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夢を叶えるには準備が必要

ん〜言葉が合ってるかわからないんだけど、わたしは察しが悪い?いや、本質が読み取れないていうのかな?
とりあえず、本や映画を観るのは好きなんだけど「あそこがよくわからなかった」ていうと「え〜お姉ちゃんありえない」と言われる。

言い訳だけさせて!
察しが悪いと言ったけど、コミュニケーション能力は人並みにあると思うし、国語は得意教科だった。だから、そうゆう能力はあるんだけど、読解力?は違うか(だって、国語の点数よかったもん)、「物語の言葉にしないけどわかるじゃん」てところがわかんないのかなー?

まあ、読後の感想がまとまらないというか「よくわからん」が毎回なので、まだまだだなと思うのである。


けむたい後輩』を読んだ。
主な登場人物は3人。1人目は、14歳のときに詩集を出版し未だに過去の栄光を忘れられない栞子。2人目は、そんな栞子しおりこにあこがれて同じ大学に入学した真実子まみこ。3人目は、真美子の幼馴染で、女子アナという夢に向かって鍛錬する美里みさと

物語は栞子目線と美里目線で進んでいく。真実子は、栞子に心酔していて「依存してるんじゃないか」という度合いで、ぞんざいに扱われても電話1本ですっ飛んでいく。すっ飛んできてくれる真実子の想いに応えはしないけど必要としてる栞子と、親友がそんな扱いされているのをみて栞子のことをよく思っていない美里の大学4年間の話だ。

栞子目線も美里目線も必ず真実子は出てくるので、1番の主人公は真実子じゃないかと思うのだが、よく考えたら真実子目線は1回もなかった(気がする)。

だから、真実子が実はどう想っていたかどう感じていたかは最後まで分からず、エピローグで急に今までの真実子像を超えていったから「、、、、?」と思ったと同時に、「栞子ざまあみろ」と思った。

3人の生き方の中で1番あこがれたのは美里だ。

美里はまじですごくて、女子アナという夢を叶えるために大学1年から努力していた。毎日を夢を実現させるために費やしていて、ひたむきにがんばれる強さがすごいと思った。

なんの準備もしていないのに夢みたいなことを平然と口にする

美里のこの言葉を聴いて、夢はやりたいと思ってすぐにできるものではなくて、毎日たねをまいて、必死に水をやって叶えられる。
「夢を叶えるためには準備が必要なんだ」と当たり前のことに気づかされた。

勝負に出ないのは、何がなんでも負けたくないからでしょ?

これも美里の言葉。そして1番ギクッとした。
わたしは過去に逃げ出したことがある。テストの結果がまぐれで良かった。だけど、次も同じような結果にしようと思ったら美里並みの努力がいる。

「そんな努力はできない」と思って逃げ出したんだけど、本当は努力して負けるのがこわかったんだろうな。

そう思うと本当に美里はすごい。努力して負けても、また立ち上がった。その強さにとてもあこがれた。


栞子は昔のわたしに似ている。

好きなことを仕事にしたい、とは言えない。それにはものすごいパワーと努力が必要に違いないから。
先延ばしにはもう出来ない。目もくらむほど面倒な気がして、ため息が出た。

楽な方に乗っかろうとして、けっきょく面倒な道を選んだいたころの自分に。

最後まで栞子は変わらなかったけど、栞子も自分で1歩踏み出せるといいなと思う。

栞子も真実子も美里もどっかしら自分に似ているところがあって、良いところだけじゃないから共感したり軽蔑したり、いろんな気持ちになって大変だけど、一生思い出に残るだろう学生生活でうらやましい。



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