〈参加型権力〉に抗するために〜『やっぱりいらない東京オリンピック』
◆小笠原博毅、山本敦久著『やっぱりいらない東京オリンピック』
出版社:岩波書店
発売時期:2019年2月
2020年東京オリンピックについては、招致活動の段階から反対意見が少なくありません。開催が決まった後も返上を主張する声があちこちから聞こえてきます。
本書は岩波ブックレットの一冊で、五輪が日本社会に及ぼしている/及ぼすであろう影響についてしっかり考える基本的な材料を提供するものです。共著者としてクレジットされている小笠原博毅は文化研究、山本敦久はスポーツ社会学を専門と