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【ポケカ】Expanded Post vol,10 Frontier Siege【エクストラ】

初めましての方ははじめまして、ろし(@roshisyu15)と申します。記事を読んでいただきありがとうございます。
エクストラでの大会も開催されたCL愛知2023も終わりました。私自身も4年振りに参戦することができました。参加された方お疲れさまでした。
私自身はトップカットに残ることができませんでしたが、久々の大型大会を楽しむことができました。
私事は置いておいて、CL愛知が終わり公式のほうでもトップカットデッキの公開されたのでそれらをベースに振り返りをしていきたいと思います。
それで行きましょう。
(私事のCL愛知のことや私の事前の環境考察についてはこちらに書きましたのでもし興味がある物好きな方がいましたらどうぞ)

CL愛知2023 オープンリーグ 2023/2/26

1位:ドラゴンルギア
2位:ドラゴンルギア
3位:ドラゴンルギア
    アマージョ
5位:レジドラゴダストダス
   ドラゴンルギア
        ドラゴンルギア
    雪道フュージョン
トップ8のデッキリストはこちら

前評判が高かったドラゴンルギアが上位の半数を占める結果となりました。自分自身もここまで偏った結果になるとは思っていなかったので驚いています。

ドラゴンルギア

2023/2/26 Champions League Aichi 1st

その中優勝したのはスタンダードでも一時代を築き上げたルギアでした。エクストラで使われるルギアデッキは主に2パターンあり、一つがスタンダードのようにオーロラエネルギー等多色エネルギーを中心に組まれた多色ルギア、もう一つが今回優勝しオープンリーグで多くの人が選択したドラゴンエネルギーにフィーチャーしたドラゴンルギアです。

スタンダードとは違いミツルの存在から初動が最速後攻1ターン目となること、使用されるエネルギーが強力なこと、バトルコンプレッサーの存在から初動の要求値が異様に低いため、安定感と速度、デッキパワーが高いデッキです。
ダブルドラゴンエネルギーにフィーチャしたドラゴンルギアですが、このデッキの特徴は初動でガブリアス&ギラティナGXのジージーエンド、ガブリアスVのソニックストライクの択が存在していることです。どちらもベンチを含めて進化前のポケモンの処理することに長けています。VSTARを中心とした進化デッキを使用した先行2ターン目を初動とするデッキに対して、それよりも早い速度で攻撃リソースを刈り取ることが可能であり、レジドラゴやパルキアといった進化ポケモンデッキに異様に強いという特徴があります。
それだけではなくガブリアスVのベンチ狙撃にてカプ・テテフGXやデデンネGX等の展開ポケモンを素早く2体取り、アーゴヨン&アクジキングGXのカオスオーダーGXでサイドを引き切るプランなど攻めるプランもリソースを刈り取るコントロールプランも高いレベルで両立しています。
ドラゴンルギア自体、今回のCL愛知の少し前から徐々に浸透し始めた印象がありますが、浸透し始めた当時からCL愛知までの短い間に2段階の進化を果たしたと考えています。

バリア―ラッシュ320ダメージ

1段階目がパワフル無色エネルギーの採用です。当初のドラゴンルギアには採用されておらず、進化後のポケモンに対して出力を出す場合はアヤシシVを使用するパターンが多かったです。ダブル無色エネルギー4枚で320ダメージとポケモンVMAXを倒すのに十分な性能です。
しかしミラーマッチを想定した場合、ジージーエンドにてアーケオスを処理される可能性があり、盤面にリソースを固める必要があります。そこでこのパワフルエネルギーを採用し、ルギアVSATRで280ダメージを出せるようにすることが解決策の1つになります。
もう2段階目がVガードエネルギーです。同様のプランを相手も想定した場合相手も280ダメージを出し攻撃してきます。盤面のリソースがルギアVSTARのみとなるためその攻撃を耐える必要があります。そこでVガードエネルギーを採用することでルギアVSTARの耐久値をあげる必要があります。
恐らくミラーマッチを想定した採用だと思われますが、情報の流出が少なく水面下で行われた大会でどこまでたどり着いたのかが一つポイントだったのではないかと思います。
ミラーを想定した場合、さらにイベルタル(s8a)やエアームド(sm1S)などの採用もあり得るため今後の動向にも注意を向けたいです。

