【テキサスプチ留学記】#1
このほど、17日間の研修期間を終えて、帰国しました。
まずは研修に行かせてくれた家族に感謝です。
どうもありがとう!
そして受け入れてくれたTexas Chiropractic Collageの皆様に感謝します。
素晴らしいケアとサポートをいただきました。
また、この研修を作り運用してくださった、ZENKENKAIとそのスタッフの皆様に感謝します。
素晴らしい経験をさせていただきました、近いうちに必ず戻りたいと思います。
また、私たちの研修にその尊いお体をお貸しくださったご献体の方々へ、深い尊敬の想い、畏敬の念とともに、医学の発展のため献体するという貴い志に感銘を受けました。深い感謝の想いとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
さて、米国研修は上記の通りTexas Chiropractic Collageで行われます。
略してTCCです。
17日間ホテルに住み、大学とホテルを往復します。
最初の5日間は解剖実習です。
解剖実習というと皆さん驚かれるのですが、カイロプラクティックを行う者にとっては必要な学問です。
また、米国のカイロプラクティックドクターはメディカルドクターと同等だそうなので、その教育課程にも解剖実習があり、その実習時間は、メディカルドクターの実習時間よりも50時間程度長いと、現地のメディカルドクターが解説しておられました。
私たちは、午前中、教科書をみて、骨格、筋肉の付き方、神経はこうやって通ってます、ということを医師、ドクターオブカイロプラクティックである、ラリー先生から解説していただき、午後から、実際にその部分を解剖して教科書どおりになっていることを確かめるというスタイルで進みます。
公に不特定多数の方がご覧になるところでの細かい描写は控えさせていただきますが、この印象というか破壊力は想像以上です。
教科書上でしかみたことがなく、日本では医学部に合格しない限りは決してふれることのない、人体の内部。
感動して涙がでるほど、人体の内部は複雑に精巧にできていました。
これを最初はたった二つの細胞の融合(受精卵)から発生させたのだと思うと、命というもののすごさを見せつけられる思いです。
この経験の中で私に起こった変化は2つあります。
一つは、手の感覚が鋭敏になったことです。
頭の中にある、体の中のイメージを手に投影しながら、施術を行うのでより
体への理解が深まったということなのかなと思います。
二つ目は、体がいかに、基礎的なこと「どれだけどんな姿勢で動いたか?」「何を食べてきたか?」、「睡眠はちゃんととれていたか?」に左右されるのか?ということについて理解が深まったということです。
結局ご献体のそのお体は、その方がこれまでの人生(その方は80代でお亡くなりになりましたが)でどのように「食べる、寝る、動く」を実践してきたかの結果を表しているといっても過言ではないのです。
「人間が健康に生きる」というのは、身体をいただいて、使っている私たち自身が正しい環境で正しく実践していくに尽きるのだと思い知らされました。
1回目のこの文章はちょっと重くなってしまいましたが、次回から楽しく勉強してきた様子をアップしますね。お楽しみに♪
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