見出し画像

七つの夜 真夜中の焙煎機-29

2月は手のひらから落ちてしまった。

3月は春の嵐と共に過ぎ去った。

そして今は、もう誰も居ないこの

家で朽ちていくのを待っている。

そう、桜が散るのと同じく、

それではまた明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?