HoYoLABで一番になりた「かった」

前回に引き続き、HoYoLAB投稿の下書きを兼ねています。

HoYoLABの先にあるものは分かっていませんでしたが、ただ「上に行く」「有名になる」とだけ漠然と考えていました。

私が投稿し始めた頃のHoYoLABには、明確なトップがいました。
その人を中心に輪が出来ていて、その人の投稿に誰もが注目していて、その人が流行の発信源、ではないとしても流行のきっかけになっていました。
もちろん、当時は見えている範囲が今より狭かったので、過大評価になっている可能性もあります。

「上に行く」「有名になる」と考えだしたのは少し後のことになりますが、その時私の脳内にあったのはこのトップの方でした。

さて、HoYoLABというSNSの特徴として、運営の度重なる仕様変更やイベントについて行けず、古参から順に消えていくというものがあります(もちろん新参も大量に消えます)。

このトップの方もいろいろあってHoYoLABを辞めたんですね。
そして別の人が人々の中心になりました。
他に有名な人も何人かいましたが、彼らも次々とHoYoLABを辞めていきました。

ここまで来れば、HoYoLABで一番になる方法が分かると思います。
「辞めない」、ただそれだけです。
……当時の私の視界の中では、ですが。

その後どうなったかと言うと、私はとても一番などにはなれないことが分かってきました。
そもそも古参全員が辞めるわけではありませんでした。私と同時期に始めた人だって何人かは残ってます。
HoYoLABという環境で閲覧数やフォロワーを増やすことにかけて、私より上手い人など何人もいました。
私がジワジワジワジワとフォロワーを伸ばすタイプだったので、後ろからギュン!と抜かされることなんて幾度もありました。

いくらHoYoLABが小さなSNSだと言っても、日本のアクティブユーザーに絞ったとしても数千から数万はいるでしょう。
まあ、そう簡単な話ではないってことです。

とはいえ、結構早い段階でトップ層にはなれたと思います。
私が「自分はトップ層だ」と思っていたのは、そうですね、2022年の夏くらいからでしょうか。
確かフォロワー1000人とレベル13(金)がその頃だったはずです。フォロワー数で言うと、古参トップ層の背中が見えてきていました。

さて、元々「一番」を意識していた人間がトップ層になったくらいで満足するはずもありません。
ただそれ以上を望むのは無理だと分かっていたので、方針を変えました。

トップ層の中で差別化を図ることにしました。
知名度やフォロワー数では一番ではないけれど、「これだけはHoYoLABで一番だ!」というものを作ろうと思ったんです。

小説は売りにするには弱く、攻略・考察は既に原神の最新コンテンツに追いつけておらず、ネタ投稿一本で勝負する自信もない。そんな中で私が選んだのは、「HoYoLABの知識」でした。

こうして私はせっせとHoYoLABのアプデ解説をしたり、バグ解説をしたり、豆知識解説をしたり、最近の流行の解説をしたりするようになったわけです。
時期としては2023年冬~夏くらいでしょうか。HoYoLABが混沌としていた時です。

このイメージ戦略はそれなりに成功して、今では「分からないことがあったらロゼに聞け」というのがある程度広まったように思います。

ただ、当然と言えば当然なんですが、私の出してる情報まで求めるほどHoYoLABにどっぷりと浸かってる人って結構少ないんですよね。
小説ほどではないですが、売りにするにはやや弱いものを選んだのかなと思いました。

そこで、2024年正月に決めた次の目標が、「イラストと攻略以外で一番になる」ことでした。
これは正確にはフォロワー数の話です。

日本に限定しても、イラストレーターはフォロワー1万超えがゴロゴロいて、攻略関係も5000~1万超えが多くいます。
しかし、それ以外だと3000台が5人(私で6人目)いるくらいなんですよね。壺、写真、小説、コスプレ、考察、ネタ、聖遺物、雑談、BottleMi、どのジャンルでも4000に届く人はいないわけです。
フォロワー数は絶対ではありませんが、ここまで差があるとイラストと攻略は別格であることが分かっていただけると思います。

というわけで、2024年の目標は「5人のフォロワー数を抜かし、イラスト攻略以外でフォロワー数トップになり、イラスト攻略以外で初の4000(できれば5000)フォロワー超え」になりました。

5人のうち3人は既に投稿がほぼ止まっていて、他の2人は5人の中だとフォロワーが少ない方だったので、正直時間の問題だと思っていました。
年明けから、既にフォロワー5000を目標にして動いていました。

過去のデータから、しっかり投稿してさえいれば1年で2000、半年で1000、3か月で500は無理のない目標だと分かっていました。
春には(イラスト攻略以外で)フォロワー数トップ、夏には(イラストry)初の4000フォロワー、冬には(イry)初の5000フォロワー。
多少遅くなったとしてもそう遠くないうちに達成できる。そう信じて疑いませんでした。

だから、1月1日から「しっかり投稿」――念には念を入れて、毎日投稿を始めました。
そりゃあキツかったですが、閲覧数もフォロワー数も過去最高になると思えば苦ではありませんでした(毎日投稿では閲覧数が伸びる傾向があったのでそっちのメリットも見据えていました)。

――――悪夢でした。
フォロワーの増加ペースは想定の半分。閲覧数は過去最高どころか過去最悪。

これでいいねやコメントも減ってたら「毎日投稿のせいでクオリティが下がったせいだ、自分には毎日投稿は向いていなかった」で済むんですが、そこだけはきっちり高水準をキープできてる謎。

今までとは感覚が大きく違い、仕様変更のどれかが影響してるのは明らかでした。
(私の出した結論は「トレンドシステムにおける投稿からの時間経過によるデバフの消失」と「おすすめユーザー欄のランダム性向上」です)

自分のせいなら改善の余地はいくらでもありますが、仕様変更となればそれに対応する以外の道はありません。
そして対応はどう考えても無理としか思えませんでした(桁違いのフォロワー数と知名度で強行突破する)。

かくして私の夢は潰えました。

以前の仕様に戻るか、画期的な対応方法が見つかるかすれば目はあるでしょうけど、その可能性は低いです。

HoYoLAB小説書きの中で一番にはなったことがあるし、HoYoLAB知識で他人に負けてるとも思わないし、その辺で満足しておくべきだったのかもしれませんね。

私の旅はここで終わりです。

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