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【ポケカ】殿堂レギュレーションのたしなみ(対コンボデッキ編)

はじめましての方ははじめまして、ろしと申します。
前回Noteにお邪魔しました。前回【ポケカ】殿堂レギュについての雑感+北九州環境について【殿堂レギュ】
という内容で記事を書かせていただきましたが、その第二弾です。

※殿堂レギュレーションという研究が進んでいない分野であるため地域差や人によって考え方が大きくことなる場合があり、共通しない部分も大きくあると思いますので、その点を踏まえて読んでください。

前回は、殿堂レギュレーションの概要という内容で大雑把に全体像を書きました。
今回は具体的なデッキ紹介というよりも、各デッキを作成する上で構成される代表的なシステムカード、抑えておくべきカードを並べて行こうと思います。
その中でも今回はこの間、地元の大会で猛威をふるっていたらしいコンボデッキに対しての対策カードに限定して書いていこうと思います。


対コンボデッキ枠のカードの個別解説

ミカルゲLv39
ポケボディー かなめのふういん
このポケモンがバトル場にいるかぎり、おたがいのプレイヤーは、手札から「トレーナー」を出して使えない。
ー ダークグレイス
自分の山札から、自分のポケモン1匹から進化する「進化カード」を1枚選び、そのポケモンの上にのせ、進化させる。進化させた場合、自分にダメージカウンターを1個のせる。その後、山札を切る。
悪 おにび  10

前回も紹介しましたが、バトル場にいるだけでお互いにグッズを使えなくするポケボディを持っているポケモン。また0エネでほぼノーコストで自分の場のポケモンを進化させることができるワザを持ちます。ソリティア系コンボデッキがコンボを決めるためというよりも、逆にグッズ使用したコンボデッキから守るためのカードという認識で居ます。
またアーケオス(BW2)の存在より進化ポケモンを使うデッキの場合、安全に進化するための保険のような認識です。
初手にミカルゲがあるかどうかでオールイン系コンボデッキに対しての勝率が大きく変わってしまいます。先攻取って確実にミカルゲを前に出すためにアンノーンQ(DP4)などとの併用が必要と考えています。ただし、このカード1枚ではなにもできないため、別途でロックやハンデスに移行する手段が必要となります。あくまでも安全にゲームを運ぶための盾と思っていただければと思います。

アブソル LV. 31
わざわいのかぜ
相手の手札から、オモテを見ないでカードを1枚選び、トラッシュ。トラッシュしたカードが「トレーナーのカード」なら、さらに1枚トラッシュ。
しゅうげき  10
このワザのダメージは、この「アブソル」を手札から場に出した番だけ、「40」になる。(対戦のスタートのときに出していた場合は、そのまま。)

前回のデッキ紹介で出したハンデスをするアブソルです。
盤面を作るコンボデッキに対しては効果は半減しますが、手札にそろえる系のコンボ(探求ポリゴンなど)に対しては効果が高く、コンボパーツを全て叩き落すことで相手の勝ち手段を根こそぎ奪うことができます。このアブソルをメインにせずとも無色1枚でわざわいのかぜを打つことができるためどのようなデッキにも刺すことができるため(オールイン系コンボは打点を持ちにくいので居座りやすいこともおいかぜ)、ビートダウンデッキに刺すことで対策と捕らえることもできると思います。上記のミカルゲとの併用も可能。

ディアルガG LV. 79  HP 100 ギンガ団のポケモン 
鋼無 つんざく 10
次の相手の番、相手プレイヤーは、手札から「トレーナー」「スタジアム」を出して使えない。
鋼鋼無 きずをえぐる 50+
ダメージを与えるとき、すでに相手にダメージカウンターが2個以上のっているなら、20ダメージを追加。
ディアルガG LV. X  HP 120 タイプ
ポケボディー ときのけっしょう
おたがいのポケモン全員(SPポケモンはのぞく)のポケボディーは、すべてはたらかない。
鋼鋼無無 リムーブロスト 80
ウラが出るまでコインを投げ続け、オモテの数ぶんのエネルギーを、相手からはがしてロストゾーンにおく。

ポケボディを止めることができる環境唯一のポケモン、ポケボディに依存したコンボデッキ(カメックス+ツボツボ)などに対しての回答手段。エナジーゲインと一緒に使うことでつんざくを鋼1枚で使用することができ、トレーナーロックを併用することができます。これだけでは打点が足りないので、スカタンクG、タチワキシティジムなどとの併用が必要。
またSPポケモンであるため、上記のスカタンクやクロバットなどと併用させパワースプレーも使用することも考えられるため、より広い範囲のコンボデッキに対応ができます。ただしDPシリーズのカードであるためアタッカーとしてとらえるとカードパワーは非常に低く、ビートダウンデッキに手も足が出ません。
上記のミカルゲを無効化できるためその目的で使用することもあると思います。

オカルトマニア サポート
次の相手の番の終わりまで、おたがいの場・手札・トラッシュのカードに書かれている特性は、すべてなくなる。(新しく場に出したカードもふくむ。) 

みんな大好きオカルトマニア。相手の特性を封じて動きを止める・・・というよりも殿堂になるとアグロ系のデッキがコンボデッキに対しての抵抗としての使用をするイメージです。
ネンドールなどの存在により、サポーターでドローする必要が他のフォーマットよりも薄いため、サポーター使用権をオカルトマニアに譲りやすいため、かなり使いやすいと思います。
逆にこのオカルトマニアがなければオールインソリティア系コンボデッキに対してアグロデッキが本当に何もできなくなってしまいます。

ラフレシア H P 120 
ポケボディー アレルギーフラワー
おたがいのプレイヤーは、手札から「グッズ」を出して使えない。
草草無 げんわくかふん 50+
コインを1回投げオモテなら、20ダメージを追加。ウラなら、相手のバトルポケモンをこんらんにする。

