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【ポケカ】2015年に活躍したスタンダードデッキ5選 【BW/XY】

記事を読んでいただきありがとうございます。ろしです。
また少し歴史を遡っていきたいと思います。
2015年はBWシリーズのカードは引き続きスタンダードで使え、XY8「青い衝撃」「赤い閃光」までの時期になります。
新たにBREAK進化といったシステムが実装され、デッキの幅が広がった時期なのではないでしょうか?
2014同様に2011年から活躍したデッキは引き続き活躍しており、2015年に活躍したデッキとすると非常に幅広くなってしまいますが、ここでは新たに生み出され活躍したデッキを5つ厳選して紹介しようと思います。
それではいきましょう!

巨大植物の森ダーテング

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巨大植物の森ダーテングはダーテング(BW3)の特性「きょだいなうちわ」を複数回使うことをコンセプトとしたチェインコンボデッキです。
草ポケモンを即座に進化させることが可能となるスタジアム「巨大植物の森」が登場したことでデッキが成立することとなります。
1:巨大植物の森を場に出し、場に出したばかりのタネボー・コノハナをすぐにダーテングに進化させる。
2:ダーテングに進化したことで特性「きょだいなうちわ」が誘発し、コイントス次第で対戦相手のポケモンを1枚手札に戻す。

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退化スプレーやスーパーポケモン回収を使用し、1~2の行為を対戦相手の場のポケモンがいなくなるまで繰り返します。
きょだいなうちわやスーパーポケモン回収を使用する際にコインを使用する関係でパーツが揃ったとしても確実とは言えないもののコンボ成立からのkillターンが速いため、もし先行1ターン目からコンボ始動したとするならばベンチにポケモンが並びきれておらず要求値が下がる可能性があること、そもそもの試行回数が多いため、高い確率で対戦相手の場のポケモンを全バウンスをすることができました。

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デッキの勝ち筋をこのダーテングの特性に頼っており、デッキはコンボパーツとドローソースのみで構築されています。そのため、θストップを持ち特性の効果を受けないセレビィ(プロモ)等が場に出す。ソーナンス(XY4)をバトル場に出し特性を消すなど、有効な対策が存在しており対戦相手次第では勝ち筋を失ってしまうなど弱点も存在しました。
ただし、これらのカードを場に出せるか、それ以外ではあまり効果的ではないこれらのカードをデッキに採用できるか、そもそも先行を取れるか
など対策をするにしても課題は多く、メタゲーム次第では非常に強力なデッキであったと思います。

Mレックウザ

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MレックウザはXY6「エメラルドブレイク」の看板であるMレックウザEX(XY6)を中心に組まれたデッキです。

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メガレックウザEXは自分のベンチポケモンの数だけダメージをあげることができるワザを持ちますが、同時に収録されたポケモンカードのルールに干渉しベンチポケモンを8枚まで展開することが可能となるスタジアム「スカイフィールド」と併用し、最大240ダメージという当時にしては超高打点を出すことができます。
それだけではなく、その後のポケモンカードのデッキ構築の概念すら変えてしまったといえるポケモン、シェイミEX(XY6)も同時に収録されました。
シェイミEXの特性「セットアップ」によって手札を補充することができ、そのシェイミEXを場に展開する数を増やすスカイフィールドとの相互作用により、これまでのポケモンカードでは考えられないような展開力を実現されました。

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更に次弾「バンデットリング」にて相性の良いフーパEX(XY7)が実装され、更なる展開力を得ることとなりました。
その様子を描いた公式のCMも存在しており、一度見ていただけたらその展開力の凄さを体感できるかと思います。

ゲンシグラードン

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ゲンシグラードンはXY5「ガイアボルケーノ」で実装されたゲンシグラードンEXを軸としたデッキです。
ゲンシグラードンは自身が持つ古代能力「Ωバリア」で相手のトレーナーズの効果を受けないという特徴があります。これにより当時ベンチへの干渉手段として用いられていたフラダリからゲンシグラードンを守りベンチでゆっくりと育てることができました。

