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助けあ~いで絆を紡ぐ浅草人情物語『逃走中 ~ハンターと浅草の相棒~』ネタバレ感想

まる子役の後任に決まった菊池こころさんと矢吹奈子さんの声が似てると思ってるのってわたしだけなんだろうな(デジモン観て思った)



【今回の逃走者(19名)】
★糸井嘉男
井上裕介(NON STYLE)〈6〉
★岩渕真奈
★小栗有以(AKB48)

河合郁人〈3〉
キンタロー。〈2〉
★志田こはく
DAIGO〈2〉
ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)〈2〉
浪川大輔〈4〉
長谷川雅紀(錦鯉)〈2〉
★深澤辰哉(Snow Man)
★松尾諭
水田信二
〈2〉
みなみかわ〈2〉
★山添寛(相席スタート)
★山之内すず
ゆきぽよ(木村有希)
〈2〉
★ゆみちぃ(木村友美)

〈〉内は逃走中の参戦回数、★は初参戦。


逃走成功予想

本命:深澤辰哉
対抗:糸井嘉男
単穴:河合郁人、山之内すず
連下:DAIGO
注目:小栗有以、みなみかわ
応援:井上裕介

カンニングしてないって言いましたが山之内さんだけは他人の意見を少しだけ参考にしました(小声)


https://tver.jp/episodes/epd71h4hhl

https://tver.jp/episodes/ep0wvq630y

上が前編のリンク、下が後編のリンク。以下ネタバレ注意!!







色々あったけど、何とか無事に放送された20周年イヤー最初の逃走中。今回はタイトル通り逃走者同士が「相棒」になり、誰を信じるかが攻略のカギとなる。最も、逃走中はあくまで個人戦であり、自分が逃げ切らなければ賞金は得られない。逃走中はこれまでも他の逃走者を犠牲にしなければならないミッションが登場し、特に去年の『ハンターと強欲の王』はキャスティングもさることながら非常に容赦のないゲームだったコトもあり、今回もそっち寄りかな?と思いましたが、


普通だ。


普通に友情に勝るモノは無いぜ!な回だ。


まー、それこそまた裏切り!蹴落とし合い!とかだったら去年の二番煎じだし、最近やったばっかだからスタッフに「お前ら挑戦していくんじゃなかったのかよ」と言いたくなってたから、そりゃ別路線で行くよなとは納得してますが、綺麗すぎね?だってこれ逃走中だぜ、人裏切ってナンボでしょ?みんなで仲良く逃走成功できるようなゲームじゃないんだぜ、他のプレイヤーは潰してくもんでしょ?ちょっとわたしおかしいですね。落ち着きます。

えー、その、わたしも去年で言うと碧海さんと岡野さん、西さんとせいやさんの絡みに心躍ってたりしましたが、あれは発言の内容に共感したり混沌漂う中での清涼剤みたいなモノだったので、普通に絆絆してる回での友情はあんまり性癖に刺さらないんだなと思いました。あくまで逃走者同士のはね!!(謎の半ギレ)(この言葉の意味はこの後判明します)



いやでも、だからと言って全く見どころが無かったと訊かれたら全然そんなコトもなくて、例えば今回のエリアとなった浅草は、夜明け前の浅草は街灯の付いてない道も多く暗く不気味で、夜明け後も曲がり角の多い地形も相まっていつハンターが現れるか分からない緊張感を煽り、井上さんや河合くんの時みたいに急にハンターと鉢合わせするような恐怖もあって、「浅草怖っ!」って思いましたよ。後半からは通行人の数も増えてきて何か起きてしまわないかそっちの意味でもヒヤヒヤしてました。こりゃ聖地巡礼行く時も朝から人いっぱいだろうなぁ、平日9時のお台場より多かったと思いますよ。