XY時にも同様のカードがあり、どちらか選択ができますがこのラフレシアはポケボディのためオカルトマニア、ダストダスにて止まらないのがメリットとなっています。ミカルゲから安全にロック役をバトンタッチる候補の1つ。巨大植物の森(殿堂ポイント☆☆)との併用も考えられます。
2進化であるためデッキスペースを使うこと、ミカルゲを使用するにしても進化に時間と手間がかかるため、使用できるデッキはかなり限られてくると思いますが、対コンボデッキの枠の候補にはなると思います。

ダストダス HP 100 
特性 ダストオキシン
このポケモンに「ポケモンのどうぐ」がついているなら、おたがいの場・手札・トラッシュのカードに書かれている特性(「ダストオキシン」をのぞく)は、すべてなくなる。

エクストラでもおなじみのダストオキシン。エクストラではサーチが容易で汎用性の高い、アンノーンQ、アンノーンGとの併用が可能であり、特にアンノーンGとの併用することで耐久力が上がります。
1進化、ヘビーボール・ミステリートレジャー対応とサーチが非常に簡単であり、ポケモンコレクター1枚でミカルゲ、アンノーンG、ヤブクロンと持ってくるだけで後1からダストダスを完成させることができます。

ソーナンスHP 110 
特性 がまんのかべ
このポケモンがバトル場にいるかぎり、おたがいの場・手札・トラッシュにあるポケモン(ポケモンはのぞく)の特性は、すべてなくなる。

上記のミカルゲのようにこのカードから展開をすることはできませんが、ポケパワーに依存したコンボデッキに対して一定の効果があります。ただし、ミカルゲと違い逃げるが重いため、アンノーンQに非対応である点はかなり痛いです。エビワラー(ヒットアンドウェイ)など使用するための壁などで使われるか?

エムリット LV. 55
ポケパワー サイコバインド
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。次の相手の番、相手プレイヤーは、ポケパワーを使えない。

CIP能力でポケパワーを封じるポケパワーを持っています。出現時で1回切りのため、使用回数は限られるものの貴重なポケパワーを封じることができるカードです。コンボを決めるタイミングでポンとだす。というのは正直現実的ではないため、循環させるシステムが必要。

パワースプレー ギンガ団の発明 グッズ
このカードは、相手の番に、相手のポケモンがポケパワーを使うとき、使える。そのポケパワーの効果をなくす(そのパワーは使ったことになる)。
自分の場にいるSPポケモンが2匹以下なら、このカードは使えない。

一回限り相手のターンに手札から使用してポケパワーを止めるカード。
使い捨てであり、盤面にSPポケモンが並んでいないと使用することができないとかなり制限が大きいものの、ちゃんと構築すれば使用は可能であり、ポリゴン2のダウンロードを止める、ユクシーのセットアップを止める、ネンドールのコスモパワーを止めるなど、対コンボデッキ以外にも使用可能である点は評価できる。

具体的な運用方法

これらのカードだけではもちろん勝つことはこんなんであり、効果がない相手に対しては全くと言っていい程邪魔な存在です。
なのでここからアタッカーへつなげる手段が何かしら必要です。
・ミカルゲ
展開時はいいものの、攻撃に移行する際にバトル場から離れた瞬間にロックが外れコンボ始動してしまいます。
そのため、ラフレシア、ネンドールorゾロアーク+オカルトマニア、レッドカード+アブソルor怖いお姉さんのような別途の対コンボ手段への移行が必要です。
・アブソル
このカードに関してはサーチ手段が豊富であり、無色エネルギー1つで起動可能なため、アグロデッキに1枚刺すという使い方が考えられます。相手の手札を叩き落とすという性質上、前回の記事で紹介したアブソルコントロールのような使い方も可能です。
・ディアルガG
対ビートダウンデッキをあきらめるなら、ゲロゲダストのようにこのカードで殴り切ることを考えるデッキも考えられるが正直現実的ではないと思います。ゾロアーク系のデッキにSP要素を入れたクロックパーミッション系デッキにするなどの使い方はできると思います。
・オカルトマニア
エクストラと同様の使い方になりますが、殿堂ではネンドールとの併用が可能であり、ゾロアーク以外にもタッグチームやマッシブーンGXなどとの併用し毎ターン連打することも容易にできます。
・ラフレシア
ミカルゲとの併用が前提になりがちです。上記のようにデッキスペースを大きく取るため、使えるデッキは限られます。例えばゲンガー&ミミッキュGXとの併用などもかんがえられると思います。本当にコンボデッキ環境んあった際にはミカルゲ・ラフレシアまでは固定となることもあるかもしれないですね。
・ダストダス
上記のようにポケモンコレクター・ミカルゲ・アンノーンQorGまでは使用する場合の固定パーツ、さらにミツルを併用してもいいレベル。
ブロアーなどまで枠と取り切れないことも多いため、割と耐えてくれます。
・エムリット
パルキアGLvX、デスカーンなどとの併用が考えられます。探求者やAZで使いまわす・・・というのは現実的にどうだろうか・・・。
・パワースプレー
ディアルガGの項目参照。

終わり

コンボデッキ糞とかよく言われますが、対策してないとゲームにすらならないですし、対策してしまえば結構脆いのでクソと言わずに、ちゃんと意識して遊ぶと楽しめると思います。またコンボデッキがなければぶん回りアグロが強いだけなのでやっぱり必要悪と考えてます。
私はやっぱり殿堂と言ったらコンボデッキと思ってますので、肯定的です。
下にはなにもありません。もっと殿堂について考えたいという人がいたらモチベーションになります。




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