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その間、バトル場にいるだけで特性を消すことができるソーナンスや倒されても対戦相手はサイドカードを引くことができないみがわりロボなどをバトル場に出すことでゲーム速度を遅らせる事ができました。

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これだけ聞くとゲンシグラードンEXのスペックにオールインしているだけのデッキに聞こえますが、当時闘ポケモンをサポートする強力なカードも数多く存在しており、じっくりと育てても見返りがある。そんな魅力的なポケモンがゲンシグラードンEXというカードだったのではないでしょうか?

ガマゲロゲ

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ガマゲロゲは前年2014から引き続き活躍しているガマゲロゲEX(BW3)を軸としたデッキです。
前回の記事で紹介しましたダストダス(BW5)と組み合わせたゲロゲダストも引き続き活躍していましたが、様々なポケモンと組み合わせられ2015年も活躍していました。

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例をあげますと、進化した際にダメカンを乗せ打点の底上げるをすることができるクロバット(XY4)やダブル無色エネルギーを共有でき強力なワザを持つゾロアーク、ムシャーナ(BW3)を用いてクラッシュハンマーやフレア団のしたっぱなどを用いて妨害を併用する形などがあげられるでしょうか?

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他にも別のアタッカーと併用されたり、もはやガマゲロゲデッキとカテゴライズしていいものなのかわかりませんが、ダブル無色エネルギー1枚で機能する特徴からガマゲロゲEXをデッキに1枚刺し、対戦相手に応じてガマゲロゲEXを機能させる構築なども存在しました。
デッキ紹介としてどうかと思いますが、当時の環境を定義する強力なカードの1枚であったと思います。

ファーストチケットラティオス

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ファーストチケットラティオスは、先行でもワザを使うことができるラティオスEX(XY6)のファストレイドを用いた一撃必殺をコンセプトとしたデッキです。

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当時カードプール内にプラスパワーを始めたとしたダメージを底上げするカードは複数存在していました。
そんな中にXY4「ファントムゲート」でフラダリの奥の手というトラッシュのカードを山札に戻すというサポーターが実装されました。
このカードを利用し、本来使い捨てであったプラスパワーやプラスパワーを使い回すダウジングマシーン、リサイクルといったカードを本来デッキに採用できる枚数を超え1ターンに使うことが可能となりました。
それにより机上論となりますが、うまくいけば200ダメージ以上という打点を出すことを先行1ターン目に出すことが可能となりました。
じゃんけんに関わらず先行を取ることが可能となるファーストチケットまで採用される徹底ぶりです。
デッキを掘り進めていき、フラダリの奥の手で山札をリフレッシュ、その後同様の手段で再度山札を掘り進める。
先行1ターン目での一撃必殺を狙うデッキで、非常に速度が速いデッキではあるものの、問題点として非常に手数が多くこれら一連の動きのみで対戦時間の大半を使い切るため、先行1ターン目で制限時間を使い切りサイドカードを1枚取って勝ちという使い方まで存在しました。
強さも含めて色々と問題があるデッキでしたが、2015年6月20日を持ってフラダリの奥の手は各種フォーマットにおいて禁止カードとして制定されることとなりました。

終わりに

いかがでしたでしょうか?
メガシンカの登場によるHP・打点の底上げ、シェイミEXの登場による高速化などポケモンカードの根本的なところが変わった年である印象はあります。
正直、今回のデッキ紹介にあたってラインナップに関しては正直疑問に思うところはありますし、この年のことを正確に描き切れたかと思うと不安なところもあります。そのため、ここがこうだったとかコメントなど書いていただけたらうれしいです。
また是非当時の思い出などあればコメントしていただけたら嬉しいです。
今回は以上になります。それでは長文になりましたが、もし面白かった、続きがみたい、他にもなんか書いてなどありましたら、♡押してくれたりコメント書いてくれたりRTしてくれたら喜びます。

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