そういや例の件の影響か、逃走シーンではやたら「※許可を得て撮影しています」のテロップが挿入されていたけど、神経質になってるとも受け取れますが少し前まで他局でそういうネタを利用していたドラマが放送されてたせいで「そっちの影響も受けたのかな」と思ってました。半分ネタです。
今後も市街地の逃走中を開催するべきか否かは意見が分かれると思いますが、わたしとしては「やってもいいけどホントに気をつけてやってな」としか言えません。本家のスタッフは80%くらい信用してますがそれでもさっき言った通りヒヤヒヤする場面が多々あるので・・。


さて肝心の逃走者について。さっき言った通り逃走者同士の「絆」に関してはそこまで好みのモノではなかったんですが、全体的に好感度が上がった人が多かったなと思いましたね。まずはノンスタ井上さん、放送までの経緯が経緯だけにこの人なくて今回が存在しないと言っても過言ではありませんでしたが、今回のゲームの主役は深澤・みなみかわペアと糸井・DAIGOペアだったとしたら、井上・小栗ペアは影の主役だと思います。初参戦のプレイヤーとそれを引っ張っていくベテラン、意外とお似合いな男女の組み合わせは王道感もあって普通に応援したくなるよね、他の男女ペアが軒並み片方もしくは両方脱落したのもあったし。井上さんの女性好きキャラも田中さんが「恋愛中」を卒業した今なら希少だしね。黒川?アレはキモキャラでしょ(笑)。

繰り返しになりますが、放送までの激動の中で逃走中を嫌いにならずに済んだのは井上さんのおかげだと本気で思ってるので感謝してもしきれないです。ホンマありがとうございます。小栗さんも今後、もし星テレのドラマに出演するコトになったら全力で推させて頂きます。


男女の組み合わせといえば、ゆきぽよさんと金魚すくいの少年の絡みはグッときましたわ。筆者が普段からお姉さんと少年のカップリングがたまらなく好きというのもありますが、妹(ゆみちぃさん)のためでなく、金魚を欲しがる少年のために苦戦しながらも試練に挑むお姉さんとか、こんなの好きになるわ!!!去り際の「またね」「お姉ちゃんも頑張ってね」と交わすところとかてぇてぇにも程があんだろ!!!メタ的にはNPCなのに再会を期待させるような挨拶するなんて神対応すぎるしわたしが少年なら惚れるよ。なので今日からゆきぽよお姉さんと呼ばせて頂きます(キモくてすみません)。

最終ミッションで少年も通報部隊の一員となってたけど、彼がゆきぽよお姉さんを通報しなくて良かったよ・・・、もし彼の通報によって確保されてたら脳が破壊されてましたよ。薄い本でもそんな展開見たくないわ。なのでそんな胸糞展開を現実にさせなかった山之内さんにも感謝してます、ありがとうございます。助けあ~い、大事。


なんか話が気持ち悪い方向に行ってしまってるので他のペアの話でもして軌道修正しましょうか。今回一番目立ってた深澤・みなみかわペアは
それぞれ運動神経と視力に長けた2人で相性も良く、キャラ的にもみなみかわさんは裏で悪態を吐きながらも何だかんだお互い信頼関係が生まれていくのはこれまた王道の凸凹コンビらしく、変態的趣向になってたわたしも結局「イケメンと芸人のコンビはええもんやな」と回帰してました。

深澤くんも、放送前からプッシュされ実際のオンエアでも「今回の副題『深澤と相棒のみなみかわ』の間違いだろ」と言いたくなるくらい出演シーンが長尺で逃走シーン、ミッション、相棒との絆とどれも撮れ高に恵まれてましたね。ほぼ休みなしで走ってたらそりゃ最後はスタミナも切れるし筋肉痛にもなりますわ・・・。余談だけど、公式Tiktokの意気込み動画の再生回数が深澤くんだけ桁違いだったのでSnow Man効果の凄さを味わいました。すみませんわたしは逃走中の目黒くんと佐久間くんのアニヲタキャラぐらいしか知らなくて。

深澤くんとは対照的に河合くんは自分の身を案じて下手に大きく動かない姿が印象的だったけど、彼の自由奔放ながら何だかんだ他人をほっとけないスタイルは、今回は表に出るコトはあまり無かったけど誰を信頼するか・裏切られないようにするかがカギとなるゲームになると、ああいう俯瞰的に立ち回る姿は一番冷静に動けてるなと思いました。わたしも普段「俯瞰」を意識してるのでああいうプレースタイルは憧れますわ。




