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【ポケカ】ガチデッキとファンデッキの違いとは何か?環境の解釈と戦略について

こんにちは、はじめましての方ははじめまして、ろし(@roshisyu15)と申します。
WCSシーズンも終わり、CL横浜も近づき来シーズンに向けての期間でしょうか?今回も落選したのでそろそろポケカをやる意味がわからなくなってきました()
さて、本題に入りますがその前にまずはこちらのデッキリストを見ていただきたいと思います。

Late Night 118 13th Player:roshisan15
Xaria's Testing Tournys #1 2nd Player:roshisan15

どちらとも私が大会で実際に使ったデッキですが、片方が直近の大会で使用した形でもう片方が現在では「ファンデッキ」と呼んでも差し支えないものとなります。
何気なく「ファンデッキ」とか「ガチデッキ」とか使うことがあると思いますし、時折カジュアルデッキであるとかそういう話題・議題が起きることがあると思います。
それでは、これらの言葉は何を表しているのでしょうか?何を持って「ガチデッキ」とか「ファンデッキ」というのか?すれ違う想いと、繋がらない言葉。繋げるために出来ることは戦うことしか、ないんでしょうか・・・。
魔法少女リリカルな○は、始まります!

※ここから先は私の個人的な考え方なので気分を害された方がいたらごめんなさい。


第1話「それは不思議な出会いなの?」

こんな記事を見に来ているということはおそらくポケモンカードをプレイされている方が多いのではないかと思います。もしかしたらそうじゃない方もいるかもしれませんが、そのような方は夢中になっている・真剣に取り組んでいることに置き換えて考えてみてください。
皆さんは何を目的にポケモンカードをしているのでしょうか?
その答えとして例えば友達と共通の趣味を持ち、時間を共有して楽しみたいって答えるかもしれませんし、競技シーンで勝つ成功体験を得たいと答える方もいると思います。
それによってどのようなデッキを用意するか、どのようにデッキを用意するかはその目的によって大きく変わってくると思います。
例えばカジュアルに遊ぶために作ったデッキだから「カジュアルデッキ」と呼ばれるものなのか、大会で使うために作ったデッキだから全て「ガチデッキ」なのか・・・否、それは違うと思います。
先に私の考えから言えば「ガチデッキ」「トーナメントデッキ」と呼ばれるものの正体は勝つことに重点を置いた各大会攻略を目的に組まれた「環境メタ・環境攻略デッキ」であると考えています。

環境メタ・環境攻略デッキ

例えばCL等大型大会があったとして全てのプレイヤーが優勝を目指してエントリーをしたか?と言えばそれ以外の目的でエントリーをしたという声も聞くように違うと思います。ただ多くの参加者は優勝や上位入賞等、つまり「勝つ」ことを目標に参加をしていると思います。
大会で勝つための用意として練習もそうですがデッキを用意することになると思いますが、それでは単純に「強いデッキ」を組めば勝てるのでしょうか?私はそれは違うと思います。例えばどんなポケモンでも一撃で倒せるからと言ってルギアexにオールインしてHP70のライチュウδ相手にエレメンタルブラストを連打しても勝てないように

カメルギア対ライエッグス

単純にダメージが大きくて強くてもオーバースペックすぎると無駄が多すぎます。
上記のカメルギア対ライエッグスを例にすると、例えば大会環境がこのライチュウδのように非ルール持ちの低耐久のポケモンしかいないのに、そんな大会に130ダメージも余剰ダメージを打ち続けるルギアex持ち込むよりも大会で勝つことを目的とするならばもっと効率的な方法があるはずです。
それでは効率が良いとはどういうことなのでしょうか?上記の話でいうと

「例えば大会環境がこのライチュウδのように非ルール持ちの低耐久のポケモンしかいない」

という前提条件があって初めて調整先を元に効率を追求する作業ができるようになると考えています。
ここで一番初めに出した例に戻りますが

どっちも同じじゃないですか

これは↓のリストが直近の大会で使用したものとなります。簡単にデッキの説明とそれに至った経緯をざっくり説明しますが

「ObsidianFlames」実装後でアルセウスリザードンというデッキがシェア率を伸ばしていた所でそこが考察の出発地点となりました。まずアルセウスリザードンというデッキがいて、攻撃角度が同じデッキ(例えばアルギラみたいな高HPを押し付けるデッキ)は基本劣化になってしまします。 アルセリザードンとは別の攻撃角度を持つデッキとしてロスト系統のデッキ、サーナイトと言った非エクが軸となるデッキがリザードンとは全く違う位置にいます。 この3つのデッキがまず仮想敵として挙げられるのですが、リザードンとロスト・サーナイトでは攻撃角度が違い過ぎて(高HPの押し付けor小粒アタッカーによるウィニー戦略)この3つを同時に考えるのが難しいことが現環境を考えるのを難しくしていると考えています。 それに対してのアプローチとしては高耐久デッキと非エクデッキ(ロスト・サナ)の二つに大雑把に分けてデッキタイプとしてそもそもどちらかに強いデッキを軸にもう片方に対し強くしていくという方法がいいんじゃないかと考えました。今回は 対リザードンから入りパオジアンという青天井デッキをベースにしましたが、パオジアンだけだとロストのアタッカーにデッキが対応していないという問題点がありますが、例えばパオジアンにロストシティ+VSTARのアタッカーを採用した形にするとロストとサーナイトに対しての相性差が変わってくると考えました。またパオジアン自体もシェア率を伸ばしておりアルセウスよりもミラーで強いパルキアを採用した形で構築しました。

