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【前編】教わる目

最近、私自身がハマっているものがあって、2種類の教室に行っている。

一つは、マンツーマンの個人レッスンで、私自身のことをよく見てくださって解決方法に導いてくれる先生。もうひとつはいわゆるグループレッスン。グループレッスンでは、当然のことながら先生にはそんなに見てもらえない。でも、このグループレッスンにも充実したものがあって、それはいわゆる「人の目」。他人の目なのである。辛い場面でも、隣の人が平然とやってのけると、「自分もできる!」「もうひと踏ん張り!」と思えるのだ。

後者をいわゆる「ピア効果」という。

しかし、グループレッスンでは先生の指示通りに果たしてできているのだろうか?と不安になることもある。 おそらく先生は、教室全体が「できている方向」にむかっていれば特段注意を与えず、あまりにも教室全体と逸脱しているときには、個別注意に回っているようなので、何も言われない限りは「合っているだろう」と推察する。

しかしその反面「本当に理解する」までには時間が掛かる。

なぜなら、個人レッスンで見てもらう機会で、私のやり方があまり的を得たものではなかったことを指摘されるからだ。そして、そこで始めて「本当のやり方」を理解することになる。


では、自分が教える側に回ったときはどうか?

確かに「ピア効果」はものすごく感じる。 必ずしも少人数編成時の生徒さんの進捗状況は良くはなく、2名レッスンのときは、相手側にものすごく左右される。さらに、この相手がいなくなると、さらに甘える方向に行き、進捗が思わしくない人がいるのも否定できない。

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