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結局私は何位なの?オポネント計算について

はいどうも、ろしです。
最近のポケモンカードの大会は大型化してきて、大人数によるスイスドロー後のシングルイルミネーションによる決勝トーナメントという形式をよくとられると思います。
そんな中、まず目標とするのは決勝トーナメントへの進出でしょう。
スイスドローの順位により出れるかどうかが変わってきます。そんな中、その順位計算ってどうやってるのか?これを知っていると、今後引き分けが1点扱いなどになった時にIDという選択肢をとることもできるかもしれません。
そこで今回はオポネント計算について少し話してみたいと思います。

オポネントとは?

よく「1回戦目に負けたからオポ低いだろうな」とか日常的に使うこともあると思いますが、ここで使われるオポネントとは、オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ/Opponent Match Win Percentageのことで、勝ち点が同じ人が発生(タイブレイカー)したときに順位を決定するために比較される値で対戦相手のマッチ勝率の高さを示すもの(どれだけ勝率がいい人と戦ってきたか?)です。
言ってしまえば、その大会において勝率が高い人との対戦のほうが、勝率が低い人と対戦をしたのより価値がありますよってことになります。
スイスドローでのマッチングは勝ち点・このオポネント計算により決まります。そのため、序盤に負けてしまうとより勝率が低い人とマッチングすることになるため、必然的にオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージは低くなることになります。

計算方法は?

では具体的にどのように計算するのか?ってことですが、いくつか段階がありますので、順番に説明します。
まずは、まず各プレイヤーの「マッチ・ウィン・パーセンテージ」というものを求めます。
これは「勝ち点 ÷(参加したラウンド数 × 3)」で求めることができます。
例えば全9ラウンドで7勝2敗だったとすると。勝ち点は21点ということになります。その場合、「21 ÷ 27」で0.77で77%がマッチウィンパーセンテージということになります。これだけだとただ勝ち点の表記が変わっただけになります。
その後、それぞれのプレイヤーと対戦した対戦相手の数字の平均値ととることとになります。
ただ、そんなことすると、例えば1回戦目に戦った対戦相手が3連敗したとします。そのプレイヤーが上がれる目がない、もしくは用事があって3回戦した後にドロップしたとします。すると0-3でマッチウィンパーセンテージ0 ÷ 9で0%となります。もしかしたら1-8ぐらいになり、少しでも数字の足しになったかもしれませんので不公平になります。それの公平性を保つためにマッチウィンパーセンテージには最低値が設定されています。その値が33%で最低でもこの値は担保されることになります。そして、対戦相手のマッチウィンパーセンテージの平均があなたのオポネントマッチウィンパーセンテージとなり比べられます。

この値が同じ場合、次に「ゲームウィンパーセンテージ」というものの比較になります。
これはBO3のゲームの場合、ただただ勝っただけでなく圧勝したほうが価値が高いという理屈で比べられるもので、「2-1」で勝ったのではなく「2-0」で勝ったほうが価値が高いという理由で比べられます。
ただし日本の大会でBO3はあまり行われないのでこれは考えなくていいと思います。

次に計算されるものとして「勝手累点」が使われるみたいです。これは対戦相手全体ではなく、「どれだけ強い相手に勝ったのか?」ということを示す値になります。対戦相手の中でも、自分が勝った対戦相手の勝ち点数の合計で示されます。

それでも同点の場合は「平均オポネントウィンパーセンテージ」という値を比べることになります。これは各プレイヤーのオポネントウィンパーセンテージを算出して、またそのパーセンテージの平均を取って算出されます。二回同じ手順をするようなことになります。

順番としては
勝ち点の計算

オポネントマッチウィンパーセンテージ

(ゲームウィンパーセンテージ)

勝手累点

平均オポネントウィンパーセンテージ
でマッチングや順位付けされます。
ゲームや大会によってはゲームウィンパーセンテージの次に「オポネントゲームウィンパーセンテージ」という別の数字を比べることもあるので、マッチ表を見る際に対戦相手の名前だけでなくこういうところにも注意してみるとまた面白いかもしれませんね。

最後に

ということでいつもよりも実用的なというか実用しかできない豆知識でした()
こういうものを知ってると少しドヤ顔できて少し楽しいかもしれませんね!
もし面白かった、続きがみたい、他にもなんか書いてなどありましたら、♡押してくれたりコメント書いてくれたりRTしてくれたら喜びます。
それではまた別の機会に。

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