見出し画像

飾り付けの楽しさ


趣旨が違ってきているような気もするのですが、アクセサリーをイベント等で販売するそのものより、ディスプレイを考える方が楽しくなってきてしまいました。

出店させていただくイベントのカラーによって、出店するアクセサリーの雰囲気を変える様にしたのが始まりです。
全然イベントの趣旨に合わないものを出していたら浮いてしまいますし、何より出店することもまだまだ初心者なので、品物だけでなく、ディスプレイ全体で溶け込むようにするのが大切かと思いました。

最初にお声がけいただいたのは、銀座でのナイトマーケットでした。
宇宙がテーマだったのと立地と時間で、普段あまり使わないシルバーを基本にディスプレイを考えました。
その時の自分の流行りが血行促進効果を狙ったヘマタイトなどの黒い石のものだったので、シルバーが合うと思ったのです。
でも場所が銀座なので、お洒落なオフィスレディさん達ウケを狙って、カチカチに堅い色だけでなく、くすんだ白やピンクを混ぜてみようと思いました。

フランフランで見つけた壁掛けタイプの大きな花が、丁度黒い石で作ったネックレスに合うと思い買ってきました。
ついでにスモーキーピンクの造花も同じ店で。
あとは、夜だから灯りが必要です。
店内の灯りより、手元の光の方がグッとくる
という勝手な憶測で、お客様が見る用の鏡をライト付きのものに。
そしてテーマカラーのくすんだ白としてフェイクパールやコットンパールをガラスの器に入れて、中に人工の蝋燭を仕込みました。

隕石アクセサリーも宇宙がイメージならぴったりです。
パールの縁取りの額縁の中を黒い紙に替えて、アクセサリーを置く敷物にしたら、これまたはまりました。

色の統一はできたところで、商品とディスプレイ全体の下に布をかまさないといけないのに、布を選んでいる時間がなくなりました。

以前マッサージ屋の店でカーテンとして使っていた、薄ら透ける素材の淡い紫のカーテンがしっくりくると思ったので、持って行ったところ、良い感じにまとまりました。

場所や時間帯のイメージには個人差があるとは思うのですが、万人受けとは言わなくとも、大体の人がこう思うのではないだろうか?ということに合わせて作り上げて、それを愛でてくれる人が一人でもいたら、また、それを見た人の気持ちが満たされてくれたら、アクセサリーの質もそうですが、ディスプレイにかなりのエネルギーを注ぐ者の冥利に尽きるというものです。

私の勝手な想像の、銀座で夜お仕事帰りに寄ってくれる綺麗な事務系のお姉様向けのディスプレイに、他者判断ではなく、自己陶酔型の気持ち良さで、良い夜を過ごしました。

ディスプレイについては熱くなってしまうので、もう二、三記事書かせていただきます。

お付き合いありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?