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【ポケカ】Expanded PostEX Unstable Frontier【エクストラ】

初めましての方ははじめまして、ろし(@roshisyu15)と申します。記事を読んでいただきありがとうございます。
前回のエクストラレギュレーションで行われたCL愛知2023から早1年が経ち、再び愛知の地にてエクストラレギュレーションでのCLが行われようとしています。今回、私自身は抽選落ちのため楽しみにしていた大会でしたがお預けとなりました()
前回の記事で書いた通り、私の主戦場であったPTCGOがサービス終了して私自身エクストラをする機会が減ったことやそもそも定期的な大会がないため情報収集をしようにもそもそも環境というものが存在しないため客観的な情報がない状況であったため更新を止めていました。
ただ、何もせずに指を咥えてるのもどうかということで今回もCL愛知直前観戦ガイドのような形で私の主観的な考察という根拠も何もないものに小規模大会の結果という客観性に乏しい情報を加えたものを番外編として一度アウトプットしてみようと思い打っています。考察の種にでもなったらうれしいです。

この先、一千里


前回の記事からの変化点


前回の記事
最前線を走っていたレジドラゴとドラゴンルギアを中心とした環境から大きな変化はないと考えられますが、イキリンコexやリバーサルエネルギー等追加のカードにてオールイン系のコンボデッキが対抗馬として環境に増えてきました。
Hブロックへ移りインパクトのあるカードが複数登場したため、それらのカードをピックアップしてデッキを紹介していきましょう。
まず登場したインパクトのあるカードとしてあげられるのはコライドンexでしょうか。

似たようなカードに今まで環境の中心に存在し活躍していたカイリューVがありますが、そのカイリューVよりも打点が一回り大きい280ダメージをたたき出すことができるポケモンです。
このカードによって強化されたデッキがあります。それが環境の中心に存在するレジドラゴとドラゴンルギアです。

レジドラゴダストダス

デッキコード[VFFwkf-6GFoA4-dF55VV]

元々ダブルドラゴンエネルギーを使用するデッキですが、偶然にもレジドラゴの片方に要求エネルギーである炎エネルギーと共有しているため両立が可能となりました。
今までレジドラゴVSTARという進化ポケモンの特性上、一度進化を挟まなければならず進化前を刈り取られたり、エネ基盤への攻撃によりテンポを取られると巻き返すことが難しかったデッキです。
今回コライドンexを得たことによってレジドラゴVSTARを用いなくともさら地からエネ加速を行い速攻やカウンターをする手段を得ました。
攻撃のバリエーションを増やすカードですが、デッキがすこし重くなるため実際にこのカードが採用されるのかも追いたいです。

レジドラゴに限った話ではありませんがHブロックが始まりACESPECの新規カードが追加されました。既存のデッキも再考の余地があるレベルで汎用性と高いカードパワーを持ちます。今回このリストを作る上でお試しでアンフェアスタンプを採用してみました。レジドラゴの強さの一因にキバナを絡めたカウンター攻撃があります。そのカウンター攻撃にアンフェアスタンプを組み合わせることも可能であると考えています。もちろん今まで広く使われていたポケモン回収サイクロンも強力ですし、なんならプライムキャッチャーを組み合わせる事も可能ですので、CL愛知の見どころにどのACESPECがどのデッキに採用されているのかというところに注目するのも面白いかもしれませんね。

ドラゴンルギア

自作

ダブルドラゴンエネルギーを軸に組まれたもう一つのデッキ。こちらにもコライゴンexを採用する余地があります。
既存のドラゴンルギアはガブリアスVやガブリアス&ギラティナGXを用いて盤面のリソースを刈り取ることに長けていました。しかし高打点を出しづらくミラーの際にVガードエネルギーをつけたルギアVSTARを倒す手段に乏しく、かつ攻撃にエネトラッシュが必要であったり燃費が悪くアーケオスへの攻撃に弱い側面もありました。今回コライドンexを得たことによって、Vガードエネルギーを無視して盤面にエネルギーを残したまま攻撃ができ、ベンチに220ダメージ、2体除去という後出しじゃんけんにバトル場に280ダメージという強力な選択肢を得ることができました。
またミストエネルギーという強力な特殊エネルギーを得たことによりさらに対応できる範囲も広がりました。
強力なカードが追加され構築が難しくなり取捨選択が必要になったため、どのカードがどのように残るのかCL愛知での注目点だと思います。

リザードンex

現スタンダード環境の王者として君臨しているこちらのカードですが、エクストラレギュレーション視点でもHP330のスケールの大きさは大きな武器となります。
上記のドラゴンルギアは盤面のリソースを刈り取ることとソニックストライクによる先制攻撃が特徴なデッキで非常にルール持ちのポケモンを種に持つ進化ポケモンデッキに強いという特徴があります。それに対してこちらのリザードンexは進化ポケモンであるものの、進化元が非ルール持ちであることに加え、進化元のリザードが非ルール持ちの進化ポケモンという非常に止めにくい特徴のポケモンであり特性でジージーエンドを防ぐことができるという恵まれたカードと言えます。