糸井さんは去年の槙野さんの例があったので逃げ切るのは容易に想像できましたが、最後はヒヤヒヤしましたね。残り20秒で逃げた先にハンターがいた時は全滅がよぎりましたもん。それでも危うく挟み撃ちになりかけたところを瞬時に引き返してタイムアップまで走り切れたし、それまでの活躍も相まって現役引退しても超人のままなんだなと日ハムファンとしては感慨深くなりました。頭も相変わらずなようで。

でも一番の勝因はやっぱりDAIGOさんが真っ先に通報を止めてくれたからだよね。そういう意味では糸井さんの超人的身体能力とDAIGOさんのサポートで掴んだ勝利とも言えるので、タイトル通り”相棒”との絆で上手く絞めれたなと思いました。糸井さんは賞金山分けしようとしたもののDAIGOさんは断ったらしい両方の人の良さが伝わる後日談もあったみたいですし。というワケで最後にこの言葉で締めて総括に入ります。DMKDAIGOさん・ジで・っけぇっす)。




【総括】
書き上げてみると性癖に刺さらないまでも今回の殆どのペアを好きになれてたコトに気づきました。いやホントああいうのが普通なんだよ、今までがペア組み替え・解消とかあったからそう思えてしまうのも仕方ありませんが。

ちょっと嫌らしめの言い方になりますが、今回はミッション以外でも全体的に地味、大きな番狂わせも起きなかった(せいぜい岩渕さんが前半戦で捕まったくらい?)尖りの無い普通寄りの回だったとは思います。でも今は普通でもありがたいよ。裏を返せば声を荒げたくなるような悪い部分も無いってコトだしね。
少し前までは放送中止にならないかヒヤヒヤしてたのでね、やってくれるだけで心が救われます。わたしも春の改編期で好きな番組が2本、地方局打ち切りも含めると3本も終わってしまったので(うち一つはリニューアルされますが)、一定水準さえ満たせばとりあえずそれで構いません。推し番組は続く限りは続いてくれ。まさか3本も一気に終わるとは思わなかったから。とりあえず、20周年イヤーの出だしは無難に終えれたと思います。次回の放送は夏頃と仮定した上で、また27時間テレビとのコラボか映画と連動した回のどちらかと予想してますが、そのどちらか、もしくは別の内容だったとしても楽しみに待っていますから。


最後に。この場を借りて今年のわたしの目標を発表させてもうと、2024年は逃走中に熱中しすぎないようにしたいと思います。
去年は仕方ない状況だったとはいえ「あはははははは!逃走中逃走中逃走中逃走中逃走中!」と見事なまでにキチっていてその結果が先月のアレなので、放送を楽しみにしつつものめり込みすぎないようにしていくつもりです。幸いにも、今はグレートミッションの30分前にテレ東でやってるロボアニメや、浪川さんが胡散臭い謎の男役で出演している少女たちが列車で池袋を目指すアニメにもハマれているので、今はいい感じのバランスになっています。生きがいではあるけどあくまで楽しみの一つとしてね、折角の20周年記念イヤーを楽しめればいいなと思っています。







【おまけ①】逃走中グレートミッション 新OPについて

現在大好評放送中(筆者調べ)のアニメ『逃走中グレートミッション』。Mission50からはラビをはじめとする新キャラの登場、颯也たちの衣装リニューアルに合わせてOP映像も一新。歌詞は2番のものが使われ、強敵臭漂う雪之丞らA3コロニーの逃走者、謎に包まれた怪物や人物たち、不穏さも交じった今後の展開を暗示させる演出など、クライマックスに向かっていくアニメを盛り上げるOPとなっております。

