見出し画像

くすりは飲んだの~❔

お待たせいたしました~!
(えっ!待ってない…?。そんなことないよね…。ねっ。ねっ。ねっ!笑)
介護専用マガジン、記念すべき第1回目となります👏👏👏…!

今日は、わたしの母のケースを例にして、在宅介護の中でも実は結構難しい、薬をきちんと飲んでいるかの確認方法…初級編をお送りいたします。

第1章:最近、薬飲み忘れているっぽいけれど…のアルアル

うちの母は認知症とまではいきませんが、ここ最近明らかに、物忘れが増えてきており、会話が噛み合わないこともしばしば。薬の飲み忘れが見られるようになりました。

だけれど、「服薬カレンダー」などの飲み忘れ予防アイテムを使用するのはまだ早そう。
※リンクタイプの服薬カレンダーですが、簡易的なものでしたら「100円ショップ」で売っています。売り切れている事も多いので、確実に手に入れたい場合は、処方薬局さんか、ネットでご購入される事をおススメいたします。

母は、自己管理でやっていきたい気持ちが強いです。そこは尊重していかないと、私も辛いですし、一番大切なことである、本人ができる事を奪う行為となってしまいます。

とは言うものの、飲み忘れを都度気にしてイライラするのはイヤです。母としても毎回毎回「薬飲んだの?」と尋ねられるのは気分悪いでしょうしね(;^_^A

在宅介護アルアルだと思うのですが、地味にストレスが溜まるのです…。さて、どうしようか…。

第2章:「いつもと違う動きをしていないか」

①「ADL」
②「IADL」

近年メディアでもよく取り上げられている言葉ですので、ご存知の方も多いかと思いますが、この①②を何となくでも知っておく事で、身内のちょっとした変化に気が付きやすくなります。

1人で抱え込まないために、自分を守るための大切なメモと思って、ちょっと読んでみて下さると嬉しいです。

①ADLとは?
ADL→日常生活動作Activities of Daily Livingの頭文字)
※BADL(Basic ADL)と同じ意味です。
日常生活動作→身の回りの動作・移動動作・生活関連の動作
※起き上がり、移動動作(歩行)、着替え、食事、トイレ、入浴、洗顔、洗濯、料理、掃除、交通機関の利用など、日常生活に関する動作のことです。
②IADLとは?
IADL→手段的日常生活動作Instrumental Activities of Daily Livingの頭文字)
手段的日常生活動作→買い物(金銭管理や決めたメニューに関して、どんな材料を買えばよいか)、服薬管理(いつ飲むのか、朝昼晩寝る前などの服薬ルールを理解し飲めているか)、電話の応対など、日常生活動作の中でも、自ら何らかの方法を考えて行う必要がある動作のことです。

この①②の動作を、どれくらい自力で行えているかを普段からアンテナを張って見ておくことで…。



・「あれ?1か月前までは、問題なくトイレに行けていたのに…。最近ちょっと、辛いのかな…。」
・「あれ?ふと袋をのぞいたら、薬が減っていない…。飲み忘れかな…。」


などなど、疑問に思う確率が高くなり、専門機関への相談を早めに行うことができます。

因みに、ADL、IADLの正式な評価はケアマネージャーや、介護福祉士、医療従事者の知識、経験で判断しているものではありません。きちんとした評価スケールに基づいて判断します。ここでは、気づきの材料としていただけたらと思います。

第3章:「声掛けのタイミング
-くすりは飲んだの~?-」

第2章でお話ししましたが、「薬の飲み忘れ」は、IADLの動作です。
母の話に戻りますが、ここ1年でADLもIADLもかなり落ちてきているなあ。と感じています。

さて、飲み忘れをなるべくなら防ぎたいので、日頃どうしているか。我が家の場合はこんな感じです。

①私が不在の場合

・明らかに、ほぼ毎日飲めていない状況になれば、認知症を疑いますので医療機関への受診を計画します。

・週に1~2回程度であれば、もう仕方なし。と思っています。
(1回でも飲み忘れた場合、命に危険性がある状況になれば話は別ですし、その場合はヘルパーさんなどの介護保険サービスを増やす選択肢を取ります。)全て気にしていたら、介護者である私のストレスになり、お互いにとっていいことが無いので…。

②私が居る場合

・我が家では、私が休日で在室していても、一緒に食事を摂るのは夕食のみです。朝と昼はそれぞれのタイミングで食べています。
※母は電子レンジでの温め直しと、お皿2枚程度なら辛うじて自分で洗えます。

・食後の母の流れと言うのは大抵決まっているので、いつもと同じ流れで動いている時は問題なく飲めているのです。

・例えば食後。食べ終わった食器を台所へ持っていく→冷蔵庫から水を出す、もしくは自室から薬を持って、冷蔵庫まで行きその場で飲む。この流れならスムーズに行きますが、この途中でトイレに行ったり、私と雑談をしたりと、何かしら別のアクションを挟む忘れてしまう事が多いのです。洗い物の途中でトイレに入ると、続きを忘れてしまっている事もありました。

・このような目に見えて分かりやすい事なら「お母さん、洗い物途中なのは別に構わないのだけど、薬はのんだの?」と言いやすく、母もハッとしてすんなり思い出してくれるのです。(とは言え、実際これが続いたら専門機関受診なのですが。)

・やりにくいケースとして。食後にすぐ飲んでくれれば良いのですが、5~10分程度のんびりしてから飲むパターン…。
ここで、「お母さん!ご飯食べ終わったら、すぐに飲んでよ!」と、毎回言ってしまうと、母には母のペースがありますので、イライラされるのです(笑)そして、私もイライラしちゃいます。これお互いの心の健康に良くないパターン。

・そこで、うちは豪邸ですから…((笑))私が自室に戻っても母が冷蔵庫を開閉する音などが丸聞こえです。
ですので、音で「あ。飲んだな。」と判断したり、しばらくして母の部屋に行き、まだのんびりしている様なら、「くすりのんだの~?」と、ここで聞きます。そうすると、母も不穏になる事もなく、私もイライラせずに済みます。要は、少し時間を取り、様子を見てから聞いているのです。

・これは介護職として、ご利用者に接する時にも言える事ですが、介護技術の1つとして、やはりご本人のペースを掴む事、出来る限り尊重する事が大切です。私生活で仕事の経験が活きて良かったな。と素直に感じました。

まとめ

最近の母ですが、やはりコロナの影響で外出制限せざるを得ないところが、だいぶ効いてしまっている感じです。

介護保険のサービス理学療法士(PT)さん、看護士さんが来て下さるお陰で、母は入浴や排せつなどの自立が保てています。コロナの影響で、こういったサービスを断っている方も多いかもしれませんし、色々と心配になるお気持ちは分かりますが、お互いにきちんと感染対策をして、なるべくならサービスを受けた方が良いと、私個人は感じています。

この状況下の中、懸命に母を見て下さっているPTさんや、看護師さん、そしてケアマネージャーさん…。ほんっっっとうに、ありがとうございます(#^.^#)お陰様で在宅介護が出来ています。
※のところをクリックするとリンク飛べます。

以上、第1回目でした!介護保険とはなんぞや。などのお話しも少しずつしていきたいです。

ではでは。
最後まで読んでくださったあなた様へ。本当にありがとうございます(*'▽')

服薬確認



サポート下さると、本当に嬉しいです!😊 もちろんクリエイティブスキルを上げるために使わせていただきます!