アマージョ

2023/2/26 Champions League Aichi 3-4th 

トップ4がルギアに占められた結果の中、トップ4に入り込んだのがこちらのアマージョです。
ルギアVが進化元のポケモンを刈り取ることに特化しており、反撃するためにはさら地から攻撃する必要があり、ルギアデッキに対してたねポケモンデッキは有効となります。
そんな中選択されたアマージョは空の封印石+ジラーチ◇を併用することでサイドを2-2-2と取ってくるルギアに対して3-3と後出しからでも捲れるようになっています。
このような前のめりなデッキは最近までレジドラゴのキバナ始動のカウンターに弱い面があり使いづらさがありました。環境がルギアによって一個進み今までレジドラゴに弱かった有力デッキも少しづつ顔を覗かせるかもしれません。

ミライドンクワガノン

2023/2/26 Champions League Aichi Best16

CL愛知にてルギアやレジドラゴといった前評判が高かったデッキに混じり、選択したプレイヤーも多かったミライドンデッキもベスト16位に入っています。
スタンダードでも活躍中のミライドンですが、エクストラではクワガノンV,サンダーマウンテン、カプコケコ◇といった豊富な雷ポケモンサポートが用意されており攻めのバリエーションが非常に広く、そこにミライドンexが加わることで安定した展開力も獲得しました。
強力なグッズが豊富にあり、それらを使用し展開することが多いエクストラレギュレーションにおいてスタンダード以上に強力に作用するクワガノンのパラライズボルトですが、先行で盤面をグッズや特性を使い展開された場合の巻き返しが難しい他、先殴りされサイドを先行された場合の巻き返しが難しいという問題があり自分自身考察を途中で止めてしまっていました。
環境の中心がルギアとレジドラゴであり、その2つデッキに対してパラライズボルト+カリンの組み合わせが非常に強力に作用しトラッシュ利用デッキに対してけん制するギミックが搭載されています。会場で初めて聞いた時は目から鱗でした。
それ以外にもこくばバドレックスVMAXに対して非常に強力なカプ・コケコGXが採用されており環境上位デッキに対して強い要素が多いデッキです。
ミライドンex自体発売してあまり期間が経っておらず、エレキパワーを使用したアグロデッキといったものやミライドンex+クワガノンV+カプ・コケコ◇だけを出張されるパターンなども考えられるため、今後の動向に注意したいと思います。

総括

スカーレット&ヴァイオレットが発売され、新規カードが実装された他ルール変更によりポケモンのどうぐの挙動が変わったことなど変化が多い中行われたエクストラレギュレーションの大型大会一発目でしたが、既存のデッキに加え新規デッキの開拓、それを受けてのミラーマッチの研究の推進等大きな動きがみられたという印象です。
特にドラゴンルギアの構築の動向は非常に面白く、今後もミラーマッチを巡る動きがみられるかもしれません。

ルギアキラー

今回は紹介できませんでしたが、CL愛知開催の少し前から現れたアローラペルシアン入りのストールデッキはベスト16にこそ入っていないものの多くのプレイヤーが選択され好成績を収めていた印象を受けます。それはまた別の機会にでも出来たらと思います。

終わりに

エクストラバトルの日も終わり、CL愛知も終わり、PTCGOはサポート終了になるなどエクストラ界隈にとっては大きな痛手な今日この頃です。
私自身のことを話しますが、久々の大型大会で真剣に環境考察を進めれば進めるほど面白いゲームだなと改めて思うそんな魅力的なフォーマットです。
この機会にすこしでも興味を持っていただけたらと思います。
それでは長文になりましたが、もし面白かった、続きがみたい、他にもなんか書いてなどありましたら、♡押してくれたりコメント書いてくれたりRTしてくれたら喜びます。

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