杖でたくさん歩くこと

介助式の車いすが、わたしにとっては一番ラクです。自走式や電動は乗ったことがないのでわからないけれど、誰かに車いすを押してもらうのはラクです。

介助式の車いすは自走には向いていないので、自分で動かそうとすると上腕が筋肉痛になります。自走式のちっちゃい車いすで、ちょっとした段差をスイスイ動いているところを見ると、すごいなぁ、と思います。

そして杖です。一般的には松葉杖が有名ですが、子どもの頃、杖を使って歩かなければいけないことになったとき、松葉杖は脇の下の骨が折れるかもしれないという理由でロフストランドクラッチになりました。

一度、大人になってから体を支えるために一時的に松葉杖を使わなければいけなかったとき、怖くて一歩もあるけず、もともと腕にはロフストランドクラッチで鍛えられた筋肉があったので、ロフストランドクラッチでOKということになったのですが、松葉杖の握り手って痛くなるのかな?

ロフストランドクラッチは半端なく痛くなります。最近は外にあまり出ていなくて歩いてなかったのもあり、1500歩くらいで、だんだん手のひらが真っ赤になります。

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今は2500歩くらい歩いています。帰り道は痛い、痛いと思いながら歩いて帰ってきます。たぶん、数日歩き続けると3000歩、5000歩、と歩けるようになると思いますが、水ぶくれができます。

水ぶくれができて潰れて、またできて潰れてを繰り返して歩けるようになっていきます。ちなみに腕もブンブン動くので、歩いていても全身運動です。

補助的に杖を使っているなら、そんなに痛くはならないかもしれないし、でも全身を支えていると手のひらは痛くなります。手相鑑定とかできなそうなくらい、たこができて生命線とかみえなくなります。

杖も消耗品です。先ゴムは半年くらいでまっ平らなツルツルになるし、杖自体も1年も使えばガタついて使えなくなります。

なのに杖について補助が出るのは4年に1回。以前は先ゴムの補助もしてもらえましたが、今はダメになっても自費です。これが結構高くて、1つ1000円くらいします。

杖も1本1万円くらい。どうなんだろう?わたしの補助靴の補助は1年半に1回です。どちらかといえば杖のほうが先にダメになるのに…

ちなみに靴は13万くらいします。本革なので重いです。1年半も経てば靴底のゴムはツルツルで釘とかがみえちゃう状態になります。

それでも最近は外に出ないので、杖も靴もそんなに消耗しないですが、今の杖がダメになってもあと3年は補助が出ないので、なかなかの困りものです。

杖で歩くことは本当に疲れるので、誰かとこの気持を共有したいのですが、ロフストランドクラッチ2本使って歩いている人を周りでみたことがないので、ぼっちです。

なので自分の考えが偏っているのか、あるあるなのか、よくわからないのです。海外にはいっぱい杖で歩いてる人いるんだけどな…

それでもできたら杖の人をみかけたらやさしくしてあげてほしいと思います。ただ、歩いているときは必死なので、会話をあまりできないので、できるだけ歩いているときには話しかけないでほしいというのが本音です。

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