しかしまぁ、ルナとハルのヒロイン力が強すぎる!!!ルナはね、まごうことなきメインヒロインですし、Mission50でも颯也に惚れてるような描写があったけど、あんだけ一緒に苦難を乗り越えてきたら好意も芽生えますよ。だがもしかしたら真のメインヒロインはやっぱりハルなのかもしれん・・・、メインキャラは死なないだろという安心感がこのアニメにはあるけどハルだけはホントにどうなるか分からんわ・・・。わたしは最終回のラストシーンはトムラ兄弟が海を見に行く約束を果たして終わって欲しいと願っているが、はてさて・・・・・。

ただ、これだけは言いたい。ラビが完全にヒロインとして2人に負けてる!!!ラビは最近出てきたばかり(厳密には以前から出てますがそこはネタバレ防止)なので付き合いの長さならルナやハルには負けるけど、颯也とラビのコンビもなかなかいいんですよ。
颯也とルナが共に戦う現代的な男女ペアだとしたら、颯也とラビは守る主人公と守られるヒロインという古典的だが王道の関係だと思うんですよ。わたしはルナもハルもラビも皆好きですが派閥で言うならラビ派ですね。なにせ担当声優が下地紫野さんというのが強すぎる!!下地さんが主演を務めたアイドル活動アニメが個人的歴代トップ3に入るくらい好きなので、宗教上の都合を含めても推さないワケにはいかんのですよ。ただ、あいつ所謂”負けヒロイン”だろうな・・・。ああいう子供向けアニメは基本主人公とメインヒロインがくっつくもんだし、ラビの勝ち目は薄いと思われる・・。くそっ、こうなったら颯ラビの二次創作SSでも書くか。颯也とラビはおれが幸せにしてやる!!!(ホントに書くかは不明です)





【おまけ②】逃走中の映画について、その②

えー、逃走中の映画の出演者やストーリーが公開されましたが、わたしこれ合うかな・・・と少し思ってます。

まず、わたし逃走中に「捕まったら死ぬ」みたいなガチのデスゲーム要素はあんまり求めてないからです。ゲームオーバー=死なんて今やありがちすぎる設定ですが、わたしが逃走中が好きなのって「遊びの一環」だからだと思ってるからです。グレートコラボSPの感想でも言いましたが、出演者やスタッフにとっては生活していく上での立派な”仕事”であるものの、一視聴者のわたしはスポーツ・ゲームのようなエンターテイメントショーと受け取っており、鈴木拓さんのようにゲームの結果や過程が現実に影響を及ぼすコトはあっても「別に捕まったって誰も死なないし重大な責任がのしかかるワケでもない」と気楽なスタンスで視聴しているからこそ、ホントに命懸けのゲームにしてほしくなかったという想いもあります。

グレートミッションも逃走者がしょっちゅう命の危険に晒されてますが、あれはアニメならではの演出・メタ的な事情を考慮すると悪人以外はホントに殺したりはしなさそうなので全然受け入れられてるんですが(前述の通りハルはどうなるか分かりませんが)、今回の映画は実写ですからね。二次元もしくは2.5次元ならデスゲームでもすんなり受け入れられそうですが三次元だとちょっとなぁ・・・となっちゃいます。ゾンビハンターとかも最初見た時「そんな『がっこうぐらし!』みたいなモンいらねぇよ!」と思っちゃったので。


まあ、そんなコト言ってますが観に行く予定ですよ。公開まで3ヶ月以上あるし、その間に「本家と映画の逃走中は別」と割り切れると思います。一瞬だけでも金城碧海さんの夢女になった経験もあるので、それ目当てもあります。実写映画とかでアイドルグループに所属しているタレントが主演だと「ゴリ押しキャスティング」と叩かれるイメージがありますが(古いイメージなので今もそうなのかは知らないです)、今回の主演陣は半数以上が本家逃走中に出演したコトのある方なのでそういうのも上手く逆手にとってんなーと思いますよ。
てか、バラエティを「本家逃走中」と書かないといけないくらい今の逃走中はメディアミックスが充実してるわね・・・。それによるデメリットも発生してしまったけど、こんなに逃走中に満たされる人生は今後もあるかどうかは分からないので、摂取できるもんはしときましょうかね。

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