自作
【デッキコード】pX3XMp-oG4GVr-py22yp

構築の方向性としてはいくつか考えられますが、ワザマシン エヴォリューション+Ω連打の組み合わせにてリザードを経由して進化されるものと前々スタンダード環境にて強力であったうらこうさくを用いたもの等が考えられるでしょうか。特に昨日行われたラッシュCSではうらこうさく型のリザードンが活躍したとの報告を受けています。
非ルール持ちを展開しカウンターから入るというスタンダード同様の動きですが、エクストラレギュレーションでも同様に強力に作用し先行されたとしてもテンポを取られないということは非常に大きいアドバンテージであると考えられます。
ただし2進化デッキであるため、グッズロックという壁が存在しておりグッズロックを戦略の1つとして取っている環境上位のレジドラゴをどのように攻略するかがこのデッキの課題であると考えています。

サーナイト

デッキコード[cJD8Gc-H6Ytf7-884cx4]

現スタンダードにてリザードンとともに活躍する2進化ポケモンexであるサーナイトですが、こちらも豊富な超ポケモンサポートとアタッカー、サーナイト自身の分岐進化が非常に強力です。リザードン同様に進化元が非ルール持ちであるためカウンターから入ってもテンポを取られづらい特徴を持ちます。
アタッカーとしてお馴染みのザシアンVやサケブシッポはもちろん、ネクロズマGXの存在、特性サイコミラージュの恩恵を受けることができることからスタンダード以上の瞬発的な火力を出すことが可能となっています。
リザードンの項目でも話しましたが、非ルール持ちの進化ポケモンの特性を止める手段というのはかなり限られており、リファインによる展開はエクストラレギュレーションで主に用いられている展開手段と軸がズレているところも評価点であると考えています。

このように単純に攻撃をする形もありますが、サイコミラージュとココロモリの組み合わせでワンショットを狙う攻撃角度が全く異なる形もあり、ラルトス等を見ても型を判断しづらいもあり戦いづらいデッキであると思っています。

トドロクツキ

HP220の壁

現環境でポケモンの性能を評価する一つの基準にガブリアスVのソニックストライクの220ダメージをメインアタッカーが耐えれるかどうかというものがあると考えています。
盤面のリソースを奪ってくるドラゴンルギアに対してさら地から攻撃可能な種ポケモンで攻める手段が考えられますが、ルギア側もガブリアスV等を用いて隙があれば先制攻撃をしてきます。その攻撃に耐えて盤面にリソースを残せるかどうかはかなり大きな要素であると考えています。
そのソニックストライク(またタイムレスGX+ディストーション)の220というラインを超えるのはなかなか難しかったものの、ポケモンカードのパワーインフレにていくつか条件を満たすポケモンが実装されました。
トドロクツキexは発表時より大きなインパクトを与えました。悪タイプというサポートに恵まれた色と強力な2つのワザを持ちます。ガブリアスVとダメージレースをしても勝ちきるスペックを元にデッキの軸として構築するだけの魅力もあります。構築としてはトドロクツキexで戦うことにフォーカスを当てる方法や既存のダークボックスやミュウデッキの追加のアタッカーとして採用するといった方法が考えられるでしょうか?

自作
Firehouse Battle League Season 4

ミストエネルギーの登場は向かい風ですが、非常にスペックの高いポケモンだと思いますので実際にCL愛知で戦えるのか少し楽しみです。

ウガツホムラ

220ラインを超える種ポケモンです。それだけではなくかつてのレシリザを彷彿とさせる非常に数字が大きいポケモンです。
炎タイプでかつ古代というカテゴリーを持つことから溶接工やオーリム博士の気迫、ボルケニオンEX、マグマの滝壺といった非常に強力なカードのバックアップを受けることができます。ちからのはちまきやボルケニオンEXのスチームアップで280を超えるダメージを出すことができるため、レジドラゴVSTARやルギアVSTAR、TAGTEAMとも真正面から殴り合えるだけのスペックを持ちます。
また炎ポケモンであることからフラダリ◇に対応していることも魅力の一つです。上記のレジドラゴやドラゴンルギア等トラッシュをメインギミックに使用するデッキも存在しており、それだけでも選択する理由の一つにもなる可能性もあります。
オーリムの気迫、溶接工、鍛冶屋、マグマの滝壺、ピーピーマックス等非常に多くの加速手段が考えられますが、やはり3エネ要求というのは大きくどの加速手段を用いてどのように組みのか注目してます。

