三原健司さんの声が好きな話







フレデリックのボーカル、三原健司さん。


わたしはフレデリックの音楽が好きで好きで、生きる理由であり光なのだが、好きな理由の中に特に「声が好き」というものがある。




うつくしい。健司さんの声は、とっても。



正直フレデリックの音楽は理屈じゃなくて直感で好きだからあまり普段は好きを言語化しない、だけどどうしても健司さんの声について語りたくなった。



低めの曲から高めの曲まで見事に歌い上げて、まだまだ人生経験もなくて未熟なわたしからすれば健司さんの歌は、それはそれは自由自在にすべてを操るマジシャンのようで。



いわゆる「邦ロック」というジャンルの音楽を聴くようになってからたくさんのアーティストの歌を聴いてきた。


だからもちろんフレデリック以外にも好きなロックバンドはたくさんあるし、好きな声だってある。



でも、健司さんの声は段違いなのだ。


さっきもマジシャンのようだ、と言ったけれど、本気でそう思っている。


生活につかれたとき、日常の退屈にうんざりしてしまったとき、いなくなりたいとどうしようもなく思ってしまったとき、いいことがあったとき、うれしくなったとき、かなしいとき。


どんな時もイヤホンを耳に差し込んでフレデリックの音楽を再生すれば、彼らの音が、三原健司さんの声がわたしに魔法をかけてくれる。



物理的?技術的?にも、健司さんの歌声はとても素晴らしいんだと思う。あまり専門的なことに詳しくないけれど、地声の張り上げも裏声も上手に使って、とにかく声がブレない。あとロングトーンがとても綺麗。


そして何よりもだいすきなところ、


「感情」が聴こえる。



周りの人たちが多く好きだと言っているようなバンドが、あまり好きでない。自分が天邪鬼なせいなのもあるけど、周りの不特定多数が好きと言っているバンドのボーカルの方は、感情が聴こえないのだ。



技術的にはわたしが評価してはいけないくらいにすごくて、一般的に上手い!と言われるんだろうけど、「歌詞」が「感情」が聴こえない。



簡単に言い換えたら、
なんて言っているかわからない。

自分の技術だけを見せびらかすために歌うような歌が、あまり好きでないのだ。


だから少し話は逸れるけど、フレデリックの中の一曲である、「ジャンキー」の

笑っていたいし 夢中でいたいし
想っていたいし 歌っていたいよ
感情を

フレデリック「ジャンキー」より



という歌詞が大好きだ。とてつもなく。



わたしの心を安心させてくれる、時にはかたく抱きしめてくれて、時には背中を押してくれて時には寄り添ってくれる、自分にとってのおまもりのような健司さんの声をずっと聴いていたいなあ、なんてしあわせを感じている毎日。



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