こんな感じです。逆に↑のリストはミラーで弱く対リザードンという条件を満たしていますがロスト・サーナイトデッキに対しての不安感が残るリストです。環境次第では正解となりうることもあると思いますが、現環境に対しての自身の環境の解釈とは相反するものであり使用したくはありません。
デッキの強さを数値にすることは難しいですが、おそらく↑のリストの方がパワーは高いと思いますが、「勝つことに重点を置く」という視点で言えば↑のリストは大会で勝つことを諦めた楽しむ事を目的とした「ファンデッキ」と言えるのではないでしょうか?
↓のリストを作るに至った出発地点はというと「ObsidianFlames」実装後でアルセウスリザードンというデッキがシェア率を伸ばしていた」という対戦環境があるという前提条件となります。
この前提条件がなくパオジアンというデッキを作るとしたら例えば

別に勝てないことはないと思うけど(使ってる人はごめんなさい)

このようなシェア率の低いデッキとのマッチングもリザードンやロストギラティナのようにシェア率が高いデッキ同様に想定する必要があり、先ほどのリストはリストとして不十分だと思います。なんならパオジアンというデッキ自体不正解にもなりえます。
少し話が逸れましたが、何が言いたいかというと「現環境において勝つことに重点を置き、攻略のための効率を最大化させたデッキ」が「環境メタ・環境攻略デッキ」=「ガチデッキ」でちょっと乱暴な言い方ですがそれ以外の環境を無視した独りよがりなデッキは「ファンデッキ・カジュアルデッキ」というのが私の考えです。

君たちはどこで生きるのか?事前と事後

強いデッキを使えば勝てるのか?弱いデッキを使うと負けるのか?
というと一概にそんなことはなく強いデッキでも環境にマッチしていなければ勝てない負け組デッキになりますし、弱いデッキでも環境にマッチしていれば環境の最適解となりえます。
環境の最適解となりえるのかなりえないのか?それに関しては大会が始まらなければ誰にもわかりません。
メタゲームとは「他のプレイヤーたちが事前情報をどのように処理しているのかを知り、その傾向を理解した上で自身の選択をすることで、後出しによる有利を得る戦略」と言われます。そのため、メタゲームが機能するためには、他者の選択が自分が想像した通りの理屈で行われていることが前提となります。
どれだけ環境攻略のために最適化をしたとしても実際の大会環境と想定していた前提条件が全くの別物ではそれはただの60枚の束になる可能性すらあります。上記のようにCL等大型大会となると様々なプレイヤーが参加しており、それぞれ目的も違うこともあるし、また全員勝つことを目的としていたとしても前提条件が違いすれ違いを起こして当然だと思います。そのため不確実性を孕んでいます。それでも勝つことを目標とするならば不確実性に挑む必要があります。
不確実性を含んでいるとわかっていたとしても勝つためのプロセスを踏まなければなりません。そのためのプロセスとして

①環境の自己解釈
②解釈からの考察、分析
③分析を基にした戦略の立案と課題の抽出
④設定した課題をクリアしたか客観的な評価

が必要なのではないかと考えています。
その中で「③分析を基にした戦略の立案と課題の抽出」が今回の話の内容になるのではないかと思います。
例えばタイムマシンで大会の詳細なデッキシェア分布を得ることができたとして、それを活かせなければ何にもなりません。
自身の環境分析を元に自身がどういう立ち位置に陣取るのか?陣取るためには何をすればいいのか?
と考えて生み出されたのが今回の話の「環境メタデッキ」であると考えています。例えそれがしっかりとしたプロセスを踏み、想定していた仮想敵に客観的に判断しても有利が取れていたとして、結果完成したデッキがたまたま存在すら認知していなかったデッキに太刀打ちができなかったとしてそれは結果論であり、「②解釈からの考察、分析」の段階でのミスであると後追い、反省もできると思います。環境の解釈を行い自身の立ち位置を明確にすることが最も大事なことであると私は考えています。
以前にメタゲームに関しての記事を書いています。今回の内容と被るところもありますので興味があるもの好きな方はどうぞ。

終わりに

前々からカジュアルデッキ・ガチデッキと呼ばれるものに対して書こうと考えていましたが、なかなか進まずにいました。
当初書きたかった内容とズレたり、話題があっちこっち言ってまとまりがなく読みにくかったらごめんなさい。
要点だけ言えば「環境を解釈し、解釈を元に勝つことに重点を置き効率を最適化したデッキがガチデッキで環境を考えずに作成したデッキはカジュアルデッキ」であると考えています。
これは自身の考えなので全然違う意見もあると思いますので是非意見などいただけたらうれしいです。
今回は以上になります。それでは長文になりましたが、もし面白かった、続きがみたい、他にもなんか書いてなどありましたら、♡押してくれたりコメント書いてくれたりRTしてくれたら喜びます。

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