕上げた。一通りコンテンツが出そろったのち、顧客へ一番遡及できるのは動画であると上司とのミーティングで決定したため僕のメインの仕事は動画撮影・編集と営業活動になっていった。


ここで、前回の記事の一言が生きてくるのだが、あのとき善ちゃんのオススメのとおりに機材をそろえていれば道具が膨大になることもなかったのだろうに、、、(カメラ沼・レンズ沼にはまっていってしまった)


ご存知の方もいらっしゃるように、X-Pro3は写真撮影のためのカメラであって(もちろん4Kで動画も撮れるのだが)動画撮影を前提に考えられたカメラではない。手ぶれ補正もないので三脚に固定するか、己の筋肉で人力スタビライザーをするほかなかった。またレンズも単焦点23mmのため、被写体にかなり寄らなければならず、動画撮影という観点ではあまり向いていなかった。


善ちゃんのいう通り、X-T4とズームレンズの組み合わせならブレずに無理なく撮ることもできただろうに。

善ちゃん近影↓

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とにかく当時持っていたi phone8と組み合わせながらなんとか動画を仕上げてアップしていったのだが撮影が難しいために編集もかなりの手間を要した。とくに、ズームができないのがつらい。人を撮影することが多いのもあり、広角よりの単調な絵になってしまう。


ということで、ズームレンズを7月の下旬には購入していた。


【7月購入した機材】
XF 18-55mm F2.8-4.0 (中古で32000円ほど)

これにて被写体に寄れない状態でも比較的無理のない絵が撮れるようになったので動画の幅が広がったと思う。

さて、そうなってくると動画の編集はどうやってやっているのかということになってくる。当時2015年製のMacBookAir(256GB)を使っていたのだが、型も古いうえさすがに何本もプロジェクトを同時進行でこなしていくようなスペックでもなかったのでMacBook Pro 2019の1TB(16inch)を購入。これで無理なく何本も動画編集を同時進行で進められるようになっていった。


【8月購入した機材】 
-MacBookPro2019 16inch 1TB(下取りなどいろいろ込みで29万円くらい)

その後はおとなしく仕事をし、仕事での評価も上々だったため道具にお金はかけるもんやなと思っていた。プライベートでも写真を撮る機会や動画を趣味で撮影する機会も増え、行きつけのお店の新装開店の様子の撮影だったりも手伝ったりした。
そんなときに映画「Mid90s」を観た。映画の最後に、登場人物の一人の撮ったショートムービーがあるのだが、魚眼レンズを使って、荒削りながらも疾走感のある絵でとてもかっこよかった。お店の撮影もあることだし、気合いをいれるために魚眼レンズも買ってしまおうとポチ。完全に財布の紐がゆるみまくっている。

【10月購入した機材】 
-pergear 7.5mm f2.8 fish eye (セールなのもあって1万ちょっとくらいだった)
魚眼を使った甲斐もあって、超広角のめちゃくちゃ楽しい絵が撮れるようになってきた。編集もiMovieからFinalCutProに乗り換え、本格的に動画作成にのめり込んでいった。

マア、普通ならばこれだけ機材が充実していればジッとしているのだろうが、仕事も趣味も同じ機材を使うのでは拍車がかかるどころかターボ状態。
と、そんなところで3年使い続けたi Phone8のバッテリーが瀕死状態。12の発売に併せて購入してしまった。(RAWで撮れることも相まってProにした)
加えて、どうしても動画撮影に適した軽いカメラもほしくなりFujifilm X-S10を購入。あの善ちゃんのオススメのX-T4とほぼ同じセンサーとフィルムシミュレーションを持ち、価格は半分ほどという条件に惹かれてしまった。Toddyに「サブも持っているといいよ」とささやかれたのが大きい。
↓Toddy近影

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【11月購入した機材】 
-i Phone 12Pro 512GB (13万くらい、下取りなど併せて) 
-Fujifilm X-S10 (12万)

COVID-19の影響も少し収まっていたころ、友人の結婚式の撮影を二件することがあった。うち一件は新郎新婦と席が近いのもあり手持ちのレンズでなんとか対応できたのだが、もう一件はチャペルで高座との距離もあり、また披露宴もディスタンスをとったものだったのでかなり苦戦した。
まあ、割り切ってカメラ片手にズカズカと踏み込んでいけば良いのだろうがやはり晴れの舞台、そういうわけにもいかない。

となると望遠レンズが欲しくなってくるわけだ。(ならんよ)

やはり純正でかつAFが優れてるもので、値段もそこそこなのを探すと

XF 55-200mmF F3.5-4.8
という最適解が出てきた。

ラクマで粘っていると49000円という掘り出し価格を見つけてしまい、購入。
もう戻れへんよ。なんでも撮れるようになってきてモーテル。

というわけで、ボディ2台持ちのズームレンズ2本という状態なので、現場では大活躍である。動画もAFの速さから問題なくいける。

そうなってくると、そうなってくると、そうなってくると

と、歯止めをかけたいなと思っていたが、このご時世にしてはボーナスが思ったよりいただけたのもあり、今年一年の自分お疲れということもありストロボを買ってしまった。


またお得意のラクマである。
気になっていたGODOX V1の未使用品が出ており、20000円ほどで購入できてしまった。

【12月購入した機材】 
-XF 55-200mmF F3.5-4.8 (49000円)
-GODOX V1F (20500円 クーポンなど使用)

(上記の2つの機材はこれまで溜まった楽天ポイントやラクマの売り上げで買った)

ということで、今年機材に費やした費用を消耗品やSDカードなど含めざっと合わせると

「「「「90万円くらい」」」」

になりました。

まあ、今年は旅行らしい旅行も行ってないし、全く外食もしてないしね!と自分に言い聞かせておきます。4月スタートとしても、ざっと月10万ペースか。毎月手取りの半分が機材に消えていくという恐ろしい一年でした。実家暮らしもそろそろ終わる頃だと思うので、最後に自分に最大限投資できたということで。怖い。


色々と動画・写真の撮影ご依頼待っております。

金欠ではないですが、買った機材分くらいは自分の腕で稼ぎたいです。

Youtubeも始めてます。
お店の依頼で作ったやつなんかは結構いい感じかと思います。


海外受けを狙って作ったら結構いい再生回数いったのでびっくり。

と、まあこんな感じでやってます。
よろしくです。

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