自作

エレキレイン

デッキコード[cc844x-9f30D3-cDcDY4]

エクストラレギュレーションの環境にて純粋なアグロプランにオールインするデッキが蔓延ることは最近ではほとんどありませんが、例えば特殊エネルギーを軸としたレジドラゴやドラゴンルギアに対して特殊エネルギーを巡る環境となり、軸をズラした基本エネ軸のデッキのアグロデッキがソリューションと考え選択した場合問題となるのはコンボデッキです。
アグロデッキよりもはるかに速いゲームスピードを持ち、妨害手段を持ち合わせていないアグロデッキに対して無類の強さを発揮するデッキです。このようなコンボにオールインしたデッキは対策が容易であり、完璧に対策をされていた場合デッキとしての機能を発揮することなく敗北してしまうリスクをともなうデッキであるもののデッキパワーという視点では最強のデッキであると言えます。攻撃100、防御0と言ったところでしょうか?
フェアデッキ同士がけん制しあっている環境にてガードが下がった時の爆発力は高く、このデッキを選択するタイミングさえ間違わなければ勝ち星をつかみやすいデッキです。
今回例としてあげたエレキレインですが、新弾にてハバタクカミを得たことによってソーナンス等の妨害手段を乗り越える手段を得ました。
逆に向かい風となる要素としてテツノイバラexの存在で、そこそこの打点を出せる単体スペック高いアンフェアデッキに無類の強さを発揮するカードです。このテツノイバラexにフィーチャーしたデッキの登場も考えられるため、このエレキレインのようなコンボへオールインしたデッキに対してのヘイトがどの程度高まっているか等の読み合いが必要であると考えています。

ウォールストール

元々レジドラゴやドラゴンルギアに対して強く立ち位置としてはいいデッキです。ウォールストールに限らずコントロールデッキにはビワや野党三姉妹など強力なカードを得た他にウォールストール以外にもデッキのバリエーションも増え、例えばシャリタツ+ソーナンスやリーリエのピッピ人形を用いたシャリタツコントロールやソーナンス+クレッフィで構築されたデッキなど存在します。また、ワザマシン エヴォリューションの登場からラフレシア等の妨害能力を持つ2進化を軸としたコントロールデッキの登場も想像できます。
現状エクストラレギュレーションの環境が不明性な部分が多すぎ、これらのデッキはどこにフォーカスを当てるかによって構成が大きく変わる他、立ち位置も変わりやすいデッキです。そのため正確な環境分析ができればとても強力なデッキであることには間違いないのですが、非常に構築もまた選択するかどうかも難しいデッキであると考えています。

自作:デッキコード[4c44cc-LwHESq-4Dx8a8]

総括

環境の動きが非常に読みにくいですが、最新のカードによって着実に環境は動いています。既存のレジドラゴやドラゴンルギアといったデッキは強化されたのはもちろんですが、依然としてパワーは高く環境を定義していると言っても過言ではなくこの2つをどのように攻略するのかというのは去年のCL愛知同様の課題だと思っています。
パワーインフレにて当時は存在しなかったレジドラゴ・ルギアに正面から戦えるポケモンも登場しており、この2つを使えば勝てるという簡単な話ではないと思っています。
また、レジドラゴとルギアを包囲する形で様々な角度から挑戦するデッキが存在しており、それら同士のマッチングも想定しなければなりません。
例えば、上記で例をあげたトドロクツキやウガツホムラといった種exを軸にしたデッキはアーキタイプとしてはアグロデッキに分類されると思われます。それに対してエレキレイン等の絡めてを用いるコンボデッキは無類の強さを発揮します。またリザードンやサーナイトと言った非ルール持ちを展開するデッキはミッドレンジデッキに分類され、デッキ構成上受けまわされてしまうため不利がつくと考えられます。このようにデッキの幅が広がっているため、特定のデッキにフォーカスを当てるというよりももっと広い視野で環境を見る必要があると考えています。
課題解決のための新しい素材はちりばめられていると考えています。それらをどのように使って攻略するのか?それとも人類はルギアとレジドラゴに屈するのか?それともその他デッキが漁夫の利で勝利するのかCL愛知がどのような環境になるのか第三者視点で楽しみにしています。

最後に

今回乗せたリストは自分が適当に組んだリストも存在するため真に受けないでください()
CL愛知まであと2週間程です。今回は個人的な考察というよりもCL愛知に向けて解決しなければならない課題の提示のようなスタンスで出させてもらいました。新しいカードも多く、どのような環境になるのか楽しみにしてます。
今回は特に内容がない記事ですが、自分自身も考察を進める事が出来ればと思います。
それでは長文になりましたが、もし面白かった、続きがみたい、他にもなんか書いてなどありましたら、♡押してくれたりコメント書いてくれたりRTしてくれたら喜びます。

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